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    春日井

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    春日井

    ☆安静的关注

    途中までです。
    ジューダスがテイルズオブデスティニー2のED後、デスティニーの始まる少し前に逆行する話。
    「歴史を変えては行けない」と思って歩み始めたらカイルが居て振り回されるリオン不憫話。
    つまりはただのギャグです。

    #テイルズ
    #デスティニー
    #TOD
    #TOD2
    #リオン
    #ジューダス
    #カイル

    リオン「お前の存在が悩みの種だ!少し黙ってろ!」!」光に包まれる。
    フォルトナを倒し、世界が本来在るべき姿へとなった。自分がどうなるのかなんて分からない。時空の狭間を漂うか、それともリオン・マグナスとして消滅していくか……でもそれで良い。あいつらと会えた。それだけで十分だ。

    眩しさに目を瞑る。
    ありがとう、カイル。みんな…………




    ──ちゃん、坊ちゃん

    『坊ちゃん!もう朝ですよ!』
    「ん…………えっ」
    懐かしい声に慌てて目を開ける。
    開けて驚いた。シンプルながら調度品は高価なものが誂えられ、棚には専門的な本が並んでいる。
    部屋に似つかわしくない花瓶は毎日彼女が替えてくれていた……
    「ぼくの、部屋……?」
    『何寝惚けているんですか!今日は城に呼ばれているから早めに起きて準備しないとって昨日言ってたじゃないですか!』
    「城……?」
    懐かしい声が捲し立てるような言うも、理解が追いつかない。
    ここは一体。僕はどうなって……いや。
    「生きているのか、僕は……」
    『えと、だ、大丈夫ですか坊ちゃん?』

    そしてどうやらリオン・マグナスとして過去に戻ってしまったようだ────


    コンコンとノックの音が聞こえた。
    「おはようございます。リオン様」
    「入って良いぞ」
    僕の言葉に扉が開き、姿を現したのは懐かしい彼女の姿。
    「おはよう、エミリオ」
    「マリアン…………」
    涙腺が緩みそうになるのを必死に堪える。だが声が掠れてしまい、体調でも悪いのかと心配されてしまった。
    「な、なんでも無いよマリアン。ちょっと夢見が悪かっただけで……」
    「あら、大丈夫?今日はお城に行くんでしょ?」
    「うん……ちょっと気が重いけど頑張ってくるよ。戻ったらマリアンのプリンが食べたいな」
    子供じみた願い事。それでも、彼女にだけはそれを言うことを許されていた。
    「ふふ、分かったわ。腕によりをかけて作るわね」
    「うん、楽しみにしているよ」

    そして僕は城へと向かった。
    このタイミングだから、恐らく客員剣士になれというものだろう。
    先程時系列を確認してようやく理解した。僕は完全に過去に、それもスタンやルーティと会う前に戻っているということに。
    つまり、まだ『物語』が始まる前だ。

    「……」

    でも、僕に何が出来るんだろう。
    父はミクトランに乗っ取られ、母は逝去し、姉は捨てられた。
    この後船に不法侵入したスタンと盗賊のルーティは捕まり、そして神の眼を巡る一連の騒動に巻き込まれる。
    そしてマリアンを人質に取られ、僕には従う以外の選択肢は無い。
    僕は死んで、スタン達が世界を救って、そしてカイルが生まれた。
    それが正しい世界。この後に続く世界の未来だ。

    『坊ちゃん、どうしました?』
    「……シャル、ごめんな」
    『何がですか?』

    また、僕に付き合わせてしまって。お前にも仲間を裏切るような真似をさせて。
    だが、僕には未来を変えることなんて出来ない。いや、変えてはいけない。

    僕は再びあの歴史を歩むことを決めた。





    「良く来てくれた。リオン・マグナス。今日はお前に大事な話がある……だがその前に、こいつはお前の知り合いか?」
    「あ、やっと来てくれた!おーいジューダース!」
    「ブッ」
    王の隣に立っている見慣れた金髪を見た瞬間口から出てしまった。イメージが崩壊するとかそんなことには構っていられない。
    「カ、カカカイル⁉ な、ななななんでここに!!?」
    「もちろんジューダスに会いに! ね、王様。俺リオンと知り合いだったでしょ?」
    「そうじゃのぉ。嘘だったら投獄じゃったが、まぁ良いだろう。ほれ、釈放じゃ」

