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    いっちょぎ

    色々やらかす腐った大人。
    現在は休暇。に大ハマりして、リゼルさんを愛でつつジルリゼを愛して精ゔんを可愛がっております。

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    いっちょぎ

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    ジルリゼ。
    多分、ジルの膝枕と膝枕をしてもらいながらジルの喉仏を撫でるリゼルさんが書きたかったはずの、落書き状態です。
    正にヤマもオチもイミもない小話です。
    久々に支離滅裂でござる。

    膝枕の話 目が覚めたら、いつの間にやらジルの腿を枕にうたた寝をしてしまったらしい。
    「……お、はよ……ございます」
    「おはよう」
     ジルの部屋。装備を緩め、ベッドに座って愛剣の手入れをしている隣に座って持ち込んだ本を広げていたはずなのだけれど、ここ数日読書に夢中になっていた影響か、ジルの肩に凭れてうとうとして、そのまま腿を枕に眠りに落ちたらしい。
     既に愛剣の手入れは終わったらしいジルは呆れたように肩を竦めたが、何も言わずにくしゃりとリゼルの髪を撫でてくれた。その手の平の心地良さに目を細めながらジルを見上げた。
     ジルの腿を枕にしたまま躯を起こす気になれず、まだ半分程とろとろと意識を眠りに置いたまま、リゼルはゆっくりと周りを見回す。
     窓から射し込む光は夕暮れが近付いているもののまだ薄明るく、ジルはその光を背にリゼルが読んでいた本に目を落としている。空いた片手はリゼルの頭を撫でているが、どうやらそれは無意識のようだった。さらさらとした髪の手触りが心地良いのか、ジルの大きな手はリゼルの頭を撫で続けていた。
     ……どのアングルから見ても、良い男というのは崩れないものなのだな、とぼんやりと思う。
     彫りの深い男性的に整った顔立ちは薄明るい光を背に柔らかな陰影を付け、灰銀の怜悧な瞳は影になって漆黒にも見える。その目がじっと文字を追っている事をしばし見上げていたリゼルは、
    「……おい」
     不意にジルは心底嫌な顔をすると、伸びてきたリゼルの手を握り締めた。
    「何するんだ」
     しばしじっとジルを見上げていたリゼルは、ふと手を伸ばすと、ジルの首元。情感豊かな低音を響かせるジルの喉仏を指先で撫でた。大概リゼルの好きにさせているジルは、さすがにくすぐったさに顔を顰める。
     細い指がふわふわと喉を撫でるのがくすぐったくて、髪を撫でていた手でリゼルの手を握り締めれば、ジルの腿に頭を乗せたままリゼルはうふふ、と蕩けるように笑った。
    「ジル。俺に構って下さい」
    「……ハァ」
     構えも何も、そもそもリゼルがジルの腿を枕に居眠りをしたのではないか。
     とはいえ、機嫌良くにこにこしているリゼルに構う事に厭う気持ちはなく、本を閉じて傍に置いて、ジルはリゼルに躯を起こすよう促す。素直にのろのろと躯を起こしたリゼルを自分の腰を跨ぐように向かい合わせに座らせると、リゼルの腕はジルの首に回された。
    「どんな風に構って欲しいんだ?」
    「キスして下さい」
     すかさず返された望みに笑って、ジルはリゼルにキスをする。喉の奥で機嫌良く笑って、リゼルは素直に目を閉じた。
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