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    a_akai_chan

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    男モブファン視点祓本夏五
    エロはまだない

    #夏五
    GeGo

    『ーーーじゃあ、今週はこの辺で。また来週お会いしましょう』
    『じゃあなーお前ら。放送見てくれてサンキューな』
    画面に映る二人の男が、締めの言葉を口にしながら手を振っている。
    「ふぅ…今日のじゅじゅちゅーぶ放送で投げたスパチャはざっと50万くらいか…記念放送だし、今日はいつもより多めに投げてみたけど、さとぴ、喜んでくれたかな…?」
    俺はパソコンの画面を確認し、ふー、と息を吐き出しながらデスクチェアの背もたれに深く背中を預けた。今をときめく超売れっ子芸人コンビ、祓ったれ本舗、通称祓本。
    そのコンビの結成一周年記念のネット生配信が本日行われたのだった。俺は結成時から祓本を追っていたファンのひとりと言うこともあり、いつもよりサービスの多い記念放送は、俺にとっても有意義なものだった。
    「それにしても、今日のさとぴも可愛かったなァ…」
    俺は今日の放送でのさとぴの天使のように可愛い顔を思い出し、胸いっぱいに沸き上がる幸福感を噛み締めた。
    祓ったれ本舗。名もないルーキーから瞬く間にのし上がり、現在は人気絶頂の漫才コンビ。俺はそのコンビの片割れ、五条悟(なお、ガチファンの間での呼称は『さとぴ』である)という芸人の追っかけをしている。
    (ここまでーーー長かったようで短かったな。さとぴは絶対に売れると思っていたが、まさかここまで上り詰めるとは)
    過去の記憶を思い出し、俺は感慨深くなる。
    懐かしいーーー俺がさとぴと出会ったのは2年前。それまでは俺も同じように芸人をしていたが、何年経っても全く売れず、自分の才能のなさを思い知った俺は、芸人を辞めて実家に戻った。幸運なことに、俺の実家はそれなりに金持ちだったし、俺は家業を継げと口を酸っぱくして言い続けてきた親父に反発して家を出た身だったので、「これでようやく息子も会社を継いでくれるだろう」と安心したのか、家に篭り切りになった俺を父も母も随分と甘やかしてくれた。そして夢破れ、人生の目的を失った俺は、何も言われないのをいいことに、怠惰な引きこもり生活を送っていた。見事な引きこもりニートの誕生である。
    しかしそんな折りだった。実家近くで開催された地域のイベントに、とあるピン芸人が参加すると聞いた。身も心も荒んでいた俺は、その芸人を品定めして、面白くなければ野次でも飛ばして、俺がそうされたように、ソイツ心を折ってやろうと思ったのだ。
    祝日のファッションモール。
    家族連れやカップルで人は溢れてはいるが、特に有名でもなんでもないぽっと出の芸人の芸をわざわざ見てやろうという人間は少なく、舞台前に配置されたパイプ椅子に座っていたのは、俺と、ごくわずかな人間。
    そんな中、何食わぬ顔で舞台に登場してきたのが五条悟だった。
    五条悟はガラガラの席をサングラスの奥の瞳でぐるりと見回してから、無表情で口を開いた。

