Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    kanoxoxe

    @kanoxoxe

    @kanoxoxe
    何かありましたらマシュお気軽にー
    https://marshmallow-qa.com/kanoxoxe?utm_medium=url_text&utm_source=promotion

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 27

    kanoxoxe

    ☆quiet follow

    甥×おじおじ

    酔っ払いが書きました
    これは雑導入に使えるのかちょっと私にもわからないです

    #チェカレオ
    checaleo

    「え!?ちょっと待って!?どういうこと!?」

     扉を開けた瞬間、僕は思わず声を上げた。あまりの声量で思わず口を塞いだが、出てしまった声はもう戻らない。おもわず背後の扉を後ろ手に閉めた。この声を聞きつけて誰かこられたら困るからしっかりと鍵もかけて。
     そうしてもう一度、目を擦ってからしっかりと目の前の光景を見直すが、やっぱり見間違いじゃない。さっきと変わらぬ光景。けれどそれを理解するのにはもう少し時間がかかりそうなのがわかった。だって目の前には、どう考えてもつい数時間前とは明らかに違う状況なのだから。

    「まって、え?ね、どういうこと!?レオナさん!?」

     だって目の前には、なぜかご機嫌でこちらを眺めるレオナさんが『二人』いるのだから。ベッドの上でにこにこと眺めてくるレオナさん。ここまではいつも通りなのだけど、僕を見つめてくるキレイな緑が二揃い。どう考えてもおかしいのだ。何度考えても今この目の前の光景は日常ではなくて。けれど目の前にいるのは確かにレオナさんで。

    「なぁ…チェカ…」
    「どうしたんだよ、チェカ」

     だって目の前には愛おしいレオナさんが、二人いたらこれは当然の反応だ。これはどう考えたっておかしいことなのだ。だって好きな人はレオナさん、ただ一人だったのに……。

    「え、ほんと……どういうこと…??」
    「なにがだよ…?」
    「ほら、はやく……」

     こっちに向けられた手が、二本。その手にはどちらにも指輪が嵌まっていた。見覚えのある指輪。全く同じデザインのものがどちらのキレイな細い指先にもしっかりとあるのが見える。それはつまり、どちらも愛しい人というわけで。
     差し伸べられた指先の美しさにも、その声にも僕はくらりとしてしまった。だってどちらの笑みも、僕の愛した美しさだったのだから。

    「ね、どういうこと!?まず説明してもらっていい?」
    「どういうことも何も、こういうことだろ?」
    「なぁ。見たまんまなんだから、わかるだろ?」
    「わからないから、聞いてるの!」

     やれやれと仕方なく顔を見合わせて肩を竦める二人のレオナさんは、ゆっくりと動き出したが、肩を竦めたいのはこっちの方だ。しかし今はそんなことを言っている場合ではないのだ。とりあえず状況を把握できなければ、この先どうすればいいのかも決められない。焦りつつももそもそと動く二人が目の前に差し出してきたのは、小さな小さな小瓶だった。オーロラのように、七色に淡く光るキレイなそれをずいと目の前に差し出してきた。
     これは、と指先で触れたら、ふわりと嗅ぎ慣れない香りが微かに鼻についた。甘いのだがどこか粉っぽい薬品臭さと、昔実験で散々嗅いだ薬草の匂い。他にも記憶にない匂いもしたが、とりあえず記憶の中の教科書を捲り、必死に成分と効能を思い出す。混乱した頭は中々目的のページを開いてはくれず、ああでもないこうでもないとうんうんと唸っていると、部屋の中に自分の声しかないことに気がついた。そして先ほどまではなかった音。

    「……レオナ、さん?」

     おそるおそる宙をさまよっていた視線をベッドの上へと向ければ、そこには二匹の猫が仲良くじゃれあっていた。腹を空かせた子猫よろしく、薄い舌を伸ばしてお互いの舌をぴちゃぴちゃと舐めあっている。音を上げながら必死に絡めあって、一瞬離れた隙間からたらりとシーツへと唾液を垂らして。口の周りをべたべたにしても、赤い舌が止まる気配はない。

