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    redtomato_pizza

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    redtomato_pizza

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    ジェイフロWebオンリー開催おめでとうございます!
    春の小話です!

    ツイステの世界春ってあるかなー???とは思ったのですが、細かいことは気にせずにお読みくださいませ。

    #ジェイフロ
    Jade/Floyd

    「はな……??顔のこと??」


    フロイドは上を見上げながら声を上げていた。

    不思議そうに見つめているフロイドに、ジェイドはにこりと笑いかけながら声をかける。

    「いいえ。あの、頭上にある桃色の物体です。」

    そう言ってジェイドは自分たちの頭上にあるものを指差す。
    指を指した先には、茶色の太い柱のようなものから桃色の小さい布のようなものが垂れ下がっていた。

    「ふぅん?」

    フロイドは更に不思議そうな顔をしながら、それをまじまじと見つめる。

    首を傾げたかと思うと、ふとぱっと顔を明るくさせる。
    そして思いついたように声を上げていた。


    「サンゴみてぇ〜〜!」
    「!」

    その言葉を耳にした途端、ジェイドは軽く目を見開いていた。

    そして感嘆の息を漏らしていた。

    「ふふ」

    「何笑ってんだよ。」

    フロイドは不平そうに顔をしかめる。

    どうやら己の反応の意図が上手く伝わってなかったようだ。
    フロイドの機嫌を損ねるのは本意ではない。

    ジェイドはすぐさま訂正を入れる。

    「いえ。馬鹿にしたのではなく、フロイドは僕たちに馴染み深いものに例えるのが得意だと感心していたのです。」

    「ふぅん?」

    ジェイドがそう弁明するも。
    フロイドは疑うような、だがどこか得意げなような、それらが入り交じった声をあげる。

    そして次の瞬間。
    ヒラヒラと『花びら』が頭上から二人の間に舞い落ちる。

    そして、それはフロイドの尖らせた口の上にふわりと乗っかったのであった。

    「おやおや」
    ジェイドは眉尻を下げながら、指先でちょいと花びらを摘む。
    すると柔らかい弾力が彼の指を弾き返す。

    「っ」

    フロイドのふっくらとした唇の感触と体温がジェイドの指先に伝わり、チリッと熱が発生する。
    カッと欲求が煽られ、瞬間的に高熱に浮かされる。
    そしてフロイドの方へ欲望のまま手を伸ばし、頭をぐっと引き寄せる。

    気がつけば唇を重ねていた。

    心地の良い感触が、唇の上にふわりと広がる。
    互いの息遣いが鼻に当たる。

    「ふっ……」

    途端にゆっくりと熱が身体中に広がっていく。

    春の麗らかさを感じる時期になってきたが、まだどこか肌寒くも感じるこの季節。

    しかし身体の芯からぽかぽかと温まっていく心地がする。


    「ん……」

    頭を傾けると、角度が変わり交わりが深くなる。
    内部の生暖かいぬるりとした感触が口内に入り込み、欲を煽られる。
    無意識に口は開き、歯列をなぞる。
    くちゅくちゅと音を立てながら、唾液は絡み合っていく。
    更に熱は上昇していき、互いに溶け合っていく心地になる。

    「ふっ、ん……」「ん、ん……」
    心地良さと快感とでふわふわしていき、顔は火照っていく。

    だが、同時に酸欠からか胸が苦しくなっていき、自然と口を離していた。


    そして目を開き、互いの姿を視認する。
    するとフロイドはジェイドを指し、続いて下を指す。

    そしてにぱっと笑うとこう言い放つ。


    「同じ色じゃん!」

    つられてジェイドも、フロイドのような笑みを返す。


    「フロイドこそ。」

    そう笑い合う二人の頬は、辺り一面に広がる花びらの絨毯と見紛うばかりの色に染まっていたのであった。
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    redtomato_pizza

    DOODLEアズフロwebオンリー開催おめでとうございます!
    新作フラペチーノを飲むアズフロのお話です。

    余談ですが、何がとは言いませんが、ライトアイス・抹茶ベース多め・ライトシロップがすごく美味しかったです。
    抹茶好き、濃厚ミルクが好きな方はお試しあれ。(それはフラペチーノではなくラテですが笑)

