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    ネムリブカ

    @oysm_nemuribuka

    深海の片隅で文章を書くネムリブカです。
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    ネムリブカ

    DONEアルコールバース設定の葬台です。お話のネタは欲望さん(@yokuvow)から頂きました!
    内容に未成年飲酒のような表現が含まれますが、バース設定の世界観で書いているため、飲酒に関して現実とは違う部分もあり、未成年に飲酒を勧める意図等はございませんこと、予めご了承くださいませ。
    アルコールバースについて
    https://www.pixiv.net/artworks/90811289
    アルコールなW×グラスなVウルフウッドがアルコール、ヴァッシュがグラスのお話です。

    「ウルフウッド、キスしてもいい……?」
    「……おう」
     強請られて、頷いたウルフウッドはベッドへと腰を下ろした。すぐに嬉しそうに隣へと腰掛けたヴァッシュが首に両腕を回してきて、薄い唇が重ねられる。
     少し開いてやれば、滑り込んできた舌が絡みついてきて、じゅるりと唾液を啜られた。ウルフウッドの酒精を取り込んだらしいヴァッシュはゆるりと目を細めると、ぽうと頬に熱を上らせる。
    「……おいしい」
    「そか」
     どこか複雑な面持ちのウルフウッドには気付かず、ヴァッシュはまた目の前の唇へ吸い付いた。
     グラスとアルコールの性質上、最低限必要な触れ合いは月に一度であったが、それでは足りないと言い出したのはヴァッシュのほうだった。
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