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    mura_kou

    村崎@mura_kou
    Twitterのらくがきまとめとか。

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    mura_kou

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    もしもの話。

    #フラベリフラ
    wrigglingAround

    「お前、俺様のことを好きだのなんだのってよく言うけどさ」
    「んー」
    「もしも俺様が一文無しになって、体壊して動けなくなって、しゃべる事も出来なくなって、ベッドからミリも起き上がれなくなったら、用無しだろ?好きでもなんでもねーだろ」
    「……馬ッ鹿、そしたら俺が責任取ってキッチリ」
    「責任取ってキッチリ?」
    「殺してやるよ。だってそうだろ?生きてぇのかよ、ンなザマで」
    「…………」
    「あンだよ、文句あんのか?そんなンなってもおめぇは生きてぇのかよ?」
    「いや、お前にしちゃあ上出来な殺し文句だなァ、と感心したんだよ。成程、殺してくれるのか」
    「は?口説いてねぇだろ。死なせてやるのが情けだと思っただけだよ。ちげぇのかよ?」
    「ふっふ、はははっ。そうだなそンときは殺してくれ」
    「ンだよ、可笑しくねーだろ何笑ってんだ。死ぬ話だぞ」
    「もし、お前が生きていて、俺様がそうなったら、必ず殺してくれ」
    「当たりめーだ。他の奴になんか譲ってやらねーよ」
    「ハッハ、お前は良い男だな」
    「はぁ?頭イカレてんのか」
    「フッフッフ…ブフッ」
    「おわっきったねーな!」
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    Replies from the creator

    mura_kou

    MOURNING厨二設定話のリメイク。悪い組織の手下その二の続き。
    時系列ではこっちのが先。でも前の話を読んでからの方が味わい深い。悪い男と悪い男の話と言えばたぶんそう。いえ先輩はあまり悪くないです。悪いのは金持ちの方です。
    悪い組織の手下その二 仲良くなるまでの話。「お手数かけて、すいませんね」
     後輩は、人懐こい笑みを浮かべてそういった。いや、そう見えるだけのビジネススマイルと言うやつなのだろう。彼の立場と自分の立場を考えれば。
    「仕事の上司と、親交を深める。別に不思議な事でもないだろう。まして俺はアングラに詳しいわけでもない、貧乏な一般家庭の人間だ。仕事上必要なものが足りないというのであれば、君がこれからスカウトする他の子とトラブルになっても困る。手間は道理だ」
     自分の雇い主であるミギワキイトは、とってもアングラでビッグな会社の御曹司である。ビッグ過ぎて、組織や彼の父親の所有物には会社が複数どころか衛星惑星が複数含まれる。
     俺が学費免除につられて入ったこの大学も、宇宙に浮かぶ一つの独立した「衛星」の中にある。より正確に言うなら『学園衛星』、幼年の学校から大学院までがあり、高校以上は学科試験と諸条件、本人の希望により学費の免除が受けられる。条件はあるものの厳しい条件ではないので、学科試験さえクリアすれば金のない人間にとっては大変ありがたい。
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