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    @rikukuri1123

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    @rikukuri1123

    DONE司と過ごした大切な部屋から思い出のものがなくなり、悲しく思う類の話です。
    ギャグです。
    ワンライ 演目「室内」「さみしい」
    思い出は手放さない 部屋が、がらんとしている。
     あんなに温かった室内が、今では冷たく感じてしまう。さみしい、なんて、思わず呟いてしまうけれど、それを拾ってくれる人物は今はいない。
     二人でおそろいで買ったマグカップも、色々な思い出が詰まったアルバムも、全てここにはない。「天馬司人形だ!嬉しいだろう!」と言って、輝く笑顔でプレゼントしてくれたかわいらしい人形も、僕の手元にはもうなかった。
     司くんとの大切な思い出。それが、この部屋にはたくさん詰まっている。
     ベランダに出て、一緒に星を眺めた夜。僕が星ばかり見ていると、司くんは「隣に輝かしいスターがいるというのに、いつまで星を眺めているんだ!」とプンプン怒り出したことがあった。僕は、司くんがあまりにも煽情的(お風呂上がりでケアしたてだったからか、唇がいつも以上にぷるぷるしていて、今にもキスしたいと思うほどだった)だから、あまり司くんの方を見られなくて、星を眺めていたのだけれど。でも、拗ねたように唇をツンと出している司くんがかわいくて、結局キスしたのは、いい思い出だ。
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    @rikukuri1123

    DONEセフレルツ
    セフレだと思っている類と、恋人だと思っている司のお話。ギャグテイストです。
    相互様の素晴らしい案に便乗させていただくという形で、書かせていただきました。
    離れるなんて、ゆるさない 僕と司くんは、所謂セフレと呼ばれる関係だ。
     成人祝いという口実で、司くんを家に誘った日。それまでお酒を飲んだことのなかった僕は、相当に酔っ払ってしまったらしく、気がつけば自分のベッドで寝ていた。
     司くんの前で醜態をさらしていなければいいけれど……と、ズキズキとする頭を抱えながら身を起こそうとした僕の目に入ってきたのは、醜態どころの話では済まされない光景だった。
     僕の腰に手をまわし、くっついて寝ている司くん。その顔はとても幸せそうでかわいかったけれど、なんと司くんは服を一切身に纏っておらず、身体中にキスマークがついていた。
     
    「……る、い?……お、はよう……」

     あまりの衝撃に固まってしまった僕の耳に、司くんの声が入ってくる。どこか気だるげで、なんとなくなまめかしいそれに、まさかまさかと僕の頭は真っ白になっていく。そうして、身動ぎさえも全くできなくなってしまった僕に向かって、司くんが決定的な一言を発したのだった。
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