    そう言って後ろ手に繋がれた縄を外され、その勢いで僕に飛びかかってくるカイルを避けきれず、思いっきり頭を打つ。
    「ジューダス、さっきぶりだね~。良かったよ、また会えて」
    僕に乗っかかりながら頬をすりすりとしてくるカイルにされるがまま。周りもシャルもその光景に茫然としている。
    「なんでここに……?」
    「あ、話すと長くなるんだけど良い?」
    「ああ。でもその前に退け」
    「うん、じゃあ話すね。えーと、フォルトナを倒した後」
    「話し始めるまえに退け!!」

    だが僕の言葉は聞こえないらしく、とつとつと話すカイル。
    立ち上がれない僕。
    同情めいた目をしている王と周りの騎士たち。

    お願いだから帰らせてくれ!!!!



    なんとか説明が終わり(大体30分くらいかかった)、王から客員剣士の位をいただき、
    ついでのようにスタンとルーティを押し付けられた。

    「いや、なんでだよ!早いんだよ展開が!!!」
    「相変わらずジューダスのツッコミは冴えわたってるね!」
    「煩いカイル!!」

    「えー、何よこのチビ。こんな弱そうなのに着いて行かなきゃいけないの?」
    「ちょ、ちょっとルーティ……」
    口の悪い女はルーティ・カトレット。そして諫めるようにおどおどとしているのはスタン・エルロンだ。

    「ハッ。盗賊風情が。貴様のような強欲な女……「ジューダス! かあさ…ルーティさんになんてこと言うの!」
    「ガハッ」
    下から頭突きを食らい顎にクリーンヒット。あまりの痛さに床に転がり悶絶する。
    「母さ、ルーティさんはね!怖いんだよ!!あんなこと言ったらそれこそ持ち金全部取られて服もはがされて売られちゃうし、ご飯はジューダスの大嫌いなニンジンとピーマンで埋め尽くされるよ!」
    それは嫌だが、今は痛すぎて答えられない。あと、ガクガク振るの辞めてくれ。
    「え、と、あんた大丈夫……?」
    「……酔った……うぷ」

    なぁ、信じられるか?
    神を倒して、完全に消滅するかと思いきや過去に戻って。
    そこで直前まで一緒に旅をしたカイルと再開して。
    そして、初対面の姉と未来の姉の夫の前で盛大に吐いただなんて。

    これが夢なら覚めてくれ――――――――



    「情けない姿を見せてしまった。先ほどの事は忘れてくれ」
    「うん、あんたが不憫枠だってことは理解したわ。頑張りなさい」
    「頑張れよリオン!」
    同情的な目を二人から向けられ応援されるが、不憫枠ってなんだ不憫枠って。
    あとこいつら、僕が捕まえに行くはずなのにここに居るのはなんでだ?
    「さ、早く神の眼とやらに案内しなさいよ。さっさと回収してこんなところとおさらばよ」
    「リオン、これめちゃくちゃ美味いな~!」
    「そりゃマリアンが作ったものだからな」
    スタンの言葉に自分が作ったので無いのについ得意気になってしまう。
    あと話の流れでなんとなく理解したのは僕が二人を捕まえるという事は変わったが、神の眼奪還の任務はそのままだということ。
    「おかわり!」
    ということは歴史は変わっていない。このままストレイライズ大神殿に行って……
    「ふん。貴様らは足手纏いだが命令だから仕方な──」
    「これ美味しいね!ジューダ……リオン叔父さん!」
    「「リオン叔父さん!?」」
    「カイル……僕のデザートをやるから黙っててくれないか?話が進まない」
    「えっ!ジュー……リオン叔父さん甘いもの好きなのにどうしちゃったの!?何か悩みでもある?俺聞くよ!」
    「お前の存在が悩みの種だ!少し黙ってろ!!」
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