Forget me not私は今、君のそばにいる。
オディハに向かう船の中だ。
君の傷口の経過を見て順調なことを確認した。それから君の我慢強さにも感心したところだ。君の包帯を取り替えて、私たちは今後について話し合った。
地鳴らしを止める手立て。私の予想が当たりますようにと願う。
そこに君がたどり着けますように。君がエルヴィンとの約束を果たせますように。その時に私がその場所にいられるかどうかなんてわからないから。ひょっとすれば私の順番は、すぐそこなのかもしれないから。
それともこんな予感はすべて杞憂で、笑って私はこの紙切れを君に見つかる前に取り上げるかもしれないけれど。
リヴァイ。
君がまた眠っている間に、私はこうしてペンを執った。何だか無性に君に手紙を書きたい気分なんだ。何かちょっとかっこいいだろ?
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