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    旅とぬいの写真です(増えた)

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    recommended works

    kawauso_gtgt

    DOODLE探占続き。それぞれの価値観とは。それ故にか荘園には定期的にメンテナンス日が設けられる。
    イライはどうやら同世代の女性陣に捕まっているらしい。
    元来そういった性格なのか。小さなものではあれをとって欲しいだの何を探しているだの、大きな物なら代わりに試合に出てはくれまいかと。余程の事でなければイライは大抵の頼み事を請け負っていた。
    ノートンにはわからない感性だ。なんの見返りもなしに誰かに奉仕するだなんて理解ができない。正直にそう告げたとしても、きっとイライは困ったように笑うだけなのだろうが。
    今日はエマとトレイシーに捕まったようで庭の片隅にある花壇の手入れを手伝っているようだった。庭師である彼女が丹精込めて育てた花は色とりどりで、どれもが活力に満ちた鮮やかな色を纏っている。
    「……不細工な笑顔」
    窓の外。エマに腕を引かれながらイライは及び腰で彼女の跡をついていく。柔らかな日差しの中で色鮮やかな花々に囲まれるその姿はまるで一枚の絵画のようで。
    ノートンはそうした芸術には明るくないから分からないが。
    似たような絵画が館のどこかに飾ってあったのを見たことがあった気がした。
    ***
    コンコンと軽いノックの後、「ノートン、入るよ」と 1329

    kawauso_gtgt

    PROGRESSここからすけべに発展するなんて誰が思っただろうかの探占今日のハンターはどうにもやる気がなかったらしい。
    一人黙々と暗号機を回していれば無線越しに聞こえてきたのはなんとも気の抜けた鼻唄とその向こうできゃっきゃと騒ぐ味方の声。ハンターと馴れ合う気などさらさらないがそれならそれで都合がいいと次から次へと暗号機を解読して脱出を果たしたのが今朝のことだった。朝一番の試合がそんなだったおかげでまだ昼前だというのにどうにも小腹が空いて仕方がない。見つかれば叱言を言われるだろうと思いつつも腹の虫を放って置くこともできない。出来ることならば誰にも会いたくないと思いつつも、ノートンの足は自然と食堂へ向かっていた。
    「イライさんの婚約者さんってどんな人なの?」
    食堂の扉を開けた瞬間聞こえてきた声に、ノートンはぴたりと一瞬足を止めた。それから声のする方へと視線を向けて、再び歩き出す。
    「え、ええと。私の話なんて別段面白くないと思うよ」
    「そんなことないよ! ボクも聞きたいなぁ、あ、話したくなければ無理にとは言わないけど!」
    どうやらノートンの予想は大外れだったようで、食堂には既に幾人かの先客がいたようだった。ノートンと同じように小腹を満たしにきたのか、個別で席に 1465

    kawauso_gtgt

    PROGRESS探占土竜と独歩行者
    進捗ちゅー
    多忙のあまり、些か過敏になってやしないか。言外にそう伝えたつもりだったが伝わっただろうか。形のいい眉がぴくりと吊り上がる。ちら、とこちらを一瞥する視線は何処か苛立ちを孕んでいるように見えた。土竜はゆらりと立ち上がると靴音を鳴らしながらイライの元へと歩み寄っていく。それからソファに腰掛けたイライの細顎を掴み上げて、するりと目元を覆う布切れを解いてしまった。流れるような自然な動作にイライは反応することが出来ない。小さく見開かれた瞳に、普段のおちゃらけた様子からはかけ離れた土竜の姿が映しだされる。
    「アナタのなんでもないほど信用できないものはないんですよ。だってアナタ、──……」
    「な、にを……ッ!!」
    続く言葉は飲み込まれて音にならなずに消えていく。唇を塞がれているのだと気づくのに数秒かかった。食むように重ねるだけの口付けは、段々と深い交わりへと変化していく。酸素を求めて開いた隙間に滑り込んだ分厚い舌が、口内の粘膜をねっとりと這い回る感覚に思考が定まらない。離れようと胸元を押したところで体躯の差に加えてもともと力の入りにくい体勢だったせいで大した抵抗にもなりやしない。どうすればいいかわから 1076