Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    ジン(R18の方)

    現在はツイステメインの字書きです
    ジェイフロです
    ポイピクにはR18のやつをあげたり。
    pixivにも載せたり。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 13

    ジン(R18の方)

    ☆quiet follow

    ジェイフロです

    お疲れジェイドにフロイドが料理を作ってあげるお話
    なんて事のない日常な感じです

    ※オリジナル寮生割とでます
    ※しゃべります

    #ジェイフロ
    jeiflo
    #twst_BL

    ジェイドが疲れてる。
     副寮長の仕事とアズールから降りてくる仕事、モストロラウンジの給仕と事務処理、それに加えて何やらクラスでも仕事を頼まれたらしく、話し合いや業者への連絡などが立て込んでいた。
     普通に考えて疲れていないわけがない。
     もちろんほぼ同じスケジュールのアズールも疲れているのだが、ジェイドとフロイドの2人がかりで仕事を奪い寝かしつけているのでまだ睡眠が確保されている。
     まぁそれもあって更にジェイドの睡眠や食事休憩が削られているわけだが。
    (うーーーーん。最後の手段に出るか)
     アズールに対してもあの手この手を使って休憩を取らせていたフロイドだったが、むしろアズールよりも片割れの方がこういう時は面倒くさいのを知っている。
     一緒に寝ようよと誘えば乗るが、寝るの意味が違ってしまい抱き潰されて気を失った後で仕事を片付けているのを知っている。
     ならば抱かれている間の時間を食事と睡眠に当てて欲しい物なのだが、それも癒しなのだと言われてしまうと 全く構われないのも嫌なのがあって強く拒否できない。
     が、結果として寝る時間を奪っているので、そろそろ閨事に持ち込まれない様に気をつけながら、寝かしつける事をしなければならない。
     そこでフロイドが考えた「最後の手段」とは、食で満たされたら眠くなるはず作戦である。
     頭の悪いタイトルだけど、人間の3大欲求のうち2つを満たす良い作戦ではある。
     もう少し頭いい感じに言えば、食事による消化吸収のために血流が流れて胃にまわり、脳の回転を鈍くする上、体温が上がる事によって身体か休息モードに切り替わる。らしい。
     そんなに頭良くなかったがまぁそんな事らしいからたくさん食べさせれば寝るはずだ!
    とフロイドは結論づけた。
     問題なのはどうやったら「後で戴きます」にされず、寝落ちするくらいたくさん食べてくれるか、食欲を持って貰えるかなのだが、やはり好物を作ってやる事が一番だろう。
     ジェイドの好物。タコのカルパッチョ。
     それだけでお腹が膨れるはずはないので、タコを使った料理と、それから、本当は作りたくないけど仕方ない。
    「作るかぁキノコ料理……」
     スマホでレシピを検索しながら苦虫を噛み潰したような、嫌っそうな顔をしているフロイドだが、そんな顔をしながらでもジェイドに好きな物を食べさせてゆっくり寝て欲しいと思うくらいには心配をしているのだ。
     自己責任がモットーのオクタヴィネル。
     本人が大丈夫というなら大丈夫だろうと放っておいても良いのかもしれないが、そこは大切な片割れだ。ちょっとくらいは心配する。
     忙しいという事はゆっくり休めていないという事だし、相部屋にも戻ってきてないという事と同意語であるからだ。
     フロイド自身が少し寂しいのもあった。
     キノコ料理を作ったら喜んでくれるかな?
     褒めてくれるかな?
     かまってくれるかな?
     そんな打算が含まれている事は否めない。
     それにしても嫌いなだけあってキノコ料理のレパートリーは少ない。
     レシピ本を見ながらどれが良いかと悩んでいた時、ふと極東出身の寮生を思い出した。
     極東には独特の料理もあるしタコ焼きもあの国の料理だ。
     なにか珍しいキノコ料理もいいかもしれない。
     そう思ってフロイドは該当寮生の部屋へと向かった。