    そしてーーー俺は、その芸人の面白さに瞬く間に魅了されてしまった。

    俺は半ば呆然としたまま家に帰り、部屋に入っては即さとぴのことを調べ出した。
    すると、彼はなんとまだ芸歴三ヶ月のスーパールーキーだった。駆け出しだからメディアへの露出もなく、地道な地方営業をやっているらしい。
    それから俺のさとぴ追っかけの日々が始まった。逐一彼の出演情報を確認し、地方のあちこちを巡ったり、芸人スレで彼の情報を追ってみたり、じゅじゅったーで評判を検索してみたり。
    ーーー何で、みんな彼の良さに気付いていないんだ!
    ネットで彼の評判を検索する日々のなか、俺は毎日のようにそう叫び出しそうになっていた。
    もし、俺がまだ芸人だったら、俺が彼と組んで、もっと彼の面白さを引き出すことができるのにーーー。
    その頃の俺は歯痒い思いでいっぱいだった。
    その翌週。俺の元に衝撃的なニュースが飛び込んできた。ネットでの突然の報告に、目を疑った。
    あの五条悟が、今後はコンビとして活動していくことを、事務所経由で報告したのだ。
    相方の名前は、夏油傑。彼もまた、五条悟と同じ芸能事務所に所属しているピン芸人である。
    もちろん、最初は気に食わなかったーーー。こんな芸歴もろくにないポッと出の芸人がさとぴの魅力を引き出せるはずがないーーーそう思った。しかし、二人の漫才は回をこなすごとに洗練されたものになっていった。
    面白いのだ。
    面白いというか、ぴったりとハマっている。
    今までのさとぴの芸風は、「少し無理をしている」という感じがした。本来の自分を抑えているっていうか。いや、だいたいの芸人はそうなんだけどな。特にピン芸人はそれが顕著になりがちだが、芸人のウリは「キャラ」だ。キャラのインパクトが強烈であればあるほど、世の中ではウケやすい。
    だが、夏油傑のネタの中の五条悟は、多分、自然体だ。
    夏油傑の構成する漫才は、「五条悟」という人間の魅力を引き出すような、そういう漫才なのだ。こんなネタ、めちゃくちゃ才能がある奴じゃないと書けない。
    しかもそれだけじゃない。夏油は他の面でもかなりの腕利きだった。
    作るネタがいいだけじゃなく、全体を見ながら場を回すのがかなり上手い。特にバラエティではその特性が顕著だ。例えば先輩芸人やゲスト女優がさとぴに対して気分屋のさとぴが機嫌を損ねそうな発言をした時に、必ずやんわりと夏油が間に入ってきて、さとぴの代わりに「悟は〜」と話し始めたと思ったら、いつの間にか話がすり替わってるなんてこともしばしば。よくMCには「何でお前が五条のこと喋るねんw」とツッコまれることもあるが、いつもの笑顔で「悟のことは悟本人よりも分かってます」と言ってのけながら隣のさとぴの肩を抱き寄せるものだから、観覧席からは黄色い悲鳴があがり、その日のネットは荒れたりもする。俺はそういう場面に遭遇すると(ケッ、見え透いたホモ営しやがって)と舌打ちをしたくなるのだが、なぜかさとぴも満更でもなさげなせいで何も言えなくなる。むしろ悪ふざけが好きなさとぴは余裕でノッてくる。
    ちょっと話が逸れた。
    とにかく、夏油と漫才をするさとぴを見ていても、ピンの時よりずっと生き生きと舞台に立っているのがわかるし、バラエティでのさとぴの言動を見ていても、夏油のことを全身全霊で信頼しているのが伝わってくる。
    完敗だ。
    祓本は、さとぴは俺では到底辿り着けない域に達した。
    悔しいが、現状においてさとぴの相方は夏油以外考えられない。
    その結論に至るまで、俺の中ではかなりの葛藤があったが、悟りに達した今となっては「まあ、さとぴがアイツでいいなら、さとぴの隣に並ぶのを許してやらんでもない」という気持ちではある。いや、本当はまだ、ちょっぴり妬ましいが。
    (…ま、これからもさとぴの為に尽くせよ、夏油)
    まあ、さとぴが相方に満足している限りは、きっとそれでいいのだ。
    そして楽しみにしていたネット放送も終わったし、日々の日課にしている5chの祓本スレを巡回し、さとぴのアンチを俺の完全論理武装で論破してやろう…そう思って画面を切り替えようとした瞬間。
    「…あれ?なんか変だな…」
    俺は妙な違和感に気付いた。
    開きっぱなしの画面には、まだ祓本のふたりが映っている。いつもだったら画面がブラックアウトしているはずなのに…。
    そして画面中央に映るように設置された2人がけのソファに座る祓本は、お互いの顔を見合わせながら話し始めた。
    『悟、放送切ったよ。今日もお疲れ様』
    『…はぁー。マジで疲れた。ネット配信ってさ、テレビと違ってファンの反応にリアタイで答えなきゃなんねーし、気ぃ抜けねーから大変なんだよな』
    ぼすん、とカメラの前に配置されている黒革のソファに深く背を預けながらさとぴがぼやく。
    『しかも場所が家だからさー、スタジオと違ってなんかやりづらいんだよな』
    『まあ、家だと気が抜けがちだからね。うっかりいつもの調子で変なこと言わないかってヒヤヒヤするよ』
    隣に座った夏油が笑いながら同調する。しかし、何か気になることでもあったのか、夏油は急に神妙な顔をして黙り込んでしまった。
    「今日も居たね。あの『特級ニート』って名前の人」
    「あ?あーアイツか。結構長いこといるよな。つーか最初の放送の頃からいたんじゃね?いつも何万もスパチャ入れてくれてるよな」
    俺…さとぴに認知されてる!?やったー!毎回スパチャ投げまくってよかった!いっぱい貢いでよかった!さとぴは夏油に比べてファン対応が塩なことで有名だが、そんなさとぴが自分の存在を知っていてくれたなんて…。感極まって涙が出てきそうだ。
    しかし俺のそんな喜びとは裏腹に、夏油は渋い顔をしていた。
    「…あの人、「俺」って言ってるし、文面からして男だよね。しかも、重度の悟ファンみたいだし」
    「あー?そうか?まあ、俺へのコメント多いような気はするけど、あんま覚えてねーな」
    「…というか、ほぼ、悟だけだよ」
    「なに、傑、もしかして嫉妬してんの?」
    「…そう見える?」
    「うん、すげー見える」
    (お、夏油のやつ、確かに機嫌悪そうな顔だな)
    俺は画面を見ながら思った。夏油傑といえば、特徴的なのが、腹の中が読めない、不敵なアルカイックスマイルを常に浮かべていること。いっそ謎めいているとも感じるその微笑は、年齢不相応の大人の余裕を醸し出しており、もともとの顔の良さも相まって、そんな彼の雰囲気に魅了される女子も多い。
    そのくせ、ドッキリ番組なんかでは、そんな余裕めいた画面が剥がれる瞬間があり、そのギャップが良いというファンもいるが、それはともかく。
    「…そうだよ。本当は、メチャクチャ嫉妬してる」
    (ぶっ…ま…マジか、夏油…!)
    俺は飲んでいたペットボトルの水をつい噴き出した。
