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    lilycottasuki

    @lilycottasuki

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    POIPOI 9

    lilycottasuki

    ☆quiet follow

    京都に行きたすぎて大好きな甘味諸々も描いてしまいました。煉獄家の何気ないお話2Pです。
    らくがきですみませんです。

    パスワードはうちれんのサークルカットにてご確認ください。

    #煉獄家
    purgatoryHome

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    lilycottasuki

    MENU2023年11月25日、うちれん6開催おめでとうございます!
    遅くなりましたがお品書きの展示品です。
    11月11日のポッキーの日に間に合わなかったものですがせっかくなのでこちらで、、
    杏千♀(千くん先天性女体化)、全年齢です。

    *お互いに独占欲強いのも良いなと思う杏千♀
    モブにひっそりマウントを取る千寿ちゃん。
    お付き合い済、千寿ちゃんJC
    ポッキーゲーム「煉獄千寿さんだよね、ちょっとお話してできる?」
     放課後、教室を移動しようとして扉を開けると、待ち受けていた高等部の女子生徒数人に囲まれた。またか、と心の中で小さなため息をついて振り返る。千寿にとっては時々訪れる風景だ。
     用件は皆一緒──同じ学園で教鞭を取る兄、杏寿郎のこと。明朗闊達で爽やかな好青年、老若男女誰とでも分け隔てなく話ができる兄は、よくもてる。他校の女生徒から声をかけられたこともあるくらいだ。ファンクラブがあるとかないとか、学園内の有名人である杏寿郎を兄としている以上、降りかかるあれやこれやは千寿には避けられないものであった。彼女はいるのかに始まり、手紙を渡して欲しいだの、プライベートを教えて欲しいだの。教師ではなく一人の男性としての姿をあの手この手で聞き出そうとしてくる。マスコミの相手をする芸能人もこんな感じなのだろうか……心の中では辟易としつつ「煉獄先生の妹」という立場で兄の評判を落とすことはあってはならない。ただ千寿も内心は複雑だった。何が悔しくて自分の恋人の情報を根掘り葉掘り聞こうとする者の相手をしなければならないのか。   
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    sena

    MOURNING支部の下書きからサルベージ。
    最早投稿したのかも謎なので、ここにあげてみた。若干加筆修正しましたが、話の本筋は変わってないので、まぁいいでしょう(?)
    誘い文句にお応えしませう「何だか、口寂しくありませんか」

    ソファで寛ぎながら、平然を装ってそんなことを告げた。脈略のない僕の言葉に、隣り合ってテレビを見ていた兄はぴたりと動きを止める。時間にして僅か二秒足らず。兄は首だけでこちらに向き直った。左横からは熱いくらいの視線が突き刺さるが、僕は前方のテレビを見る振りをして動かない。

    「千寿郎」

    せっかちな兄が僕の名を呼んだが、それにも答えない。兄を無視している訳ではない。先程の自分の発言を無かったことにしたいだけだ。見えない矢印が僕の左半分に突き刺さっているが、あくまで気付かない振りを続ける。うん、テレビのチャンネルを変えて誤魔化そう。そう考えてすぐ横のリモコンに手を伸ばしたが、碌に見ずに掴んだそれは、リモコンではなかった。ごつごつとした節ばった指が誰のものかなんて、すぐ分かる。慌てて掴んだ手を離したが、もう遅かった。指の隙間に節ばった指が滑り込み、がっちり絡んで離れない。力が入っていなさそうなその指は、どんなに振り解こうとしても全く揺るがない。そもそも兄に力で勝てる筈もなく、諦めて力を抜けば左隣から小さく吹き出す声が聞こえた。流石にもう気付かない振りは通用しない。おずおずと左を見れば、隣に座る兄は至極楽しそうな顔をしていた。
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