    「で、教えるのは良いんですが……」
     モストロラウンジの厨房ではジェイドに気が付かれてしまう可能性があるのと、材料が足らない。と言うことで学食の厨房を借りにきた極東出身の寮生ヒタム・モリヤは解せない顔をしていた。
    「なんでこんなに人数多いんですか?」
    「珍しい飯が食えると聞いて」
     キリッと返事をするのは皆オクタヴィネルの寮生で、フロイドが料理を作るための材料調達中に出会ってしまった面々だ。
    「手伝ってくれるならいっかなーって思って」
     連れてきた!とにこやかに答えた後、ヒタムにだけ聞こえる声で「毒見にもなるし」と付け加えるあたり、今日のフロイドは機嫌はいいが調子は良くないのかもしれない。
    「まぁ、俺は良いですけどね。じゃあ作りますか」
     そんなに難しい料理ではない、とヒタムが教えてくれたのは6品。
     使うキノコはしめじ、えのき、椎茸、そして松茸である。
    「うぇーシイタケ使うの?」
    「きのこ料理の中でもスタンダードな素材なんだから我慢して下さい」
     匂いが無理、と文句を言うフロイドだがヒタムにはこっちのキノコでも嗅いでて下さい。と松茸を渡された。
     あまり見たことのないキノコだ。
    「んー、これの匂いはまだ、なんとか……でも土臭い。これどーやって料理すんの?」
    「ホイル焼きにします。本当は土瓶蒸しにしたかったんですけどね」
     土瓶が無いのでそこから買わなければならないし、ヒタムとしては酒蒸しにしたかったが余った酒の使い道が困りそうなので止めておいた。
    「ヒタムー、このマツタケ? だけ数少ないけどホイル焼きにするだけ?」
    「はい。帆立と合わせるので美味しいですよ。数が少ないのは高いんで数買えなかったんです」
    「ん?」
    「え?」
    「高いの?」
    「一応、絶滅危惧種なんで」
    「は?!」
    「いやぁ、自分の財布から出すんじゃこんな良い松茸買わないんですけどねー。今回は俺も食べて良いってことだったんでありがたく」
     ある程度の買い出しはフロイドがしたが、これだけは良し悪しがあるからとヒタムが財布を預かって買ってきていた。
    「対価なしでレシピ教えて貰えるとでも?」
     ニタリと笑ってそう言われてしまっては、さすがにキレるわけにはいかない。
     対価は必要だ。
     けれど味見に誘った寮生たちの分まで松茸の数はなかった。
     当然、文句は出るがヒタムがチャチャッと別の料理を作って差し出して場を沈める。
    「これは?」
    「しめじとトマトのサラダ。ドレッシングにソイソース使ってるからさっぱりする」
     それに、とヒタムが続けるに「香り松茸味しめじ」と彼の地元では言われるそうで、松茸の匂いはいい匂いだが、味はしめじの方が美味しい。って事らしい。
     なのでそれ食って我慢してろ。という事だそうだ。
     その間にもフロイドは指示とレシピ通りに切って分けてとしていたが、あらかた下拵えが終わってあとは食材を合わせていく段階だ。
     この先は指示をまた聞かないとわからない。
    「ヒタム。くるみは何に使うの?」
    「それは白米と一緒に炊きます。キノコと胡桃の炊き込みご飯ですね」
     出し汁と材料を混ぜてから米を炊くのだと教えられたが、出汁がなんだかわからない。
    ブイヨンのような物だと言われてヒタムの手元を覗けば、魚と海藻を煮詰めているのが見えた。
    「カツオとコンブ?」
    「正解です」
     美味しいんですよー、と煮えたぎる鍋から灰汁を取るヒタムだが視線が味見しに来た寮生のバリレテに向いている。
    「俺は! 美味しくないからな?!」
    「ちっ」
    「ちっ! じゃねぇわ!」
     キャンキャン叫んでいるバリレテはカツオの人魚だ。オクタヴィネルは人魚が多いが、その種類も色々いる。
     極東の島国で魚を食していたヒタムにしてみたら、美味しそうな寮なのである。
    「ホイル焼きもホタテ使うし、極東って魚料理多いんだ?」
    「はい。ウツボも刺身にしたり味噌汁にしたりします」
    「え?」
    「唐揚げとか美味しいんですよ」
    「や、包丁こっち向けんな」
    「ちょっとくらいなら……」
    「今は人間だかんね?!」
     珍しく怯んだ様子のフロイドにちっ、とまた舌打ちをしてからヒタムは次々と支持を与えて料理を仕上げていく。
     シイタケ、しめじと胡桃を入れた炊き込みご飯。しめじとトマトのサラダ。シイタケとエノキのすまし汁。しめじとササミのわさび醤油あえ。シイタケのカサを使ったミニグラタンに、松茸と帆立のホイル焼きだ。
    「う、まそう……!」
    「美味いんだよ」
     料理をすれば土臭さは薄れ、出汁やチーズの匂いに紛れてフロイドの嫌いなキノコ臭もあまり気にならなかった。
     ヒタムは多分、そこも計算して作ってくれたのだろう。
     味見と毒味の結果は上々。
     出来上がりの料理を綺麗に取り分けて、ジェイドの元に運ぶ準備をする。
    「ジェイド、喜んでくれるかなぁ」
    「喜びますよ、きっと」

