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    mariko15kattun

    @mariko15kattun

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    mariko15kattun

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    暑さにふらふらしています。以前、髪をかき上げるヴィクトルに、ドキッとする勇利くんのことを妄想したのですが、それを書いてみました。全然違う着地をしました。
    でも、暑い夏に、更に暑くなる夏のお話です。

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    mariko15kattun

    DONEいくつだったか(30?)RTがあったらエロを書くというあれ、当然自分の思うエロしか書けないので、人様には生ぬるくても、自分なりのエロを、とトライしていたつもりだったんですが、さすがにこれはエロじゃない😅そこを書けよ、書くんだよ!という仕上がりになってしまったので、改めて挑戦します。
    でも、これはこれで書けたので😅
    〇服って、エロいアイテムだと思うんですけど、前に書いたな、これ😅
    闇を打ち払って ホテルに戻ってきた勇利は、まるで世界の破滅を目撃してきたかのように、憔悴しきっていた。暗い表情に血の気はなく、いつもくるくると動いている、俺の大好きな瞳は光を失い、どこを見ているのか判らない。もしかしかすると、何も映してはいないのかもしれない。
     常に美しい姿勢で、きびきびと動く彼は消え失せ、肩を落とし、ぼんやりドアの向こうに佇んでいる。この様子で、よく戻ってこれたものだ。こんな風になるのなら、たとえ騒ぎが起きても、葬儀場までついて行けばよかった。己の失策に、ギリと歯ぎしりをひとつ。
     でも、どんな状態であろうとも、無事に帰り着いたことに安堵し、俺は彼の背に手を添え、入室を促した。
     そうだ。長谷津でヒロコに教えて貰った。葬儀から戻ったときは、部屋に入る前に塩で身を清めるのだと。
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    recommended works

    なるぎれ

    MOURNING小説も載せられるのか…!と思って、もったいないオバケをしてみよう。
    YOIでは、なんだか妙な衝動で、小説とも言い難い作文をちょこまか書いておりましたねえ…。
    ユリオくんが成人してるくらいの未来設定です。
    3.夜のはなし


    マッカチンは、びっくりするくらい長生きだった。

    元々利口な犬だったが(まぁ食い意地に関しては別だが)アイツは死ぬときすらも利口で、オフシーズンの、オレたち三人ともがピーテルにいるタイミングで、しかもオフの日に、きちんと死期をさとらせて、その上で逝った。

    「もう今晩あたりでお別れかもしれない」

    と、ヴィクトルから連絡が入ったときに真っ先に心配したのはカツドンのことで、(なにせ二度目の愛犬の死だ)いてもたってもいられなくなったオレは、とりあえずすぐに奴らの家に向かうことにした。

    息を切らせているのを悟られないよう、ゆっくりと部屋に入ると、想像に反して、穏やかな顔をしたカツドンがいて、マッカチンの腹をなでながら、たわいもないことを話しかけていた。

    「あ、ユリオだ。マッカチン、ユリオがきたよ」

    と、ほとんど撫でるかのように、ポンポン、とマッカチンの腹を叩きながら、カツドンが声を上げる。
    「おう、」と、出した声は、随分と囁くようなボリュームになった。カツドンの背後からそっと覗き込むと、マッカチンはゆるりと目を開けて、オレを見て、そしてまたゆっくりと目を閉じた。

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