    奴のことだからてっきり軽くいなすかと思っていたのに、返ってきたのは予想外に真剣な声音。
    「でもね、悟。私は悟が思ってるよりずっと悟のことが好きなんだよ。分かってても、好きだから心配になる。こればっかりは仕方ないよ。だって悟は魅力的だから。君の傍若無人で、人を振り回す素振りが、逆に振り回されたいファンたちを男女問わず骨抜きにしてしまうのもね。でも、それでもたまに我慢出来なくなってしまう…だって、悟は私のなのに…」
    (そうそう…さとぴは気紛れでネコっぽくて、俺みたいな振り回されたいタイプは沼になりやすいんだよ…って、何言ってんだ夏油、今はカメラ回ってねーんだぞ、いや回ってはいるが…)
    むすっと不機嫌な顔つきで口を尖らせる夏油は、全身全霊で『拗ねてます』とアピールしていた。
    穏やかでクールが売りの夏油傑。さとぴのことを魅力的と評していたが、夏油も夏油でその人当たりの良さや年齢にそぐわない落ち着きぶりやスマートな対応で、ファンだけにとどまらず女優やアイドルからの人気も高い。いわゆる女たらしだ。
    しかしそんな男は、五条悟の前ではこんな子供っぽい顔を見せるのか。それはファンではない俺からしても驚きだったし、新鮮だった。いつもスカした態度で気に食わなかったがら、こんな一面があるなら、確かにちょっと可愛いかも…。
    (…いやいや!?なに夏油にときめいてんだ俺!俺はすぐぴ一筋だろ、しっかりしろ!)
    はっとした俺は両頬をバチバチと手で叩く。
    「すーぐーる、顔こっち」
    すると、画面の中で、すぐぴが夏油に呼びかける。
    すぐぴがぐいと顔を近づける、次の瞬間。
    そのまま、二人の顔と顔が重なった。
    「ん、むっ…」
    くっついた柔らかな唇の感触に驚いたのか、夏油が小さな声を漏らす。
    「んんっ…ふぁ、あ、は…っ」
    ぴちゃ、ぴちゃ。オンになったままのマイク越しに、唾液の絡まるねっとりとしたいやらしい水音が聞こえる。何というか、聞いているだけで体が熱くなってムズムズするような、そういう音だ。
    「ん、ぅ…」
    どれくらい唇を重ね合わせていただろう。さとぴは鼻にかかった小さな声を漏らしながら、名残惜しに触れ合っていた口を離した。わずかに寄った眉根、もう充分堪能し切ったろうに、それでもまだ足りないと、そう訴えている。
    「は、ぁ…悟、」
    それは夏油も同じようで、ヤツは熱い吐息を吐き出しながら、さとぴの名を呼んだ。呼ばれたさとぴは、ニッと口角を上げて笑って見せながら、
    「だぁいじょーぶ。俺には傑しかいねえし傑しか見えてねえの。分かってんだろ?」
    と夏油に向けて言い放った。
    それまでの間、俺は完全にフリーズしていた。
    あ?
    あれ?
    何が起こった?
    俺の見間違いじゃないよな?
    ーーーあの二人、キス、してたよな?
    しかも口同士が触れ合う程度の軽いキスじゃなく、体張る芸人が罰ゲームでもしないくらいのディープなやつ…。
    俺はその衝撃映像に頭が真っ白になってしまった。
    (おい、待て待て待てーーー、お前らもしかして「そーいう」関係?え、マジで?)
    頭の中でそう問いかけるが、答える人はいない。
    混乱したままの俺は、目の前で起こったことが未だ信じられず瞬きを繰り返す。
    これは本当に現実なのか?腐れ女の書いたクソ二次創作を強制的に見せられているわけじゃなくてか?よく5chでは、「hrhnは同棲してるって公開してるし休日もよく二人で出掛けてるしいつもお互いの自慢話ばっかで常に引っ付いてるし絶対に付き合ってる」という腐女子が湧いていて、俺はそれを「妄想乙w同棲とか言うが事務所が強制して一緒に住み始めたって話だし、過剰に仲がよく見えるのもファンに向けてのホモ営業だろwそのうちどっちもすんなりとどこぞのアイドルと結婚するに決まってるw」とせせら笑っていたのだがーーー、まさかそれが真実だとは思いもよらなかった。
    と、いうか、カメラ回ってるの、ちゃんと気付いてるのか!?ファンに拡散されるぞ!俺は急いで入場者数を確認するが、そこに表示されていた数字は「1」。つまり、このイチャイチャは俺しか見ていないということだ。
    「…ちゃんと分かってるよ、悟。悟は私だけの最高の相方で、世界一可愛い恋人だってこと。でも、それでも君の男として、他の男が君に夢中になっているのは、あんまりいい気分じゃないんだ…」
    「んっ、傑…?」
    「そいつらに見せつけてやりたいよ…悟は私のものだって…お前らの知ってる悟はたった少しの側面でしかないってこと…悟は私の腕の中では、こんなに可愛らしくてエロく乱れてくれるってこと…」
    「あっ、すぐるっ…、そこは…っ」
    慈悲深いさとぴの慰めのキスに調子に乗ったのか、夏油はすぐそばにあるさとぴの体を抱き寄せ、まさぐりだす。
    え?これまさかーーーアレか?何がとは言わないが、ここで始まる流れか?俺がドギマギしながら画面を凝視した。シャツの裾から入り込み脇腹をなぞるいたずらな手を制止するようにさとぴの手が夏油の腕に置かれる。
    「ま、待てって傑…、ここですんの…?」
    「うん、したい。ダメ?」
    「だって、カメラ…」
    「放送はさっき切ったよ。見られてるようで恥ずかしい?」
    「う…、」
    耳に囁きを吹き込むような夏油の問いに、さとぴは小さい吐息を漏らしながら視線をそらす。意地っ張りのさとぴは、その意地悪な質問に答えこそしなかったけど、目の前のカメラに羞恥を煽られているのは明白だった。
    そして切れていると夏油は思い込んでいるが、実際は切れていない。
    (こんな動画流出したらタダじゃすまねえぞ…。超売れっ子芸人コンビのセックス動画なんて世に出ちまったら、干されるどころか、一緒お天道様の下を歩けなくなるかもしれねぇ…)
    画面を確認すると、やはり閲覧者数は1。奇跡的に、放送が切れていない現状を知るのは自分一人だ。またスパチャを投げて、早く放送を切れと言った方がいい。
    しかし。
    (正直、見たいーーー。彼らがファンの知らない場所でどんな営みをして、どんな顔を見せているのかーーー、それを知りたい)
    俺はその欲望、というかファン心理に抗えなかった。夏油のことは気に食わないが、夏油の前でしか見せないさとぴが見たい。そしてあわよくばーーーそのまま夜のオカズにーーー。
    (な、何考えてんだ俺ーーー、俺はさとぴのことをそんな目でなんか見てないはずなのに、)
    しかし、ズボンを押し上げるモノの存在に、言い訳ができるわけもなく。
    白状しよう。俺はこの状況にどうしようもなく興奮していた。
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    a_akai_chan