     ラウンジ開店前のこの時間、ジェイドはアズールの手伝いをしているか開店準備の様子見をしているはずだ。
     出来立ての方が美味しいものはちょっとだけラウンジで手を加えて、開店前のラウンジで食べて貰ったあとは部屋に連れ帰り寝かし付ける。
     その後でフロイドはラウンジに戻ってきてジェイドはの代わりに仕事をするつもりだった。そのようにアズールにも根回しはしてあったのだが……
    「あれ? アズール、ジェイドは?」
    「それが片付けてしまいたい仕事があるからと、部屋に」
    「えー……部屋から引っ張り出すところからじゃん……」
     出来立てを食べて欲しいが引きこもって仕事をしているジェイドを引っ張りだすのは手間だった。
     作ってから運ぶのでも良いがお腹いっぱい食べさせて眠らせる、となると量が多い。食べる端からおかわりをよそって行く予定だったのでどうしたものかと考える。
    「んー……一応声かけてくる」
     料理を手伝っていた面々はさっきまでの様子から一転して、すでに萎えかけているフロイドの様子が気になったが、ついて行ったところで役には立たないので2人がいない分のラウンジ準備を手伝いながら帰りを待つことにした。
     一方、執務室にこもったジェイドはまだ少し締め切りに余裕のある書類を片付けていた。
     最近の激務もこれらが終わればひと段落ついて明日からは落ち着けるはずだ。なにかの折にフロイドが接触してきてくれるので精神はギリギリ保っていたが、体力的には限界が来ていた。
     急ぎではなかったが早く終わらせてゆっくり過ごす時間を作りたかったが為に、今日のラウンジ準備をアズールに任せてきたのだ。
    (あぁ、でも後少しなのに開店までには間に合わないかもしれませんね……)
     まだ1時間半くらいは時間があるが、目の前の書類と時間を比べるとどうにも時間が足りない。
     もういっそ明日に回してしまおうかと悩み始めたところに、ドアをノックする音が響いた。
    「ジェイドぉ〜?」
     返事を待たずに扉をあけるなんて事は他の寮生は絶対にしない。ノックと同時にドアノブの音がした時点でフロイドの来訪だと分かったが、今日は確かバスケ部があったはずだ。どうしたのだろうか? と思いつつ迎え入れれば、まるで怒られる前の子供のような表情でトコトコと入室してくる。
    「フロイド、どうかしましたか?」
    「それ、まだ時間かかる?」
    「そうですね。ラウンジの開店までには終わらせたかったのですが、間に合わないかもしれません」
    「……そっか」
     しょぼん。
     耳と尻尾が垂れ下がって明らかにガッカリしている猫の幻影がジェイドには見えた気がした。
     時間があったら、なにかしたい事があったのだろうか? そう思い聞き返そうとする前にくるりと向きを変えてしまったフロイドの背が、いつもよりも丸まっている。
     肩を落として、完全にテンションが下がってしまった時の状態だ。
    (こういう時は声をかけない方がいい事が往々にしてありますが……)
     今日は少し、違った気がした。
    「フロイド」
    「……なぁ〜に」
    「何か用事があったのでは?」
    「もぅいい」
    「そうですか。もう終わらないのでいっそ明日に回して今日は止めてしまおうと思っていたんですが」
     用事がないなら続けましょうかね? そう言ってフロイドの様子を見ると不貞腐れた様な顔はしていたがそれでも体の向きをこちらに戻して、ボソボソと話し出す。
    「ジェイドが……」
    「はい」
    「疲れてるみてーだから……ヒタムに教わって珍しいご飯、作った……から……」
     出来たて食べて、ほしくて……
     ぽしょぽしょと話すその様子が愛らしくていじらしくて抱き潰したい衝動に駆られるが、拳を握りしめる事でなんとか耐えた。
     手袋をしていなければ自分の爪で掌を抉るほどに強く握りしめたのでブルブルと震えていたが、これが嬉しすぎて震えるという感覚か?!とジェイドは余計な気づきを得ていた。
    「フロイドが僕のために作ってくれたのでしょう? 当然頂きますよ」
     そう言って立ち上がったジェイドに、表情をパッと明るくしたフロイドがえへへっと手を差し伸べる。手を繋ぎたいらしい。
