結ブ7 ワンドロお題 後悔 (タイキョマ)「タイゾウ、今日からしばらくセックスしないから。」
「…えっ?」
それは、仕事を終えて帰宅した夜中のことだった。
自分より先に仕事を済ませて帰宅し、同棲する社宅で待ってくれる親友であり恋人でもあるキョウマにただいまのハグとキスをしようとしたらあっさりと避けられる。普段は満更でもなさそうに受け入れてくれるのに、どうしてかとキョウマを見たら、面と向かってそう言われた。
「ちょ、待って。急にどうして…んぐっ。」
「理由は話すから、先に夕飯を済まそう。お腹、空いてるだろ?」
「あ、ああ…。」
キョウマは問い質そうと声を上げた俺の唇に人差し指を当てて、俺の返事を聞くと、納得したように頷き、先にリビングへ向かった。おさわり禁止を告げたと思いきや急に優しくなったりして、本当にどうしたんだと、夕食後の話を待つことにした。
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