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    faj

    @faj83314206

    ここはfajの妄想置き場です
    だいたいがフォロワーさんとの妄想が盛り上がってできあがった作品なので、閲覧には十分ご注意ください

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    faj

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    ふぉろわっさんが洗濯機が壊れたって落ち込んでたので元気になってもらおうと書いた洗濯機リンゼル

    洗濯機リンゼル「はぁああぁーー!めんど、くさいッッ!! 」
    監視砦のプルアの自室にて、そんな叫び声がひとつ上がった後。やがて間もなく、トンカン、トンカンと、何かをハンマーで打ち付けるような音が響いた。
    「できたッッ!! 」
    数時間後。ふぅ……ッと、額の汗を拭いながら満足気にプルアが一息つくのと、ものすごい音がするので様子を見に来たゼルダが部屋の扉を開けるのは、ほぼ同時だった。
    「プルア、さっきからすごい音がしていますが……大丈夫ですか? 」
    「あ、姫様。ごめんね、うるさかった? 」
    ゼルダが来ていることに今気付いた、とばかりに、プルアが扉を振り返って答えた。
    「いえ、何も問題がなかったのなら良いのですが。ええと、それは……なんですか?」
    それ、とは。
    数時間前プルアの部屋に訪れた時には、なかった。
    プルアの背後に突然現れた、四角い箱のような。
    ちょうど人が立って1人か2人くらいが入れそうな大きさのものだった。
    「あぁ、これ?これはねぇ……」
    よくぞ聞いてくれました!とばかりに、プルアは自信たっぷりに答える。
    「ちゃんと毎日お風呂に入るのって、案外めんどくさいでショ?だから自動でお風呂に入れる装置を、作ったの!! 」
    どうどう?すごいでショ!と胸を張るプルアに、しかしゼルダが返したのは、数秒の沈黙だった。
    「えっと……それを作っている間に、お風呂に入れたのでは、ないですか……?」
    まさしく、正論である。
    それを言われば全てはおしまいなのだが。
    しかしリンクを始め、周囲の人には身だしなをきちんとするようにと言っているプルアの立場上。自分が毎日風呂に入るのがめんどくさいなどと、そう言うことはできない。
    しかしながら、研究が滾ってくると。風呂に入る時間。それどころか食事をする時間でさえ、プルアにとっては非常に惜しい時間となってしまうのだ。
    「まぁそう言っちゃあ、そうなんだけど……でもこれは、これからのためよ!姫様だって調べものとかに夢中になったら、お風呂入ることとか、ご飯食べるのを忘れちゃう時だってあるでショ?」
    「まぁ、そうですね……でもリンクがご飯とかお風呂の用意してくれていて、いつも声をかけてくれますから」
    そうだった。
    この人には、オールマイティー&ハイスペックなお付きの剣士さまがいたんだったわ……と、同意を求める人を間違えたことにプルアが気付いた時。
    ちょうどその、オールマイティーハイスペック剣士さまが、ガチャリと部屋の扉を開けたのだった。
    「すみません、ここにゼルダさまがいると聞いて……」
    そこでリンクの言葉は途切れた。
    部屋の奥にあるモノを見て、何ですかそれは……?と言いたげに。
    「あ、リンク。これ、自動でお風呂に入れる装置だそうですよ」
    リンクの物言いたげな表情を先に察して、ゼルダが説明をした。
    お風呂に入るのがめんどくさいあまりに、自動でお風呂に入れる装置を作ろうと思ってしまうプルアの思考回路には少々疑問を抱いたが。しかし装置自体には興味津々であったゼルダが、ちょうど装置の中を覗こうとした時であった。
    リンクの方を振り返った拍子に、ゼルダの指先が何か出っぱったものに触れた。
    カチ……ッと、音がする。
    「あ、姫様それ……電源」
    プルアの呟きと同時に、装置の扉部分が開き。
    中からガーディアンの足のようなものが、数本出てきたのだ。
    それらはゼルダの手足を掴み、装置の中に引き込もうとする。
    「きゃああ!!」
    「ゼルダさま!! 」
    すかさず駆け寄り、我が身を顧みずゼルダを助けようとしたお付きの剣士と共に、ゼルダは中に引きずり込まれ。パタンッと扉は閉まった。
    そして。
    「うわぁああぁあ!!!! 」
    「きゃああぁあッ!!!!」
    間もなく装置の中から、憐れな2人の悲鳴がプルアの耳に届いたのだった。
    「なん……ッこれ、なんで服、脱がしてくんの!?」
    「きゃああ!じ、自分で脱げますからぁぁあ……!!」
    「だってぇ~自分で服脱ぐのって、めんどくさいじゃない?だからそこも自動にしといた☆」
    ちぇっきー!!と、ウインクをしながら説明するプルアの言葉に、大パニックながらも、切実なリンクの声が重なる。
    「説明は、いいから……ッこれ、早く止めて!!」
    「残念ながら最後まで止められないわよ。止まっちゃったら全自動の意味ないし」
    「プ、プルアァ~~」
    もうすでに涙声な、ゼルダの声がする。
    なぜゼルダが涙声なのかは、プルアには十分察することができた。
    ちょうど2人が先ほどまで着ていた服が全部、ポポイッと装置の外に投げ出されたところだったからだ。
    プルアの設計通りにいくと、この後放水栓によって全身が洗われる仕組みで……
    「うわぁあッつ、冷たいッ!!」
    「きゃああ!!く、くすぐったいですぅううぅッ」
    阿鼻叫喚なところの2人には悪いが、偶然にもとんでもない副産物ができたわね……と、ついついプルアはほくそ笑んでしまった。
    さて、全身をくまなく洗われた2人は。一体どんな顔をして出てくるのかしらと。
    ニマニマと思わず口角が上がるのを隠すこともなく。
    2人の着替えでも用意しておくかと、上機嫌でプルアは部屋を出たのであった。
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