     どうしよう、嬉しさと可愛さのあまり握り潰してしまうかもしれない……。そう思ってジェイドは反対の手で再び拳を作り、悟られない様にそっとフロイドの手を取った。
    「ヒタムくんに教わったということは極東の料理ですか?」
    「まぁそんな感じ〜」
    「ちなみに何料理ですか?」
    「食べてのお楽しみ〜」
     そう言ってラウンジに連れて行かれたジェイドは、ほっとした様子の寮生に迎え入れられた。その様子から自分が不在だった事で寮生にも伝わるくらいフロイドの機嫌が降下したのだろうと察せられた。
    (悪いことをしましたね……)
     ジェイドとしても早く仕事を終わらせて、フロイドと触れ合いたい一心だったのだが、どうせ間に合わなかった事だしこんな事なら最初から明日にしておけばよかったと後悔した。
    「はぁ〜い。お待たせぇ〜」
    「こ、これは……」
     手伝いの寮生とフロイドによって運ばれてきたキノコづくしの料理を前に、ジェイドにしては珍しくはたから見ても分かるくらいの喜色を浮かべていた。
     その様子をみてヒタムを筆頭に寮生たちは危機回避の為に「俺らはこれで〜」と立ち去っていった。
     なんで出てくの?とフロイドは不思議そうな顔をしていたが、横で湯気を立てている料理と、フロイドを交互に見て、まるで「待て」をされているワンコのようなジェイドに気が付いて爆笑した。
    「も〜ジェイドかぁいいなー」
     ワシワシと頭を撫でながら全部ジェイドのだから好きに食いなよ、と伝えると同時にフォークを手に取り猛然と食べ始める。
     ちなみに寮生達の危機回避とは、怖いからとかではなく余計なイチャつきを見たくないからだ。
    「フロイド、これは?」
    「混ぜご飯。ブイヨンみたいなのとキノコ入れてライスを炊いたやつ」
    「くるみも入っています! 山の恵みですね!」
    「こっちは出来立て食ってねー。チーズ固まる」
    「椎茸のカサをお皿に見立てるなんて、極東の方々は発想が面白いです」
    「これなら匂いもあんま気になんねーしね」
    「フロイド、このホイル焼きは?」
    「あ!それ一番味わって食べてよね!高いやつなんだから!」
    「松茸ですね?!僕も一度山で探したことはありますが、見つけられなかったんです」
    「帆立と合わせてるから山と海、両方味わえるねぇ」
    「あぁ、素晴らしいですフロイド!」
    「ってか、食うか喋るかどっちかにしなよ。こぼしてる」
     ケラケラと笑いながらジェイドの口端に付いたものを舐め取ると、空になった器にお代わりをよそっていく。
     途中途中で頭を撫でたり、キスしたり、手を繋いだりと触れ合いを挟みながらジェイドが満腹になるのが早いか、ご飯がなくなるののが先か接戦だったがどうにか引き分けで落ち着いた。
    「とても美味しかったですフロイド。あなたがキノコ料理を作ってくれるだなんて……嬉しいです」
    「元気出たみたいで良かったぁ〜」
     そして、思惑通り満腹になったジェイドの目が眠そうになって来たのを見てフロイドはホッとする。
     最悪これで寝なかったら食うと寝る以外の欲求を満たさないとダメかと思っていたのだが、ジェイドを寝かした後でラウンジのシフトを代わって残りの書類も片付けておくつもりだから、ここで抱き潰されるわけには行かないのだ。
    「ジェイド眠い?」
    「すみません……食べたら急に……」
    「ラウンジ始まるまで少し寝てたら? 起こすからさ」
    「では、お言葉に甘えて……」
     食後のお茶を飲んでから、船を漕ぎ始めた体をそっと長椅子に横たわらせる。
     眠るその唇にキスをしたら風魔法と水魔法を応用して流れるように静かに部屋まで運んでベッドに放り込んだ。
    「さて。働きますかぁ」
     ジェイドが明日目を覚ましたら、めい一杯甘えてやろうと決めてフロイドはラウンジへと向かった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏🙏💖💖💖💖💖🙏🙏🙏💕💕👏🙏💴🙏🇻🇱🇴🇻🇪🇻❤❤❤❤💖😍💖😍💯💞💕💕😍😍😍💖💖💖💖💖💖💖💖💖💖👏👏☺
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    ジン(R18の方)

