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    K子06

    ネタを供養する所
    ノイとチャが幸せなら幸せ
    色々ごった煮で置いてあります

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    K子06

    ☆quiet follow

    ノイ+チャ
    種自由後、彼らが再会した時の話
    捏造いっぱいです

    「ノイマン、お前、本当に幽霊じゃないな?」
    「何言ってんだ、足もあるだろう」
    「いや、こんなにお前に会えなかった事なんてなかったからさ。本当は死んじゃったんじゃ無いかと思って」

    そう言いながらチャンドラは自分の目頭が熱くなってきている事を感じた。

    「…おい、泣くなよ」

    ノイマンが困った様な、しかし優しい声音で言う

    「…だってさぁ、お前とはずっと一緒に艦に乗って死ぬ時まで一緒だと思ってたからさぁ…」

    ノイマンが操舵したミレニアムは一歩間違えれば乗員もろとも消し飛んでしまう様な戦場を突っ切ったのだ。ノイマンが死ぬのに俺が死なないなんてそんな事は起きないと思っていたのに、それが起き得る戦場だった。

    作戦が開始された時チャンドラはノイマンと別々に行動する事に特に何も思わなかった。
    上官命令であったし、チャンドラ自身も納得してキャバリアーに乗ったのだ。
    しかし、作戦終了後、チャンドラがそのままオーブに帰還したのに対し、ノイマンはミレニアムに乗艦していたため一度プラントに向かう事になったのだ。
    そこで結局ノイマンは一か月ほど足止めをされてしまった。

    始めのうちはなんでもなかった。キリシマやユリーと共にアークエンジェルが沈んでしまった事に対しての報告書を仕上げたり、あの時目撃した事の聞き取り調査などに協力したりして結構忙しくしていたので。
    しかしながら時間が経つにつれノイマンの不在がチャンドラの中で重大な事態になっていった。
    自分がここで生きているのに隣にノイマンがいない。それがなんともしっくり来ない。
    連絡も取れていたし、なんなら通話もした。
    ただ、実際には会っていないのでノイマンが本当に生きている実感がなかったのだ。

    「そんなに幽霊かどうか心配なら心臓の音でもきくか?」
    「…聞くぅ」

    チャンドラがそう答えるとノイマンはチャンドラの後頭部に手を回しそのまま自分の胸に引き寄せた。

    「生きてる」

    ドクドクとノイマンの心臓の音が聞こえる。触れた体も温かい。
    チャンドラはいよいよ本格的に泣いてしまいそうだったのでそのままノイマンの胸に額を押し付けた。ノイマンは黙って胸を貸してくれたし、チャンドラの背中を慰める様に叩いてくれた。

    「取り敢えず俺は帰ってきたんだが、何か言う事忘れてないか?」
    「…おかえり、ノイマン」
    「ああ、ただいま、チャンドラ」

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    K子06

    DONE航海日誌の試聴で妄想が捗って出来た産物です。ノイマンが車を買った前提でノイマンとチャンドラの納車の日の話。試聴の内容を含みます。
    勢いよく書いたので誤字脱字あるかと思います。なんでも許してくれる方向けです。宜しくお願いします。
    納車の日の夕方、仕事終わりのチャンドラは大きな紙袋を二つ持ってノイマンの元へやってきた。遠慮もなにもなく後部座席のドアを開けると、紙袋を座席に乗せる。そして、その片方からまずネッククッションを取り出し、運転席と助手席に鼻歌を歌い出しそうな程上機嫌で取り付けていった。

    「これは俺の新車なんだが?」
    「まぁまぁ、色もこだわったのよ?」

    何日か前にチャンドラに「内装の色は何にしたの?」と聞かれて答えていたので、内装の色に合わせて購入したのだろうそのネッククッションは、確かに色も材質も座席に違和感はなく溶け込んでいて、この車のために誂えたようだった。
    ノイマンがそんな事を考えている間にも、チャンドラはネッククッションと同じシリーズだろうシートクッションもやはり運転席と助手席に置き、その後も「どこに置こうかなぁ」なんて楽しそうに消臭剤やゴミ箱などの小物類の位置を調整している。
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