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    T_ShioSag_N

    @T_ShioSag_N
    気ままに、二次作品書く時ある。(ポケモン)
    別でpixivにもある。そっちはほぼサトセレ。
    本格的に小説書くための別アカあり。

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    T_ShioSag_N

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    入れ替わりネタ。2個目だよ。ブラホワ。1時間以下クオリティ(*`・ω・´)

    チャンピオンとのバトルを果たし、それに勝ち、自身がその立ち位置に立ったブラック。
    それを傍で見守ったホワイト。この2人の関係性はある程度に周知されていた。
    そんな2人のとある一時…。

    ブラックはホワイトが待つ家へと戻ってきた。家はブラックが旅立った地、カノコタウン。そこに、ブラックとホワイトの家が建った。イッシュチャンピオンとBWエージェンシーの社長が住んでいると噂が立ち、カノコタウンの人口はやや増えつつあった。
    ブラックは家の扉を開けた。そのままリビングへと向かう。
    「ただいま、ホワイト!お出かけするならしようぜ!」
    大きな声で帰ってきたことを知らせる。そこにいつもホワイトがいて、笑顔で迎えてくれている。
    だが……そこにいたのは顰め面して耳を塞ぐホワイトがいた。
    「なによー!なんでブラックがここにいるの!」
    「はっ?」
    ホワイトが訳の分からないことを言い出して、ブラックは困惑した。
    「な、何言ってるんだよ、ホワイト」
    「はー?何言ってるのよ。アタシ、ベル!ブラック、なんでアタシの家に来てんのよ」
    「はっ!?ベル!?は!?」
    ブラックはより困惑した。
    すると、違う部屋から寝ぼけた目をしたベルが出てきた。
    「なに、どうしたの、ブラックく、って、アタシ!?え!?どうゆうこと!?」
    「はっ!?え?」
    ブラックはベルの慌てる様子とその言葉にも困惑した。
    「うーん!?どうゆうことだ!?ムシャ!頼む!」
    ブラックはモンスターボールを投げて、ムシャを出した。そして、ムシャはパクリとブラックの頭を食べた。そして……黒から白に……だが、答えはまさかの解なしだった。
    「は!?」
    ブラックはまさかすぎる答えにより困惑した。
    ムシャもブラックの様子に困惑しているようで、申し訳なさそうにしていた。
    そんなブラックとムシャの様子に、ベルが近づいてきた。
    「ブラックくん、アタシ、どうなってるの?」
    「え?何が、え?お前、ベルだろ?何言って、」
    「え!?アタシ、ホワイトだよ!」
    「は!?」
    ブラックは目の前のベルが自分はホワイトだと言ってきて、目を白黒させた。軽く体がよろけ、ソファに座り込んだ。
    「何がどうなってんだ…?」
    ボソリと口から出す。その様子をベルとホワイトが並んで見守っていた。

    (・・・・・・迷ってるねー、ブラック)
    (そうね。ちょっとびっくりかも。引っかかってるみたい)

    小さい声でボソボソと話す2人。実は、この2人がブラックに入れ替わったと思わせるドッキリを仕掛けていた。それは十分に効いていた。
    「ブラックくん、アタシ、ベルちゃんなの?」
    再び仕掛けるベル。ブラックはベルの方に顔を向けた。どこか悲しそうな目で見られ、目を逸らした。
    「ブラック、何してるの。これ、どうにかしてよ」
    ホワイトも仕掛ける。ブラックの目の前に膝を折って座って、彼の顔を覗き込む。
    じぃ、と見られ、ブラックは顔を左手で覆って、考えに考えた。
    (え、ホワイトとベルが入れ替わってるのか…?そんなこと有り得るのか?)
    ブラックは頭を回転させた。
    それを不安そうな顔で見つめるホワイト。
    (・・・・・・これ、ほんとブラックくん、引っかかるのかな)
    ホワイトはふとそれはそれでなんだか嫌だな、と思った。もしこれでブラックがベルの傍に行き、自分と思って話しかけお出かけしてしまったらと思うと、もやもやしてしまう。
    「・・・・・・なぁ、ベル」
    目の前に座るホワイトに話しかけるブラック。
    「なに?」
    ホワイトはひとまず続けるべく答えた。
    「オレ、今日、ホワイトと出かける予定だったんだ。このまま、ホワイトとして一緒に出かけてくれ。何かきっかけにして元に戻るかもしれないし。だから、頼む」
    ブラックは顔の前に手を合わせて、頼んだ。
    彼の言葉にホワイトは目を瞬かせた。
    「ブラックくん・・・・・・!」
    思わず嬉しくなり、彼を呼んだ。
    えっ、とブラックは目の前のホワイトを見た。
    「ブラックくん?ホワイト、戻ったのか?」
    「あっ!」
    今日1日彼を騙すつもりが嬉しさで思わずいつものように呼んでしまった。
    ホワイトの驚き顔にブラックは、ん?、と不思議そうに見つめた。
    「どうしたんだ?」
    逆にしっかりと見つめられ、ホワイトの顔が少し朱に染った。
    「やっぱ、ホワイトなんだな?その反応」
    ブラックがそう言うと、ホワイトは顔を下に向けてもじもじし始めた。ブラックはベルの方を向くと、ベルが呆れ顔していた。
    「あっちゃー、ホワイトがそうなるともう騙せないね」
    「騙す?どういうことだよ?」
    ブラックはベルに尋ねる。それにベルは簡単に簡潔に説明した。
    ドッキリだったことを聞いて、ブラックも苦笑いした。
    「なんだ、そういうことか」
    「ごめんね、ブラックくん・・・・・・。楽しそうってことでアタシも乗っちゃったの」
    ホワイトも恥ずかしさから立ち直って謝った。
    「いいよ」
    ブラックはにこやかに答えた。なにも気にしていない。それが伝わった。
    その笑顔にまたホワイトの頬がうっすらと赤くなる。
    彼らの空気に当てられて、ベルは居づらくなってきた。
    「・・・・・・アタシ、帰るね」
    そう言ってベルは2人の家から出た。
    (付き合ってもう1年近いのになんであんなに甘くなるんだろ・・・・・・)
    不思議さに疑問符がつきまくるベルだった。
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