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    yukiji_29

    @yukiji_29
    倉庫用。
    ほぼアスカガ。
    挫折した文章やら年齢制限のものやら。

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    yukiji_29

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    種自由直後のアスカガ。

    映画を見てから種運命以降、アスランは色々と吹っ切れてカガリに遠慮なく周りが呆れるくらい好き好きオーラ丸出しでカガリに迫ってると思いました😏(突然の感想文)
    で、たまにカガリから反撃されて頭抱えるんだと思います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    ノータイトル・ラブファウンデーションとの戦闘終結後、アスランはオーブ、オノゴロ島に寄港するミレニアムにいた。人の精神に干渉するとされるアコードの兵と直接対峙した為、メディカルチェックとメンタルヘルスの検査を受けに訪れていたのだ。
    本来は病院で精密検査を受けるところだが、あの戦闘の影響で軍病院は慌ただしく、比較的落ち着いているミレニアムの医療チームのところで検査を回された。そして先ほど検査は終わり結果が出るまでの間、そのままアスランはミレニアムに身を寄せる事となったのだ。
    リモートではあるが、共に戦ったカガリも念のためアスランと同じように精密検査を受けるらしい。何事もなければいいがと案じている時、ふと視界に何かが掠める。
    アスランは弾かれたようにその視界に捉えたものの後を追った。

    「カガリ!」

    通路の角を一つ曲がってその先に、先ほど検査を終えたのであろうカガリがそこにいた。珍しく供も付けずに。

    「アスラン?」

    まさかここで会うとも思っていなかったのだろう、カガリは驚いた表情でアスランを見る。画面越しでない所で二人が会うのは、ファウンデーションとの戦術会議以来だった。
    久しぶりの二人だけの空間に、アスランはそのまま躊躇う事なくカガリを抱きしめる。

    「ちょ・・・アスラン、」

    お互い無事で生きている事を確かめるように、ぎゅうっと噛み締めるようにアスランはカガリを抱きしめる。最初は戸惑っていたカガリだったが、しょうがないなと満更でもない表情でアスランの背中に腕を回し、それに応えた。

    「検査は?どうだった?」

    「まださっき受けたばかりだよ、そんな早く結果
    が出るわけないだろう?お前と同じタイミングで受けてるのに」

    そう言ってふふっと笑うカガリに、元気そうな顔を見れてホッとする。
    そうこう他愛もない話している内に、遠くからミレニアム乗員の声が聞こえてきた。
    二人の時間はここまでだと言わんばかりに、カガリはアスランに預けていた身を離そうとする。離れようとするカガリに殆ど反射的にグッと腕に力を込めて、カガリの体を再度引き寄せた。戸惑う彼女を尻目に近くの扉のボタンを押し、そのままその扉の奥へとカガリを押し込める。

    「ちょ、なんだよアスラン、急に」

    後ろでシュンと扉の閉まる音がして、そのままアスランはすかさず扉をロックするボタンを押す。
    困惑の声と僅かに非難するような声をあげるカガリに、少し面白くなくてアスランはそっぽ向いた。

    (カガリは何で、あれだけで満足できるんだ…)

    珍しい態度を取るアスランにカガリは顔を覗き込む。数秒沈黙して、漸くアスランは口を開いた。

    「…もう少し、一緒に居たかっただけだ。悪いか」

    少し拗ねたような声で心中を吐露したアスランに、カガリは虚を衝かれたように仰ぎ見る。
    そうならそうと言ってくれれば良かったのにと、またクスクス笑うカガリにやっぱり面白くなくて。アスランはまたカガリを抱き寄せ、今度はその唇を塞いだ。

    「んぅ、」

    突然のキスにカガリは文字通り体を硬直させる。
    二回、三回とその唇を豚めば顔を真っ赤にした彼 女がそこにいた。先程とは打って変わって、すっかり大人しくなったカガリに気を良くしたアスランは、形勢逆転となった状況に笑みを益す。