    DONEジェイフロです

    お疲れジェイドにフロイドが料理を作ってあげるお話
    なんて事のない日常な感じです

    ※オリジナル寮生割とでます
    ※しゃべります
    ジェイドが疲れてる。
     副寮長の仕事とアズールから降りてくる仕事、モストロラウンジの給仕と事務処理、それに加えて何やらクラスでも仕事を頼まれたらしく、話し合いや業者への連絡などが立て込んでいた。
     普通に考えて疲れていないわけがない。
     もちろんほぼ同じスケジュールのアズールも疲れているのだが、ジェイドとフロイドの2人がかりで仕事を奪い寝かしつけているのでまだ睡眠が確保されている。
     まぁそれもあって更にジェイドの睡眠や食事休憩が削られているわけだが。
    (うーーーーん。最後の手段に出るか)
     アズールに対してもあの手この手を使って休憩を取らせていたフロイドだったが、むしろアズールよりも片割れの方がこういう時は面倒くさいのを知っている。
     一緒に寝ようよと誘えば乗るが、寝るの意味が違ってしまい抱き潰されて気を失った後で仕事を片付けているのを知っている。
     ならば抱かれている間の時間を食事と睡眠に当てて欲しい物なのだが、それも癒しなのだと言われてしまうと 全く構われないのも嫌なのがあって強く拒否できない。
     が、結果として寝る時間を奪っているので、そろそろ閨事に持ち込まれない様に気をつけな 6656

    related works

    ジン(R18の方)

    DONEジェイフロです

    お疲れジェイドにフロイドが料理を作ってあげるお話
    なんて事のない日常な感じです

    ※オリジナル寮生割とでます
    ※しゃべります
    ジェイドが疲れてる。
     副寮長の仕事とアズールから降りてくる仕事、モストロラウンジの給仕と事務処理、それに加えて何やらクラスでも仕事を頼まれたらしく、話し合いや業者への連絡などが立て込んでいた。
     普通に考えて疲れていないわけがない。
     もちろんほぼ同じスケジュールのアズールも疲れているのだが、ジェイドとフロイドの2人がかりで仕事を奪い寝かしつけているのでまだ睡眠が確保されている。
     まぁそれもあって更にジェイドの睡眠や食事休憩が削られているわけだが。
    (うーーーーん。最後の手段に出るか)
     アズールに対してもあの手この手を使って休憩を取らせていたフロイドだったが、むしろアズールよりも片割れの方がこういう時は面倒くさいのを知っている。
     一緒に寝ようよと誘えば乗るが、寝るの意味が違ってしまい抱き潰されて気を失った後で仕事を片付けているのを知っている。
     ならば抱かれている間の時間を食事と睡眠に当てて欲しい物なのだが、それも癒しなのだと言われてしまうと 全く構われないのも嫌なのがあって強く拒否できない。
     が、結果として寝る時間を奪っているので、そろそろ閨事に持ち込まれない様に気をつけな 6656