甘えたな君と珍しいことに目覚ましがなる前に瞼が開いて、いつものもう一度目を閉じて眠りに戻りたいという気分もない。
何回か見たことのある天井を見て今の状況を改めて把握する。

そうだ、昨日はヴォックスとサシで飲んでそのまま二人で寝てしまったのだ。
隣を見るといつもは自分より早く起きて朝食なりコーヒーなり紅茶なりを忙しなく準備するコイツが警戒心の欠片もなく寝ている。

相変わらず顔は整っているなぁと寝顔を眺めて、たまには俺が淹れてやるかという気分になった。

ベッドのスプリングに手を埋めて、ゆっくり立ち上がった瞬間何かに服を引っ張られる感覚。

｢……どこ行くんだ｣
｢お、まえ。起きてたのか？今日は気分がいいからお前はまだ寝てていいぞ｣

天堂｜地狱Vox X Ike


他跪坐在地上，剑矗立在男人的身边，仿佛他那不愿倒下的身，而肩披的羽织已经浸染上了无尽的鲜血

周围的平原，放眼过去只有无尽的坟墓，四周一片黑暗，仿佛身处地狱

“大家…都…都走了？”

“那我的心跳，还在为什么而跳动……？”

好像，一切都没有意义了



“ike！”

“这个人好烦啊，天天来找我们会长。”
“就是啊，也不看看自己成绩配不配得上和会长说话。”

一个戴着金丝镶边眼镜的男孩转过头，并没有理会别人的说辞

“来了……”眼底温柔的像春水

Vox宠溺的看着走在他身边的男孩，金色的眼眸满是笑意

Ike是他漫长生命唯一的那个天使，将光带进了他黑黯了400年的世界，心脏的跳动，有了规律


Vox自从400年前那一次战争，522位kingred的死亡已经带去了他所有的希望，但他还不希望就这么放弃，放弃自己，放弃未来