    MEMO男モブファン視点祓本夏五
    エロはまだない
    『ーーーじゃあ、今週はこの辺で。また来週お会いしましょう』
    『じゃあなーお前ら。放送見てくれてサンキューな』
    画面に映る二人の男が、締めの言葉を口にしながら手を振っている。
    「ふぅ…今日のじゅじゅちゅーぶ放送で投げたスパチャはざっと50万くらいか…記念放送だし、今日はいつもより多めに投げてみたけど、さとぴ、喜んでくれたかな…?」
    俺はパソコンの画面を確認し、ふー、と息を吐き出しながらデスクチェアの背もたれに深く背中を預けた。今をときめく超売れっ子芸人コンビ、祓ったれ本舗、通称祓本。
    そのコンビの結成一周年記念のネット生配信が本日行われたのだった。俺は結成時から祓本を追っていたファンのひとりと言うこともあり、いつもよりサービスの多い記念放送は、俺にとっても有意義なものだった。
    「それにしても、今日のさとぴも可愛かったなァ…」
    俺は今日の放送でのさとぴの天使のように可愛い顔を思い出し、胸いっぱいに沸き上がる幸福感を噛み締めた。
    祓ったれ本舗。名もないルーキーから瞬く間にのし上がり、現在は人気絶頂の漫才コンビ。俺はそのコンビの片割れ、五条悟(なお、ガチファンの間での呼称は『さとぴ』である)と 6629

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