みつき☆quiet followMOURNING幼児化アズ監♀ ネームレスボツ程ではないけど、なんだか納得出来なかったので供養 「わああああ!!!ジェイドぉぉ!フロイドぉぉ!!!」 閉店後の静かなラウンジに子供の悲痛な泣き声が響いて、呼ばれた双子は顔を見合わせた。監督生がアズールではなく、自分たちを呼ぶなど珍しい。あの子供はアズールに大層懐いているので、何かあればアズール、アズールとひっきりなしに彼を呼ぶ。……彼の身に何かあった、ということか。同じことを考えた双子はすぐさま踵を返し、彼女の声の元へその長い脚で駆けていく。おそらく発生源は客席だ。その予感は当たり、そこに監督生がしゃがみこんでいた。「どうしました!?」「どうしたの!?」 大きな音を立てて入ってきた双子を認識した監督生が振り向いた。絶望を顔に浮かべ、大粒の涙を溢しながら大水槽へ指を指す。彼女の普段とはかけ離れたその様子を見た彼らは、その事態が大事だと察し内心冷や汗をかきながら指された大水槽を見やる。「…………ッ」 そこには人魚の姿をしたアズールが漂っているだけで。彼は何かに襲われているわけでもないし、怪我も見られない。……ただ、酷く傷付いた表情を浮かべてはいたが。その理由に、すぐ双子は気が付いた。 アズールは自身の人魚としての姿を他者に進んで見せようとはしない。故郷の海の中でさえ、中々戻ろうとしない程には。幼少期に、その姿を馬鹿にされた傷は簡単には癒えない。そうして今度は、幼い監督生によって傷付いてしまっている。今は子供の監督生がアズールに懐いているように、アズールだって監督生を少なかず……どころか途方もないほどの好意を持っている。――彼は価値のないモノに構う人魚ではない。故に、彼女から受けた傷は決して軽いものではないだろう。現にいつもは完璧に作られているアズールの表情は痛みで崩れ、握られている拳は力を入れすぎて震えていた。彼女がいる手前我慢しているが、本来ならば癇癪を起こしていても可笑しくない。 瞬時にこの状況の悪さを理解した双子は、まず混乱している監督生を宥めようと普段よりも一段と低い位置にいる子供の前にしゃがみこむ。だが双子が言葉を口にする前に、監督生は指を指したまま悲鳴じみた声で告げた。「あず、アズールがっ、宇宙人に食べられてるの!!はやくたすけて!!アズールがしんじゃうよおお!!!」「……え?」「おやおや」「あはぁっ」 ひとまずアズールは人間の姿になってもらい、監督生の誤解を正しいものへ認識させるため説明する。「んっと……アズールはタコの人魚さんだから、宇宙人に食べられてないの?死なない?」「ンフッ……ええ。ですから、アズールは無事ですよ」「そっか~、良かった!」「…………」「うんうん。アズールが大丈夫で良かったねぇ、小エビちゃん」「うん!」「…………」 監督生が、アズールはタコの人魚であることを正しく理解してくれたのは良い。それは良いのだが、先の宇宙人発言によって双子が見るからに上機嫌なのがアズールには癪であった。双子の笑いが収まるまでどれ程待ったか。アズールは組んでいる腕を右の人差し指で叩いて、内なる苛立ちと戦っている。「しかし驚きました。まさか、あれを見て宇宙人という発想になるとは」「前にテレビで見たの!紫のウニョウニョ宇宙人」「ふふふ、そうでしたか。それなら仕方ありませんね、アズール?」「…………うるさい」 でも、そうか。僕は嫌われなかったのか。……良かった。 アズールの震えて掠れた呟きを、双子は慈悲の心で聞かなかったことにした。……その代わり、存分にからかいはするが。ニヤニヤと悪辣に笑う双子に、アズールは嫌な予感に口元を引きつらせたのであった。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow みつきMOURNINGアズ監♀ ネームレス ※未完成悩みがある監督生と相談に乗ってくれる(?)妖精の話長くて言い難い名前のキャラを出したかった&シリアスな話に挑戦したけど、🐙の誕生日お祝い文でそれどころじゃないので途中で放置したもの一応シリーズの子とは別人設定今週全ての授業を終えた監督生が廊下を歩いていた。何とかテストで平均点を取れたことにより、補習を回避出来たのでその足取りは軽い。親分ことグリムはそうはいかなく、現在その真っ最中なのだが。ふたりでひとりの生徒として認められているものの、こういう場合は連帯責任ではなくて正直助かる。勉強嫌いなあの親分を宥めて机に向かわせるのは一苦労なのだ。ふなふな泣いて帰ってくるであろう彼に、今日は労ってツナ缶を増やしてあげよう。もふもふボディに甘い監督生はひとつ頷いて家路を進む。そんな彼女に一際強い突風が巻き起こった。「わっ」 あまりの風量に顔を庇う。流石に吹き飛ばされはしないが、バランスを崩しそうな勢いだ。少しよろけた監督生の耳にクスクスと笑う声が聞こえた。「ごめんなさい、はしゃぎすぎてしまったわ」 その声が女性のもので監督生は驚いた。何せここは男子校。生徒も教師も皆男性だ。一応話す絵画に女性はいるが、生きている人では例外である自分以外にはいないはず。風が収まったので、声が聞こえた方に視線をやると。「うふふ。こんにちは、可愛らしいお嬢さん」「……妖、精?」 落ち着いた大人の女性の 3461 みつきMOURNING幼児化アズ監♀ ネームレスボツ程ではないけど、なんだか納得出来なかったので供養「わああああ!!!ジェイドぉぉ!フロイドぉぉ!!!」 閉店後の静かなラウンジに子供の悲痛な泣き声が響いて、呼ばれた双子は顔を見合わせた。監督生がアズールではなく、自分たちを呼ぶなど珍しい。あの子供はアズールに大層懐いているので、何かあればアズール、アズールとひっきりなしに彼を呼ぶ。……彼の身に何かあった、ということか。同じことを考えた双子はすぐさま踵を返し、彼女の声の元へその長い脚で駆けていく。おそらく発生源は客席だ。その予感は当たり、そこに監督生がしゃがみこんでいた。「どうしました!?」「どうしたの!?」 大きな音を立てて入ってきた双子を認識した監督生が振り向いた。絶望を顔に浮かべ、大粒の涙を溢しながら大水槽へ指を指す。彼女の普段とはかけ離れたその様子を見た彼らは、その事態が大事だと察し内心冷や汗をかきながら指された大水槽を見やる。「…………ッ」 そこには人魚の姿をしたアズールが漂っているだけで。彼は何かに襲われているわけでもないし、怪我も見られない。……ただ、酷く傷付いた表情を浮かべてはいたが。その理由に、すぐ双子は気が付いた。 アズールは自身の人魚としての 1515 recommended works 6t5s9DOODLEVOIDげんみ❌うちのHO3とNPC(ネタ漫画) 2 syotonhyDOODLEパラクラ4話までのネタバレあり 10 Coffee9603PAST口交 帮打手冲 骑乘?。。 3 ゆりげDOODLE彼シャツが一番恥ずかしい太公望様 mzpn(まじぱん)DOODLE ron_sosakuDOODLE猫化レオナルド氏(更新予定)今の所割と健全 4 わくわくわDOODLEリゾットの日2024ということで「それはどうかな!」クイッ なリゾット魂キャノンになりてえ…(´ρ`) ynk_hobbyTRAINING🦖🖤の練習 zinritrpgSPOILERCoC「VOID」ネタバレKPでのセッション時に作成・使用したスチル 3