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    neno

    たまに腐向けの奴あげます。
    @tonkatu517

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    neno

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    めっっちゃ短いし、類司と言えるのか……。ボツです。でも勿体無いので投下させてください。参謀について考えるはなしです。そのまんま。参将要素も、匂わす程度です。

    #類司
    Ruikasa

    参謀について考える ぎち、と縄の軋む音が聞こえる。その縄は司くんの手首に一周二周と、蛇がとぐろを巻くように縛られていて、なんとも禁欲的な気分にさせられた。司くんの手首を拘束しているのは他でもない僕なのだが、もちろん演技でやっていることであって、決して僕の趣味などではない。司くんも身じろぎをして抵抗する様子を見せた。それもシナリオ上の設定でやっていることなのに、どうにも煽られてしまう。理由は、性癖が単に拗れてしまったのか、それとも僕が司くんのことが好きだからか、それはどちらとも言い切ることができなかった。
     見上げるように顔を上げた司くんと視線がかち合う。その瞳は、こちらを真っ直ぐと見据えていて、汚れを知らない。
    「っ……」
     どくり、と大きく心臓の音が鳴る。
    『やめろ……! はなせ!!』
     “やめろ„だとか、“はなせ„だとか。決められたセリフでも、反抗されるともっといじめたくなるのは、きっと僕だけじゃないと思う。
    もしかしたら参謀も、そう思ったのかな。
    一瞬でも、そんなことをらしくもなく考えてしまった。
    『……フフ。あとは皆が寝静まる夜を待って、宝ともども消えてもらいましょう』
     少々セリフが遅れたが、このくらいなら問題ない。くすくすと嘲るような表情を崩さず、そのまま舞台を去った。それから脚本通りに僕が倒され、物語はハッピーエンドを迎えたのだった。


     観客からの拍手喝采に礼をしているなか、僕は司くんの言葉を思い出していた。

    「参謀は、どうして直接手を下したんだろうな?」
     練習の際、司くんは突然そんな言葉を僕に投げかけた。司くんはなんでもないような表情をして脚本のページをめくる。
    「これはオレの勝手なイメージなのかもしれんが、参謀役、というのは指示や作戦だけを立てて、その様子を眺めて、次の一手を考える、こんなイメージだったんだ」
    「要は、高みの見物、といったところかい?」
    「む……、まあ、言い方は悪いが、その通りだな」
    「なるほどね」
     司くんが読んでいた脚本を閉じる。かなり読み込んでくれたのか、その脚本はよれよれにくたびれていた。
    「物語の便宜上、単純に参謀を悪役にわかりやすく見せたかっただけなのかもしれんが……もし、他の意図があったなら、と考えてしまってな」
    「……他の意図って?」

    「参謀はなにか、将校に特別な思い入れがあったんじゃないかって、時折考えてしまうんだ」

    “もしかしたら参謀も、そう思ったのかな„
     
     所詮物語の登場人物に勝手に共感して、思いを馳せたって、なんの意味もないのに。
    あのときの言葉が、ずっと頭に残っている。
    「………はぁ、僕って案外、司くんに毒されてるな……」
    「? 呼んだか?」
    「……ううん、なんでもないよ」
     馬鹿げたことを考えてしまったのは、紛れもなく司くんのせいだと、赤い顔を隠すように僕は項垂れた。
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    neno

    MOURNING成人済みの付き合ってない類司のはなし。タイトル重そうに見えますがめちゃくちゃ明るい(?)普通の話です。
    ※成人済みしてる。
    ※めーっちゃ軽い嘔吐表現があります。
    復讐「る、類……急に起こしてすまん」

    今目の前でかわいらしく布団にくるまって、その隙間から僕を覗いているのは司くんである。司くんはお酒の飲み過ぎで昨夜の記憶がないらしく、起きたときに置かれていた状況を未だ飲み込めずにいる。司くんが言うには、起きたときに裸の僕がなぜか横に眠っていたらしい。驚いて自分が布団から飛び出すと、なぜか自分自身も脱いでいて、咄嗟に僕を叩き起こした、という話だった。
    「……その、昨日、なにがあった……?」
    「うーん、僕もあまりよく覚えてないな。たしか……、ああ、思い出した。昨日はむし暑かったから、二人で裸で寝ちゃったんだ」
     事実無根、すなわち嘘八百である。思い出したもなにも僕の頭にはしっかりと昨夜の記憶が刻まれていた。ついでに言うなら、昨日はむし暑くもなかったが、僕にとっても司くんに忘れられていた方が好都合である。それに、司くんにとってもそれが一番いいだろう。僕の言葉に司くんはあからさまにほっとした表情を浮かべている。
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    2024/5/26開催のCOMIC CITY 大阪 126 キミセカにて発行予定の小粒まめさんとのR18大人のおもちゃ合同誌

    naの作品は26P
    タイトルは未定です!!!

    サンプル6P+R18シーン4P

    冒頭導入部とエッチシーン抜粋です🫡❣️

    あらすじ▼
    類のガレージにてショーの打合せをしていた2人。
    打合せ後休憩しようとしたところに、自身で発明した🌟の中を再現したというお○ほを見つけてしまった🌟。
    自分がいるのに玩具などを使おうとしていた🎈にふつふつと嫉妬した🌟は検証と称して………

    毎度の事ながら本編8割えろいことしてます。
    サンプル内含め🎈🌟共に汚喘ぎや🎈が🌟にお○ほで攻められるといった表現なども含まれますので、いつもより🌟優位🎈よわよわ要素が強めになっております。
    苦手な方はご注意を。

    本編中は淫語もたくさんなので相変わらず何でも許せる方向けです。

    正式なお知らせ・お取り置きについてはまた開催日近づきましたら行います。

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    18↑?
    yes/no

    余談
    今回体調不良もあり進捗が鈍かったのですが、無事にえちかわ🎈🌟を今回も仕上げました!!!
    色んな🌟の表情がかけてとても楽しかったです。

    大天才小粒まめさんとの合同誌、すごく恐れ多いのですがよろしくお願い致します!
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