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    T_ShioSag_N

    @T_ShioSag_N
    気ままに、二次作品書く時ある。(ポケモン)
    別でpixivにもある。そっちはほぼサトセレ。
    本格的に小説書くための別アカあり。

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    T_ShioSag_N

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    早めのエイプリルフール。ブラホワ、ラクファイ。
    それぞれの場合を考えてみた。付き合ってる前提。

    『エイプリルフール』

    ①ホワイト→ブラックの場合

    「ブラックくん、唐突に叫ぶ時あるよね」
    ホワイトがブラックに少し不満げな表情で言う。それに、ブラックは苦笑した。
    「ごめん、オレにとってはやんなきゃいけないこ」
    「だとしてもだよ。一言あっていいと思うの」
    珍しくホワイトがブラックの言葉を遮った。ブラックはそんなホワイトに戸惑う。
    「どうしたんだよ、何か怒って」
    「急に叫ぶのはやめて。嫌いになるから」
    ふん、とホワイトは鼻を鳴らして、そっぽを向いた。ちら、と横目でブラックの反応を見る。・・・・・・灰になっている。
    「ホ、ホワイ、トニ、キラ、キラワレ、タ・・・・・・」
    「えっ!?ブラックくんーー!!??冗談だよ、エイプリルフールだよー!!好きだよ!大好きだから!急に叫んでも大丈夫だからー!」
    まさか呆けた反応をしたブラックに慌てたホワイトは彼の正気を取り戻すため、躍起になったそうな。


    ②ブラック→ホワイトの場合

    ブラックは、じ、とホワイトを見つめている。そんな視線がなんだか真剣で、ホワイトは少し緊張した。だが、何をしかけてくるかわかっている。
    (ブラックくんはどんなことしてくるのかな・・・・・・?)
    ドキドキとワクワクで待つ。
    ブラックは考えに考えた。エイプリルフールでどうやってホワイトを驚かせるか。嘘をつく・・・・・・。瞬間、それは悪い事だと思う自分がいる。
    「・・・・・・オレには無理だー!!ホワイトに嘘なんてつけねーー!!」
    まさかの無理宣言。
    「ええっ!」
    少し期待していたホワイトは驚いたものの、彼の性格ではこうなるんだなと改めて思うのと嬉しさを感じた。


    ③ラクツ→ファイツの場合

    「え、何・・・・・・?なんで?」
    ファイツは呆然とした。自分の両手首には手錠が。それを掛けたのは目の前にいるラクツ。
    「逮捕だ」
    冷ややかに告げるラクツ。それがかなり本気なことがわかる。
    「なんで!ラクツくん!どうして!?あたし、何かした!?」
    「あの時の重要参考人でもう一度聴取することになってね。ファイツ、来てもらうよ」
    目の前にいるのはラクツではなく、国際警察の警視、黒の弐号。久々のデートの日になる予定だったのに、まさかこうなるとは。
    ファイツは項垂れて、足を前に出した。
    「わかった。行こう?」
    ファイツは小さい声で言う。すると、ラクツがとなりで、ふふ、とおかしく笑った。
    「ファイツちゃん、今日何の日か知ってる?」
    「え?今日が何の・・・・・・」
    気づいて、ばっ、と顔を上げる。ラクツの顔は含み笑いだ。
    ファイツは怒りで顔が真っ赤になる。
    「もう!なんでこんなに紛らわしいことするの!」
    「ふ。騙される君が可愛いから」
    ラクツはさらりと言う。今度は恥ずかしさで耳まで真っ赤になり、顔を逸らした。彼には本当に敵わない。


    ④ファイツ→ラクツの場合

    「ラークツくん」
    ファイツに呼ばれるのが聞こえ、ラクツは目を覚ます。しかし、彼女は目の前にいない。辺りを見回すと、ファイツは少し離れたところにいて、何か作っている。
    「ファイツちゃん、呼んだ?」
    「ううん、呼んでない」
    ファイツはラクツの方に向かずに横に首を振る。ふむ、とラクツは首を傾げるが、まだ体が万全でないのを悟り、また横になる。
    すぅ、という心地よい寝息が聞こえ、深い眠りに入ったのを確認する。
    ファイツは、そっ、と近づいて、ラクツの傍にお菓子を置く。
    「ラークツ、くっ!?」
    また呼ぼうとしたところで、ラクツの目がバチッと開いた。視線がしっかりと合い、思わず驚いてしまった。
    「あわ、あわ・・・・・・!」
    「何してるの、ファイツちゃん。さっきは呼んでないって嘘ついて」
    「いや、あの・・・・・・その」
    しどろもどろなファイツ。ラクツに顔を詰め寄られる。
    「さぁ、話してごらん。ボクになんで嘘ついたか」
    お菓子はしっかりと回収しつつ、ラクツは詰め寄る。お菓子はイースターエッグ。数日後にはまた任務で旅立つため、早めに作っていたファイツ。今日はエイプリルフール。どっきりで渡そうかと思いながら、最初の仕掛けをしたのだが、失敗した。
    「ほーら、ファイツちゃん、言ってごらんよ」
    ラクツの顔はそれさえもわかっているかのように、にやっ、と笑みを浮かべて詰め寄る。
    「うう・・・・・・ファイツをいじめないでください〜」
    降参の声を出すことしかできないファイツだった。
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    T_ShioSag_N

    Happy New Yearポケスペ ブラホワ
    黒のプラズマ団の事件から数ヶ月後らへん。
    ブラック←←ホワイト。ちょっと好き好きし過ぎたかな…?もうちょいホワイトさんは冷静かもしれんけど。
    『あなたへの想い いまむかし』

    最初は、本当に何でもなかったと思う。夢に向かって、すごく叫ぶ元気な人だなぁと思ってたくらい。
    でも、ああやって夢に向かって一直線に行こうとする姿がいいな、と思えて。それにイケメンだし。ライモンシティの観覧車でアタシがNと会って、気を失って落ち込んだ時もすごく心配してくれてたし、バトルサブウェイに挑戦する時はブラックくんはウォーを貸してくれた。
    ポケモンリーグに出て、あの事件があって、ブラックくんがレシラムのホワイトストーンに取り込まれた時、本当に・・・・・・本当に悲しかった。でも、ポケモンドリームワールドでブラックくんがいて。嬉しかったから、ぎゅって抱きしめちゃったなぁ。
    今はヒオウギシティのトレーナーズスクールに行って、もう一度ポケモンリーグに挑戦す
    るって夢を持ってる。アタシはそれを応援するんだ。・・・・・・あぁ、ブラックくんのことを考えると、なんでこんなにほわっとしてくるんだろ、

    「いや、それ、恋してますよね?」
    となりから唐突に聞こえた声。
    「きゃあっ!?」
    ホワイトの口からけっこうな大音量な悲鳴が出た。近くにいたポケモンたちも何事かと体を、 3047