    「ねぇ、なにしてるの?」
    「んっ……だって、チェカが…してくれないから」
    「しかたない…ッだろ?」

     答える時も舌先は変わらない。それ以上におかしいのが、しかたないと言いながら、二人共夢中になって舌を絡めあっているのに、視線の先はずっと僕なのだ。もっともっとと甘い吐息を漏らしながら餌を求めて舐めあって、その胸の内を埋めようとしているはずの彼らの視線は、どこかにぶれることなく真っ直ぐこちらを見ている。細くなった瞳孔で、僕の動きを一分一秒逃がすまいと、ゆらりと揺れている綺麗な翠玉。弱々しい声を上げながら、獲物を逃さない強い瞳を隠そうともしない。そしてゆっくりと口角を歪めていく。そんなにもうろたえる僕がおかしいのか、この状況が楽しくてしかたないのか、もう僕にもわからない。

    「……はぁ。で、この薬は大丈夫なの?」
    「俺が作ったんだ…ぁ、当然だろ…?」
    「数時間でなんの問題もなく…ん、…切れる」
    「そう、それならいいんだけど」

     空き瓶を棚に置いてベッドサイドに腰を下ろせば、わざとらしく腕を首や腰に回して体を寄せ合って。お互いの咥内を探り合って貪りあって、甘い声を漏らしているのににやにやと意地の悪い顔でこちらを見るのは決してやめなかった。

    「ならあなたを信じるよ」
    「…ッ、だったら…んぅ、なんだよ…」
    「あなたに触れていい?」
    「どうしても…?」
    「どうしても」

     悪い子猫がぢゅっと一つ大きな音を立てて、べたべたにした口を離していった。真っ赤にぽってりとしてしまった唇が酷く目を引く。ゆっくりと前足をシーツに沈めながら二匹は近づいてきて、そして上目使いで覗き込んでくる。可愛い瞳があちこちから。
     思わずこくんと喉を鳴らした時、くすくすと二匹が笑った。そしてお互い見つめあったあと、全く同じタイミングでこう呟いた。

    「だぁめ」

     あの綺麗な瞳で、薄く持ち上がった赤い唇が、それはそれはもったいぶってそう告げた。その鈴のような甘い音を、黙って聞くことしかもう僕には何もすることはなかった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💘💘💘💘💘💘💘💘💘💘
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    kanoxoxe

    DONE「誰も知らない」

    *付き合ってるかも知れないチェカレオ
    *年齢操作有
    *D/S要素を少し含みます
    僕の叔父さんはすごくカッコイイ

     一族の中でも特に魔法力に優れ聡明な叔父は、NRCを卒業後この国に戻り政務にかかわるようになった。最初こそその強大な力を恐れられていたが、叔父はすぐにその有能さを見せ付けてそんな思い込みを抑えこんだ。表だって何もできずただ裏で謗っていた者は、そんな叔父の冷静な対応に、苦虫を噛み潰した顔をしていたが仕方ない。叔父の方が一手も二手も上だっただけだ。
     そもそも叔父がNRCに入学ししばらくこの国を離れていたこと、そもそも祖父から父に王位が移ったことで国内の状況自体が少し変わっていたのかもしれない。乾きの王子としてのイメージは、今の小さい子にはほとんどないのだろう。むしろ学生時代のマジフト選手として多く報道されていた印象が強いのか、子供達には伝説のヒーローのように思われてさえいる。僕も大会に出場した時は、毎回叔父の話になるくらい今でも有名なのだ。実力も才能にも恵まれた、レオナ・キングスカラー。そしてそれが彼の努力によって裏付けられているのを、僕は知っていた。
     彼の部屋にはマジフトに関する書物も山の様になっていたし、彼の手には箒やディスクを長く触った跡がたくさ 3247

    kanoxoxe

    DONE「milky way」

    早く大人になりたい甥っ子と、可愛い毛玉の成長が嬉しいような寂しいようなな叔父の話

    *付き合ってないチェカレオ
    *年齢操作有
    賢者の島。ここは辺鄙な場所にあり、電車やバス、そして船を乗り継がないと来れない場所で。この島に住む者以外はわざわざ近寄る者はそう多くない小さな島だ。
     その両端に位置する場所にあるのが名門NRCとRSAの二校。どちらも名門魔法士養成学校として世界的に有名な学校で、各国から優秀な学生が集まっている。王族や富豪などのご子息も多く在学するからこそのこの環境なのかもしれない。
     今年RSAには一人の王族が入学を決めた。夕焼けの草原、王位継承権第一位のチェカ・キングスカラー。獣人である彼は体躯に恵まれ、長身に引き締まったしなやかな筋肉を持ち、1年にしてすでに頭一つ抜きん出ていた。そしてその強靭な見た目に反して、穏やかな性格のベビーフェイス。それでいて奢り高ぶった様子もなく、入学早々校外からも注目を集めていた。

