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    ゆずしろ

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    ゆずしろ

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    勝ったら負けた方を好きにしていい勝負をした童猗窩イラストのその後

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    #童猗窩
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    ほしいも

    DONE甘い匂いの猗窩煉
    ■にょた百合現パロ
    匂いを言葉で言い表すのは難しい。誕生日プレゼントに、と贈られたボディクリームの蓋を開けると、贈り主の女と同じ、まろい雰囲気の、甘く、ねむたい香りが広がる。ホイップクリームのような空気をたっぷり含んだテクスチャーで、肌に乗せてもベタ付かず、それでいて保湿は申し分ない。正直に言えば気に入っていて、貰ったその日の晩から毎日使っている。きっと、底が見えたら自分で買い足しもするだろう。
     唯一気になると言えば、風呂上りに塗布するのが日課になったこのクリームの香りで、必ず兄弟の彼女である贈り主の顔が浮かぶこと。それに連鎖して兄弟のことも脳裏に浮かび、今日もこの眠たい匂いがする女と一緒に過ごして、だらしなく鼻の下を長くしているのかと考えてしまうこと。クリームを指で掬って、ショート丈のルームウェアから伸びた足に塗り付ける。足首から脹脛を撫でて、膝頭の乾燥が目に付くとクリームを足す。兄弟は知っているんだろうか、お前が宝物のように大事に抱いて寝ている女と、血を分けた妹が同じ匂いだという事実を。

    「なあ、今日のお湯すごい色だったぞ。何か混ぜた?」
    「混ぜていない、もらいもんの入浴剤だ。」
    「ふうん…なんか 1438

    ほしいも

    DONE煙草を買いに行く
    ■猗窩煉です
    ■現代パロディ
    「……。」
     深夜のコンビニ。店員の姿は見えない。カウンターの奥に並べてある、彩り豊かなパッケージに睨みをきかせる。先日配置換えを行ったばかりの棚の中で、小さな長方形の紙パッケージが大人しくいい子に整列していた。
    「お待たせしました、どうぞー。」
     レジ奥からアルバイトの青年が小走りで出てくる。会計待ちだと思われたのだろうが、自分の手元にもカウンターの上にも商品はない。
     目線の先に並んだパッケージから、目当ての銘柄を探す。焦点の会わない視界、僅か1メートルばかりの距離でも識別するのは難しかった。眉間に力を込めたまま、黒い紙箱を探して目を凝らす。
    「すまない、先週まで3番だった…。」
    「ああ、こちらですか?」
     仕事人を手ぶらで待たせている時間が耐え切れずに、誰に言うでもなく呟く。すると、直ぐに目当ての銘柄をカウンターに出してくれた。それも、注文する前から2箱準備をする気の利きよう。いかに、このコンビニに足繁く通っているかが分かる。
    「それだ、ありがとう。」
    「いつもありがとうございます。」
     スウェットのポケットに手を突っ込んで小銭を漁る。逃げ回るコインを追うのを邪魔するのは、部屋を 830