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    nijiren2501

    @nijiren2501

    設定・台詞案、あらすじメモなど!

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    nijiren2501

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    本編の前日譚。ローゼンバーグ家襲撃事件メモ。

    CHASE(前日譚+バルバシュ始まり会話メモバッシュ、ノア兄弟16歳〜18歳。
    ある嵐の夜ローゼンバーグ家に強盗犯が襲撃。
    両親は兄弟の目の前で殺害され、ノアは強盗犯に誘拐される。バッシュも暴行を受け額に負傷し意識を失う。

    バッシュが次に目を覚ましたのは病院。
    付き添っていたのは当時警察学校に通っていたウォースラ。(アズラス家は代々警官の家系とか…仮。

    ノアは救出されず行方知れず。
    バッシュも事件当夜の記憶が曖昧でろくに証言が出来ないが、朧げながらに強盗犯から救ってくれたのはウォースラである事は記憶している。

    ※このときバッシュの額の傷を縫合したのが整形外科医のアルシド。

    ※この事件がきっかけでバッシュは「嵐の夜」にひどいトラウマを持つ。署内でこの過去を知るのはウォースラ、アーシェのみ。

    ※ローゼンバーグ家が襲撃された理由は父親が麻薬取引の現場に鉢合わせして目をつけられた、とかなんかそんな感じ







    「チッ……えらく荒れてきやがったな。ワイパーも役に立たないぜ…
    なあ、本当にこっちで合ってるのか?もっぺんナビ見せて―――
    …バッシュ?」

    助手席に視線を向けると、暗い車内でも分かるほどに顔面蒼白のバッシュの横顔が見えた。
    不自然に上下する肩、頬から顎に伝い落ちる汗―――
    とにかく、尋常じゃなかった。
    俺は周囲を確認して、路肩に車を停めた。

    「車酔いか?長いこと道が悪かったからな、少し休んで」
    「触るなッ!!」

    聞いたことのない怒鳴り声。
    それは咆哮の様だった。

    「!」
    「……止めろ…弟に手を出すな!連れて行くなら俺を連れて行け…!!」

    違う。完全に錯乱してる。
    何故かは分からないがバッシュの意識は混濁している。

    止まない風雨。
    ろくに街灯もない山道、目の前には出口の見えないトンネル―――

    「バッシュ落ち着け、こっちを見ろ!バッシュ!」
    「厭だ、ノア……ノア…!」

    突然、胸元で携帯の着信音が響いた。
    呼出人はよりにもよってあのオッサンだ。アンタに構ってる暇はないっての!

    「何の用だ!こっちは緊急事態だぜ、お使いなら後にしろ!」
    『バッシュに代わってくれ』
    「だから、警部補殿は話せる状態じゃないんだッての」
    『把握している。だから電話しているのだ。まさかここまで酷い嵐になると分かっていたら、バッシュを現場に行かせたりしなかった』
    「……嵐の夜―――」
    『頼む。バッシュと話をさせてくれ』

    とはいえ、これでは携帯を受け取ってくれそうにもない。
    俺はバッシュの耳に直接携帯を押し当てた。

    『バッシュ。聞こえるな?俺だ』
    「ウォースラ……!!」
    『ゆっくり深呼吸をしろ。そこはお前の家じゃない。お前は警察官だ。警部補ローゼンバーグだ―――』


    しばらくのやり取りののち、バッシュは眼を閉じてフーッと息を吐いた。

    「……すまない。もう…大丈夫だ」

    『聞き込みは概ね済んでいるな?二人とも今夜は直帰しろ。報告書は明日で構わん』
    「…。了解」



    この時点でまだバッシュとの付き合いが浅いバルフレアだが、この一件をきっかけにバッシュに徐々に惹かれることになる。

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    nijiren2501

    DOODLE絶好調の熱き星たち、昨年セ覇者の燕に完膚なきまでにギッタギタにされた我らが鷲!これで終わってしまうのか!徐々に他球団ファンもこいつらやべーなという居た堪れない視線を向け始めた、我らが鷲!
    ところが交流戦3カード目に当たるセ首位の虎との三連戦では、ファンの心を大いに揺さぶるドラマがありました。
    バルフレアとバッシュ、6女子トリオでお送りします。
    ぢごくの交流戦前半はいらいと「お疲れさん、先生。遅くなっちまったが、この前の三連戦の反省会ってことで乾杯な」

    「乾杯、バルフレア。こちらにはいつまで滞在できるんだ?」

    「アンタが寂しがってくれるなら、いつまでだっているつもりだが」

    「寂しい…というより、悔しい思いの方が強いかな。分かってはいたが…星たちは強かった。どこからでも繋がり始める打線、鷲の天敵左投手の充実……それに比べて我らが鷲たちは、一勝するので精一杯……」

    「だからさ、もう鞍替えしちまえよ。
    俺も贔屓の暗黒期は何度も見てきたが、もうストレスと失望の毎日だぜ?それが1シーズンで終われば良いが、何年も続く時もある。
    アンタの贔屓は創設してまだ歴史も浅いから、本物の暗黒期なんて経験したこともないだろうけどよ。あれほど虚無の日々はないぞ」
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