    「すみません!外出許可証の提出は、こちらで大丈夫ですか?」

     鮮やかな夕焼け色の豊かな髪を低めに一つに纏め、爽やかな笑顔でそう問いかける。成績も優秀、温厚で教師陣からの評判も良く、入部したマジフト部でも有望視されている。まさに絵に描いた王子様そのもの。

    「あら、キングスカラー君、お出 6758

    kanoxoxe

    MAIKING制服甥叔父(25×40)
    サーモンさんの制服コスプレセッ(25×40)に滾りすぎた妄想覚書
    まだ途中…というか全然セッしないからただのコスプレ甥叔父…
    しかもプロットというか下書きの段階なんですが、とりあえずメモとして残しときます
    落ち浮いたらちゃんとします…
    「……何してんだ?」
    「あ!レオナさん、いいところに!」

     語尾にハートマークでもついているみたいな弾んだ声が返ってきた時点で、レオナは声を掛けたのを少し後悔し始めていた。満面の笑みで振り返った甥っこ。そしてその背後には懐かしい物が目に入ったからだ。故郷を思い出すあの夕日のような穏やかなオレンジ色。そして何度も試合前に何度もこの目に焼き付けていた、あのくすみのない白。
     予想外のことに口を開けぼんやりとしていると、にこにことご機嫌なチェカがレオナの力の抜けた手を掴み部屋の奥へと足を進める。

    「ねぇこれ!懐かしくない?」

     呆然としたレオナの背後から両肩に手を置き、吊るされた二着の衣服の前に立たせた。
     NRCの鮮やかなオレンジの制服と、RSAの爽やかな白の制服。それはレオナとチェカが何年か前に着ていた物だ。あちこちにできた小さな皺や傷が懐かしい。

    「これ…なんで…」
    「荷物の整理してたら出てきたんだ。着てたのついこの前な気がするけど、こうして見るとやっぱり懐かしいよね」

     チェカはレオナの肩越しに手を伸ばすと、白いワイシャツの袖口を摘み上げた。たわんだちょうど袖の真ん中辺りに 4092

    うつぼんぬレオ子

    DONE新刊出ますッッッ❤❤❤
    7月25日
    チェカレオWebオンリー
    ぼくとおじたん

    「おじたんいくせいにっき」
    R-18/B5/36P とらのあな通販

    そうなんですッッッ!
    新刊が出ますッッッ❤新刊と言うかtwstで出すのは初めてなんです❤(;//́Д/̀/)ハァハァ
    twstにハマり、██年ぶりにオタク復帰してお絵描き垢を作って半年!
    まったりお絵描きやらくがきを投げてるだけでいいやーなんて思っていたのにッッッ!!
    イベ参加当初はまったりほのぼの全年齢の無配を4ページくらいかなー?なんて言っていたのにwww
    新刊はガッツリどエロなのをカバーしようとハート乱舞させたらIQ2で読むR-18本ですッッッ❤
    私の描くtinは男性向けか?な感じのタッチなのですが、レオ子ったらこんなの描きおってー!もう!こーいつぅー❤って暖かく見守ってくださるととっても嬉しいです❤
    デジタル絵を描き始めて半年余り、初めてのデジタル入稿、初めてのWebイベ参加にWeb通販!
    初めて尽くしで至らぬ点も多々あるかとは思いますが、めーっちゃ楽しく描けたので少しでも楽しんで頂けたらと思っております❤(人゚∀゚*)♡

    おじたん誕生日に本を出す!推しの誕生日が刻まれた本を出す!という超絶ステキなプレゼンをして頂き無事に出せそうです😭(今まだ印刷チェック待ち💦定休日なのでまだ連絡来ない( ˊᵕˋ ;)💦)
    本当にありがとうございました❤❤❤

    今、お品書きやら諸々を描いてます
    無配(全年齢/新刊の前半)をポイピクに上げる予定です
    実はチェカレオだけが80スペースもあるのですよッッッ!
    会場も細部まで凝っていてとってもステキなのです❤良かったらそちらにも遊びに来てくださーい❤
    詳しくはTwitterにあげますねー!
    10