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    konatu_0722

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    konatu_0722

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    56の日ネタ
    エロを書こうと思って本番までいきつかなかった。

    #刑桐
    paulowniaWood

    そんな光景、エイリアン映画で見た。ベッドに座る二人の間には、ビニールに包まれた掌ほどの箱がある。表面には、軽妙し難いキャラクターが描かれている。
    それを刑部はさっきからじっと見つめている。読みたくはないが、目に入る文字は“光る”とある。なにが光るって、ナニがだ。
    「………晃」
    「んだよ」
    重々しい呼びかけに桐ケ谷は飄々としている。この箱を出した時からそうだった。
    「色々言いたいことがあるが、まずこれはどこで手に入れた」
    「ヤス…はいなかったな、ウロボロスのメンバーに貰った」
    チームのリーダーになにしてるんだ、あいつらは。
    眉間に皺が寄るのを自覚しながら、刑部は更に尋ねていく。
    「で、なんでこれを今出すんだ」
    「おもしろそうじゃん?てか今出さなくていつ出すんだよ」
    たしかにそういう空気だったし、ゴムを用意しようと手を伸ばしたところだった。桐ケ谷が、そういやコレ貰ったんだけどと、問題のブツを通学鞄から出した途端にそんな雰囲気はなくなったが。
    口を閉ざして箱を睨みつける下着一枚の刑部に、裸の桐ケ谷は息を吐いて頭を掻く。破天荒なくせにに、融通が利かなくて遊びがないのだこの男は。
    「んな深く考えなくてもいーだろうが。ほら、付けてやるからパンツ脱げ」
    「まて晃、俺はそれを着けるとは言ってない」
    「いいからいいから、入れれば一緒だって」
    箱を開け、個包装されている一つを千切り袋を破る。明るい緑色のそれは、既にほのかに光っている。
    出してしまったそれに諦めたのか、やっと動きだして下着を脱いだので、刑部の足の間に入り装着する。
    よく見えるようにと部屋の電気を消して振り返ると、踏ん反り変える刑部の真ん中で、緑色の棒がほのかに光っている。主に先が。
    「おまっ、それ…!ふはっ、先っぽだけって、ははっ、くっそやべぇ!」
    口を押さえているが、震える肩と漏れ出る声で笑っているのが丸わかりだ。
    「やべぇ、写真撮りてぇ」
    スマホを構える手を捕まえて、刑部は満面の笑みを桐ケ谷に向ける。
    「晃?」
    「あー、でもお前だって見たら絶対笑うって!」
    「だから嫌だったんだ」
    「んだよ、ノリわりぃな」
    「…お前にも着けてやってもいいんだぞ」
    「エンリョします」
    「まったく…」
    捕まえていた手を引いて桐ケ谷をベッドに転がすと、緑に発光する滾りを広げた後ろに押しつける。
    「そーいやこれって腹の中から光らねぇのかな」
    「ふふっ、それは見てみたいが、ははっ、笑わせるな」
    素直な疑問をぶつけると、肩を震わせて刑部が一度タンマを要求してくる。
    「お前だって笑ってんじゃねぇか」
    「今のは晃が悪い」

    笑いがおさまり腹におさめてみると、残念ながら光ることはなかった。
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    konatu_0722

    MOURNING日常推理モノが書きたいと頑張ったけど、面白くないのでここで供養
    「呪いって信じるか?」
     深夜午前二時。明かりを消して怪談話をするにはもってこいの時間だが、同じベッドに眠る刑部は興味の欠片もないようで欠伸をしている。桐ケ谷だって別段、怖い話をしようと考えたわけではない。ただ単に、ふと思い出しただけだ。
    「お前の口からそんな単語が出てくるなんてね。どうした、夜中のトイレに行くのが怖くなったか」
    「そんなんじゃねぇよ。ただこないだ大学の先輩に変なこと言われてさ」
     興味を持ったのか、枕に預けていた頭を腕に乗せてこちらを見てきた。
    「詳しく話してみろ」

     まだサブスクにも上がっていない話題の映画があった。興行収入何百億だかで、大学でも見に行ったと話題で持ちきりだった。あいにく桐ケ谷は見てなかったが、同じ学部の先輩が興味あるならDVDを貸してくれると言う。その先輩は二年に上がってから同じキャンパスで通う内に仲良くなり、来年は大学院に進むらしい。スタオケの練習と授業の兼ね合いが難しく、提出物に困っていると声をかけてくれたり、過去テストの情報をくれたりと工業部では珍しい部類の穏やかで気配りができる人で世話になっている。そんな先輩から、興味があるならと借りることができた。家に帰り早速観ようとパッケージを開けると、中は何の印字もされていないDVDが一枚。普通はタイトルが印刷されているのにおかしいなと思いつつデッキに入れようとしたところで、その先輩から電話がかかってきた。
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    konatu_0722

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     深夜午前二時。明かりを消して怪談話をするにはもってこいの時間だが、同じベッドに眠る刑部は興味の欠片もないようで欠伸をしている。桐ケ谷だって別段、怖い話をしようと考えたわけではない。ただ単に、ふと思い出しただけだ。
    「お前の口からそんな単語が出てくるなんてね。どうした、夜中のトイレに行くのが怖くなったか」
    「そんなんじゃねぇよ。ただこないだ大学の先輩に変なこと言われてさ」
     興味を持ったのか、枕に預けていた頭を腕に乗せてこちらを見てきた。
    「詳しく話してみろ」

     まだサブスクにも上がっていない話題の映画があった。興行収入何百億だかで、大学でも見に行ったと話題で持ちきりだった。あいにく桐ケ谷は見てなかったが、同じ学部の先輩が興味あるならDVDを貸してくれると言う。その先輩は二年に上がってから同じキャンパスで通う内に仲良くなり、来年は大学院に進むらしい。スタオケの練習と授業の兼ね合いが難しく、提出物に困っていると声をかけてくれたり、過去テストの情報をくれたりと工業部では珍しい部類の穏やかで気配りができる人で世話になっている。そんな先輩から、興味があるならと借りることができた。家に帰り早速観ようとパッケージを開けると、中は何の印字もされていないDVDが一枚。普通はタイトルが印刷されているのにおかしいなと思いつつデッキに入れようとしたところで、その先輩から電話がかかってきた。
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