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    razuruprsk

    @razuruprsk

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    razuruprsk

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    夜明けに散歩する二人の話。
    Twitterに画像では載せたけど、pixivに投稿し忘れていたやつ。

    #類司
    RuiKasa

    散歩 時刻は午前四時。
     明日は休みなので司くんと夜通しで演劇の映像を見ていたら、夜が明けようとしていた。
    「もうこんな時間だったのか」
    「二人で夢中になってしまったね」
     いつもなら、日付が変わる頃には寝てしまう司くんも興奮が冷めないのか、目はしっかりとしている。
     この状態で寝ても、すぐに起きてしまうだろう。僕の部屋はショー関連のモノで溢れているから、気分を落ち着かせるには不都合すぎる。
     それならば、この部屋を出るしかない。
    「司くん、散歩に行こうか」
     僕の提案に司くんは、魅力的なその目を瞬かせた。
    「この時間にか?」
    「この時間だからだよ」
     時計を見て首を傾げる司くんの手を引いて、僕は作業場から外へと出る。
     五月に入ったとはいえ、朝方はまだ気温が低い。
    「寒くないかい?」
    「大丈夫だ!」
     もう一枚、羽織るべきだったかなと思って問い掛けると司くんは笑顔を返してきた。
     繋いだままの手から、お互いの体温を感じる。
     人気のない道路は静まり返り、僕と司くんが靴でアスファルトを踏む音だけが響く。
     今の状況だと、僕と司くんしか居ないような錯覚に落ちる。
    「こうしていると、オレ達だけみたいだな!」
     司くんが僕の考えと同じ事を口にしたのが、二人の心が通じ合っているようで嬉しかった。
    「……そうだね」
     だから、返事が少し遅れてしまった。
     それからは特に会話をする事はせず、ただ住宅街の道路を目的もなく歩く。
    「ふぁ、っ……」
     司くんのアクビが聞こえた。
     夜も明けて、朝日が差し始めている。
    「もう帰ろうか」
    「そうだな」
     明るくなったけど、繋いだ手はそのままにして僕達は帰りを急ぐ。
     その後、一緒のベッドへ潜り込んで泥のように眠った。
     次に起きた時、正午だったのは言うまでもない。
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    🍼☺
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    x12_rt

    PROGRESS※18歳未満閲覧厳禁※

    2024/5/26開催のCOMIC CITY 大阪 126 キミセカにて発行予定の小粒まめさんとのR18大人のおもちゃ合同誌

    naの作品は26P
    タイトルは未定です!!!

    サンプル6P+R18シーン4P

    冒頭導入部とエッチシーン抜粋です🫡❣️

    あらすじ▼
    類のガレージにてショーの打合せをしていた2人。
    打合せ後休憩しようとしたところに、自身で発明した🌟の中を再現したというお○ほを見つけてしまった🌟。
    自分がいるのに玩具などを使おうとしていた🎈にふつふつと嫉妬した🌟は検証と称して………

    毎度の事ながら本編8割えろいことしてます。
    サンプル内含め🎈🌟共に汚喘ぎや🎈が🌟にお○ほで攻められるといった表現なども含まれますので、いつもより🌟優位🎈よわよわ要素が強めになっております。
    苦手な方はご注意を。

    本編中は淫語もたくさんなので相変わらず何でも許せる方向けです。

    正式なお知らせ・お取り置きについてはまた開催日近づきましたら行います。

    pass
    18↑?
    yes/no

    余談
    今回体調不良もあり進捗が鈍かったのですが、無事にえちかわ🎈🌟を今回も仕上げました!!!
    色んな🌟の表情がかけてとても楽しかったです。

    大天才小粒まめさんとの合同誌、すごく恐れ多いのですがよろしくお願い致します!
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    PROGRESSきつねの神様🎈と人の子🌟の話(🎈🌟)。
    とりあえず途中まで進捗晒します。捏造のミルフィーユ。
    本当にこのまま書き進めていいのかまったくわからん……!って感じなので大丈夫かどうか教えて欲しい……です……。
    タイトル未定(きつねの神様🎈と人の子🌟) ——街外れの、そのまた外れの山の中。
     ぽっかり開けた空間に、人々に忘れ去られた祠が一つ。
     ひとたびうっかり迷い込めば、悪い狐に化かされて、酷い“いたずら”に遭うのだとか。

     行きはよいよい、帰りはこわい。
     鈴の音一つ聞こえたら、振り返らずに帰ること。
     恐ろしい御狐様と、目を合わせることの無いように。


        ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼




     人による手入れが行き届いていない、街外れの小さな山。その中腹辺りに一箇所だけ、がらんとした空き地があった。そこだけ丸く切り取られたかのように木が生えていないその空き地の奥には、こぢんまりとした祠のような木造の建物が一つ、寂し気に鎮座している。長い間放っておかれているのか、苔むして今にも崩れてしまいそうな屋根の下、縁側で一人の青年が片足をぶらりとさせながら辺りの木々を眺めていた。赤、黄、橙。冬支度を始めた樹木たちが、その葉を色とりどりに染め上げている。
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