四谷大空襲避難訓練「四谷大空襲避難訓練」とメガホンタワーからけたたましいサイレンが鳴り響いていた。地形は山にぐるっと坂道を造り集落を築いた感じの町で決して大きくはない。魔女の宅急便で見られるような感じにちかい。この場所へは両親と姉と4人で来た。あるお宅に招待されたのだ。そのお宅にたどり着くと白い上着のとある御仁が立っていた。
「着て早々申し訳ないが避難訓練なんだ」
町にいる人は全員強制参加でここらへんは毎週どこかで行われているらしい。四谷とはここら辺の地名なのだろう。
御仁に案内されながら避難所の防空壕に向かう。
景色はいいのだが道のりが長い。
町について説明を聞いている私をよそに万弁の笑みで両親と肩を組み自撮りする御仁(笑) それに写り込もうと後ろに回り込む私。それを察してスマホの角度を調整して撮影する御仁…(起きてスマホに写真がないか確認したのは言うまでもない)。
避難所の防空壕は町を形成する山そのものだった。
四方から入れる設計になっていて万が一斜面の家がなくなっても内側に町がある。そんな感じだった。
町の世話役さんが避難所に大切にとってある着物を見せてくれたり御仁が中を案内してくれたりしてるうちに目が覚めた。