    パスは共通パスです。良いお年を!
    「ふう……。これで全部ですかね。」
    アズールはスマホと睨めっこをしながら、そう呟いていた。

    今日はモストロ・ラウンジの買い出しの日。
    アズールとフロイドはそのために街に繰り出していた。
    そして、スマホに買い物のメモをしていたのだ。

    買い物を達成していく度に、メモを一つ一つ消していく。

    そして、とうとう最後の一つを消し去った時。
    「いっぱい買ったねー」
    アズールの荷物持ちに同行させられていたフロイドは、そう言いながら笑っていた。

    いつもだったら、彼の片割れも同行するところだったが、生憎本日の彼は部活であった。
    だから、今日の同行者は彼一人。

    しかし、買う量はいつもと変わらない分、彼はいつもの倍の量の荷物を持っていた。

    今日は機嫌がいいため笑ってはいるが、一気に買った荷物の量は相当に重いはずだ。
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    ジン(R18の方)

    DONEジェイフロです

    お疲れジェイドにフロイドが料理を作ってあげるお話
    なんて事のない日常な感じです

    ※オリジナル寮生割とでます
    ※しゃべります
    ジェイドが疲れてる。
     副寮長の仕事とアズールから降りてくる仕事、モストロラウンジの給仕と事務処理、それに加えて何やらクラスでも仕事を頼まれたらしく、話し合いや業者への連絡などが立て込んでいた。
     普通に考えて疲れていないわけがない。
     もちろんほぼ同じスケジュールのアズールも疲れているのだが、ジェイドとフロイドの2人がかりで仕事を奪い寝かしつけているのでまだ睡眠が確保されている。
     まぁそれもあって更にジェイドの睡眠や食事休憩が削られているわけだが。
    (うーーーーん。最後の手段に出るか)
     アズールに対してもあの手この手を使って休憩を取らせていたフロイドだったが、むしろアズールよりも片割れの方がこういう時は面倒くさいのを知っている。
     一緒に寝ようよと誘えば乗るが、寝るの意味が違ってしまい抱き潰されて気を失った後で仕事を片付けているのを知っている。
     ならば抱かれている間の時間を食事と睡眠に当てて欲しい物なのだが、それも癒しなのだと言われてしまうと 全く構われないのも嫌なのがあって強く拒否できない。
     が、結果として寝る時間を奪っているので、そろそろ閨事に持ち込まれない様に気をつけな 6656

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    MENUアズジェイwebオンリー『深海のステラート』
    2022年8月6日(土) 22:30~翌日22:00展示です。

    2022/7/23「契約にゴールデンドロップ」の無配SSに加筆しました。
    ※夏なので微ホラー。まっっったく怖くはないけどジェイドがアレでヤバめな感じです。ただただ時事ネタをやりたかったので、深く考えずに読んでください。強引にアズジェイにしました。
    みゃくみゃく様とオクタヴィネル「みゃくみゃくさま?」

     少し発音しづらそうに、アズールはその言葉をゆっくりと声に出した。
    「そ。今なんか噂になってるらしーよ」
     フロイドがキャンディをがりごりと鋭い歯で削りながら、スマホをタップする。ほら、と見せられた画面には赤くて目玉のついたドーナツの失敗作のような代物が映っていた。
    「みゃくみゃく様は、願い事をなんでも叶えてくれるらしいですよ」
     話に入ってきたジェイドが、アズールよりもずっと滑らかに発音してみせると勝手にフロイドの見せてきた画面を二本指ですいっと拡大する。広がったその画像は余計に歪で薄気味悪いものになった。
    「はっ。対価も無しにか?」
     鼻で嗤うアズールはこの話題に取り合う気はない、ということを態度で表していた。現実主義を煮詰めて、合理性を突き詰めるタイプの彼は、こういう類の与太話は時間の無駄だとばかりに切って捨てることが多い。
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