マックガーデンさんのブースにお邪魔しました。
(11時半ぐらいに整理券配布場所行ったらカドカワさんとか他いくつかは配布券終了)
女性編集さんと男性編集さんがひとりずついらっしゃって、自分での持込初めてだったのと諸々緊張もあって『男性編集さんはちょっと…』という気持ちを抱きつつ順番待ち('ω')
40分ぐらい待って、結局男性編集さんの席が空いたので『ヒエ~ッ』となりながら対面。
2022年11月に福岡で出した初同人誌のR18シーンと他一部を抜いた24頁を持参。
目の前で自分の作品読まれるのは恥ずかしい…。
事前に整理券シートに個人情報とか聞きたいことを選択して記入しておく。
アドバイスのレベル?を甘口・中辛・辛口で選択できるため、『中辛』でコメントして頂くことにしました。辛口と迷ったけど何一つ肯定されないのはしんどいと思ったので…
気になることはネーム・コマ割り・台詞・作画・仕上げ・トーン…などいくつか選べて、正直全部って思ったけどどれをとっても「どうしていいかわからない」という漠然とした質問しかできないので「コマ割り」だけを選びました。
読了後の話のスタートが「この原作すごく人気があるけど、自分は3巻ぐらいしか読んでいなくて…でも友達がめちゃくちゃ好きでグッズ買うのに付き合わされたりしましたよ(笑)」という金カム話。
「(鯉登少尉を指さしながら)この人めちゃくちゃ人気ですよね。グッズもすぐ売れちゃうし…この作品にハマった切っ掛けは何だったんですか?」
まさかの金カムとの出会いを聞かれる。
質問の真意がわからぬまま(私の本、コメントすることないぐらい良くないってこと…?
と不安になりつつ)少し原作の話をして、その後自分の作品についてご意見頂きました。
「ほのぼのしていて全体的に可愛らしいというか微笑ましい作品ですね」
という感想を皮切りに
「商業誌的な視点から言わせて頂きます」との一言から講評スタート。
・読み始めは読みやすくていいけど中盤になると読むのがつらくなる。
・この内容ならもっと短くできる。
・ストーリの盛り上がりがわかりにくい。
・すれ違いを描きたいならもっとハッキリすれ違わさせた方がいい。
・(この作品は現パロなので)ビジネスシーンで起こりやすそうなハプニングやすれ違いを入れたほうがわかりやすくていい。
・コマの割り方が単調で勿体ない。
・見せたいコマが弱い。
・見開きで見た時に各コマのキャラの大きさが似ているので画面にメリハリがない。
・絵の描き込みに対して台詞が多い(絵に被りすぎている)ので読みにくい。
などなど。
この本を紙で読んだ時、自分が漠然と持っていた不満というか引っ掛かりを客観的な目線から言葉で言われて気持ちよかったです。
『なぜ良くないのか』がわかんないと『どう良くすればいいか』はわかんないので…。
特に「読み始めはいいけど中盤つらくなる」と言うのはまさに自分の普段の描き方の癖が出ちゃってるからだな~と実感。
普段は1~4頁くらいの短いものを単発で描いているから、急に40頁のお話…ってなって全体の構成が出来なかった。
この本を書いたあと「どうしたら読みやすくなるかわかりやすく描けるか」と考えだしたら逆にどんどん描けなくなってしまった。
その辺もお話したら、
・他の参考に出来そうな作品を2~3作ピックアップしてストーリーの構成を参考にしてみるといい。
・シンデレラ曲線というのがあって、ストーリー構成の基本。
もちろんそれ通りにするだけがいい作品になるわけじゃないけどまずは基本から。
・とにかく換骨奪胎。他の作品から良いところを取ってきて自分の作品として作りこむこと。
絵の大きさが同じようになってしまっていることについて、「顔漫画にならないようにしようと意識し過ぎて引きの絵が増えて逆に画面がわかりにくくなっているのかも…」と相談したら、
・絵の引き方が少し中途半端。
・引くなら思い切り室内全体がわかるようにするとか建物の外観を入れるとかする。
・引きと寄りがキャラの座っているデスク周りだけなのでわかりにくい。
・もっと別視点からの構図を入れたほうがいい。
最終的に。
・丁寧に描こうというのはすごく伝わってくる。
・キャラが可愛い。
・もっといい意味でキャラをいじめてあげた方が面白くなる。
・考えすぎて描けなくなっても描きたいものはブレないように。
ということでお話終了~~~。
緊張したけどとても良かったです!
人に読んで貰って指摘やアドバイス貰える機会ってなかなか無いし、しかも相手は現役編集さん。大変貴重な体験でした。
今回は自分の気になる点をコマ割りにしていたので作画とか台詞とかは意見貰えなかったけど、もし次の機会があるならその辺も聞いてみたい。
出張編集部って結構ひどい言われ方もすると聞いたことあったけど今回の方は全然そんなことなくて有難かったです。
勿論プロになりたいわけじゃないけど多少なりとも描いている身としては自分の描いているものに対する批評が欲しくなる…。
それは漠然とした「ダメ」とか「良くない」とか「好きじゃない」とかそう言うのじゃなくて何がダメでこうだから良くないという意見と、じゃあそれをどうするかというアドバイスも込みで。
お隣ブースが月刊シリウスで、なかなか長尺で編集さんとお話している方がおり、編集さんの方が結構熱く語ってるなあ…と思ったら(話の内容は断片的にしか聞こえなかったけど)「商業誌で描く気無い?」と言い出し「とりあえず名刺持ってくるから待って」と一旦離席してから名刺渡してた…。さぞかし有望な持込主さんだったんだろうな…。すごい。
出張編集部行くなら一般参加か、サークル参加なら売り子さんがいてスペース任せられるとかじゃないと無理だな~と改めて思いました。(今回私は売り子での参加)
なので今回編集部行くのに背中を押してくれたフォロワさんたちに感謝です<(_ _)>
編集部から戻った後も編集さんに言われたこと聞いてくれて、意見言って貰えたのも楽しかったです。一人で来てたらこういう感じは味わえなかった。
有難うございました!!