    「急に何するんだ」

    頬を染めてそう少しだけ怒るカガリに、嫌だっ たか?と敢えて答えに窮する問いかけを意地悪くたずねれば「お前、性格悪いぞ」と一睨みされる。
    悪いと、本当にそう思っているのかという表情で謝罪を述べるアスランに、バカと軽く胸を叩いた。
    そして、ふぅとカガリが一呼吸したと思えばグイッとネクタイを引っ張られ、油断していたアスランは前屈みになる。驚いている間に今度はカガリがアスランの唇に噛み付いた。

    「ーーっ!」

    「そう思ってるのがお前だけだと思うなよ」

    すぐに離れてしまったそれに面食らい、少し恥ずかしそうに言い返すカガリを見て、アスランは盛大に長いため息をつく。完全に不意打ちだ。
    何だよと剥れるカガリは、これを無意識にやってるのが本当にタチが悪い。

    「なら、手加減なしだ」

    そう言って再び抱き寄せたカガリにアスランは唇を寄せたのだった。
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    yukiji_29

    MENUアスカガ本の新作サンプルです!
    種自由後。
    カガリが直接極秘で対処したテロ事件でカガリは怪我を負い、アスランにそれを黙ってたらアスランがブチ切れ、二人とも揉めに揉め(笑)カガリが家を飛び出して実家(?)(キラの住むお家)に押しかける話。
    ちゃんとアスランと仲直りするし、ハッピーエンドです☺️

    ※外伝のエクリプスに登場するキオウ家も出てきます(エクリプス読んでなくても支障ないはず…笑)
    Be Dazzlingly Beautiful・アスカガ本新刊サンプル「アスハ代表‼︎」
    「騒ぐな!私は無事だ。こいつらの確保を、早く!」
     カガリは満身創痍の体を引きずりながら、先程自分がかけた絞め技で意識を落とした相手から離れる。だらりと垂れたカガリの左腕は衣類が引き裂かれ、血が滲んでいた。意識を失い地面に寝転がっている相手によってナイフで切られ、負った傷だ。その血は腕を伝って指先に落ち、地面に幾つもの赤い斑点をつくる。止血するように空いている右手で出血部分を圧迫して、カガリは走り寄ってきた自国の軍人達に保護された。
     いくら軍事訓練を受けていたとはいえ、流石に無傷という訳にはいかず、顔を青くする部下たちにカガリは精一杯の笑顔を貼り付けて落ち着くように諭した。
    「っつ‼︎」
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    yukiji_29

    MENUアスカガ本に収録予定の新作サンプル(2本目)です!
    種自由後の話(アスカガ+ミリアリア)
    カガリとユウナの結婚未遂をアスランが許してないって考察読んで、アスランおまいう!ってミリィに言葉で引っ叩かれるアスラン書きたいが為に書きました(笑)
    お互い様でしょー!ってミリィに怒られるアスラン😂
    またカガリが薬指に指輪を嵌めて、アスランと将来を約束をするまでのお話です。
    金環は碧落一洗に輝く アスカガ新刊サンプル② オーブ軍事施設内。
     ミリアリアはズンズンと背後に物々しい効果音が付きそうな足取りで施設内を歩いていた。
     先程から探している人物はなかなか見当たらず、かれこれ十五分は施設内を探し歩き回っている。事前通達されたスケジュール通りであれば、すでにオーブへ帰国している頃合いのはずだ。
     黙々と足を動かすミリアリアをどうしたんだろうと横目に見る同僚達に目もくれず、彼女は先を急いだ。
    「あれ、ミリアリアさん?」
     通り過ぎた一室からミリアリアの名を呼ぶ声にピタリと足を止める。くるりと振り返り声のした方を見れば、部屋の入り口からひょこりと顔を出す女性と目が合う。臙脂色の髪を持つミリアリアがよく知る人物がそこにいた。
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