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    たらpoipiku

    同性同士も異性同士も恋情も友情も割となんでも食べる。
    あわないものは次からは食べない。
    左右も気にしないタイプ。
    短い会話しか書けない系。
    今はダイ大。勇者と大魔道士のコンビが好き。
    みんな好き。
    先代勇者と先代大魔道士と占い師と姫さんを贔屓にしがち。
    キャプションに明記なければダイ+ポップです。
    ×要素は殆どないはず。

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    POIPOI 66

    たらpoipiku

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    ダイ大本編後
    マトリフ師匠+ポップ
    大魔道士は追いかけたい オマケ01↓の翌日
    https://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=3116479&TD=4830984

    バーンパレスでの戦いを読み返して、これは翌日のポップさんはゆっくり休んでほしいし師匠もがんばってたよなあ。
    ってとこから会話を展開

    ##ダイ大本編終了後
    ##魔法使い師弟

    大魔道士は追いかけたい オマケ01の翌日 ベッドでマトリフが目が覚める。視線を少し動かすとポップが目に入る。ポップは机に向かって、何かを書き付けていた。どうやら勝手に抜け出してダイ捜索、ということはなさそうだ。マトリフは長く息を吐きながら半身を起こす。
    「師匠、起きた?なんか食えそう?先生が果物とか持ってきていたし、それでも食う?」
     水だけでいいとマトリフが答える。ポップは立ち上がり枕もとの水差しからガラスの器に水を注いでマトリフに差し出した。
    「ちゃんと休んでたんだな」
    「いや、うん……本当は抜け出そうと思ったけども、あんたがまた無茶しておれを探しに来ると思って」
    「知るか、いかねぇよ、勝手にどこかでくたばれ」
     水を飲み終えたマトリフは、器を枕元に置きながら軽口を叩く。しかし額面通りに受け取るポップではない。
    「オーザム南部」
     ポップが口にした単語にマトリフはぴくりと反応する。
    「さっき、まぞっほさんも顔を出しにきて教えてくれたんだ。師匠がオーザム南部の黒の核晶を凍らせるの手伝ってくれたんだろ?状況を判断して誰も向ってなさそうなところで一番守りが固そうなところにルーラかトベルーラで。助かったよ。さっすが師匠」
     ポップが手放しでマトリフを讃える。しかしマトリフもポップの師匠である。ポップの言葉を額面どおりには受け止めない。ポップはマトリフの顔を覗き込む。
    「で、弓をひく仕草で呪文を放った後に血を吐いたって?それ、メドローアだよな」
    「あいつ…余計なことを」
     肯定する代わりにまぞっほへ悪態をつく。
    「まぞっほさん、悪くねぇよ。心配してたよ」
    「うるせぇ」
    「で、そのあと暴走する俺を捕まえて大人しくさせるために色々と呪文を使って今に至る、と。あんたもたいがい危ねぇ状態だったじゃねぇか」
     ポップはベットの近くに椅子を寄せ、とすんと座り込む。
    「ったくよぉ」
    「キレてどうする。必要な措置だったろうが」
    「前半はな。後半はおれのやらかしだからおれはおれにキレてんの。ってことで、ダイを探しに行きたいけど言いつけられた3日は魔法使わずにここにいるよ」
     後半はやらかしだと自ら言うが、そもそもこの弟子は自分の数分の一にも満たない人生経験しか持ちえないのだ。あれぐらいのことなぞ”やらかし”には入らないだろう。そう考えながらマトリフは自分のらしくなさに苦笑いを浮かべる。そもそも弟子のために奔走するなんざ、数か月前の自分には考えられないことだった。
    「んだよ」
    「いや、で、おとなしくここにいるてめぇは何してやがったんだ」
    「覚えているうちに、バーンパレスでの戦闘記録のとりあえずの書き起こし」
     過去の情報が今の指針となる。ある種族はマホトーンを使う、だから対抗するためにこうした、という情報があるのとないのとでは大きく違う。そのことをマトリフはポップに教え、戦いが一段落したら必ずその内容を記してまとめるように指示していた。また、それらの記録はいずれ各国の記録編纂に役立つ、つまりメシの種になるからという即物的な面もあった。
    「見せてみろ」
     ポップから渡された書付にざっと目を通す。大別して「バーンパレス突入」「対シグマ」「対ハドラー」「トラップ脱出」「対ミストバーン」「対大魔王バーン」「バーンパレス脱出」「対キルバーン」と書いてある。
    「あ、対ハドラーはおれは戦ってないから観戦ね」
     などとポップはいうが、それを除いたとしても1日も満たない時間の中であまりにも多くの経験を積んでいる。きっとポップは自分の想像よりもさらに強くなっているのだろう。
    「どこで魔法力を回復したんだ」
    「トラップ脱出後にアバン先生のフェザーで。あとでそれも書いとくわ」
     ひとまずマトリフはメドローアの使用回数をざっと数える。数えながらも目に入る情報量が多く、マトリフは頭を抱えそうになる。ひとまず、ひとつひとつ確認することにした。
    「おい、メドローアだけで5回って、何かの間違いじゃねぇのか」
    「ありゃそんだけか。いや、まぁそれぐらいか」
     禁呪ほどの負担はないとはいえ、ポップの体にかかった負荷は尋常ではないはずだ。昨日はポップの体内の魔法力の暴走に危機感をおぼえたが、むしろあの程度ですんだことに安心するべきかとマトリフは考える。
    「地中を掘るのにメラを使った?」
    「そ、前にクロコダインのおっさんが闘気で地中を掘ってたなって。やっぱり経験って大事だよなぁ。ほらここのミストバーンにイオを連発したのも、前にバーンがイオラを連発して相手の手を防いだのを思い出してさ。あとここでカイザーフェニックスっていう、あ、バーンのメラゾーマなんだけど、それを消したのも、バーンが高速の掌撃で呪文をはじいてたので思いついてさ。じゃあおれも呪文の相殺と似たノリで同質の魔法力で引き裂けばいいんじゃねぇかって。あれ、師匠どうしたの…横になったほうがいいんじゃねぇか?」
     ぽかんと自分を見つめるマトリフの視線に気づいたポップは、マトリフの体調を気遣う。
    「いや、オレは大丈夫だ」
    「改めて思ったよ、無数の呪文と知識を抱え 皆の危機をはらうのが魔法使いの役目だって。頭脳や経験がなけりゃあどうにもならねぇ。師匠はもっとすげえんだろうなって書きおこしながら思ったもん」
     たしかにかつてそう教えたが、同じ経験を経たとてその経験を実地で活かせるようになるにはまた別種の才が必要だ。
    「ポップおまえ、以前もそうだったな。アバンが使ってたからって咄嗟にマホカトールを使ったり」
     メガンテも、とは思ったがマトリフはそこは避けた。
    「そういやあったなぁ。もうずっと変わんねぇかも。限られた手札でどうやってなんとか切り抜けようと色々と考える癖」
     おれ、基本的によわっちくて臆病だから必死でさぁとポップはカラカラと笑う。たしかにそれは魔法使い向きだとマトリフは考える。あらゆるものの力を借りようとあがく人間に精霊も力を貸す。魔法力が尽きても戦う意思を損なわないものだけが生き残る。
    「おい、ベホマが使えるようになって、このシグマってやつとの戦いでベホマを連発した……?」
    「いやぁ、あいつに隙ができるのを待っていたら何度もあいつの技をくらってさ。そんでその回復に。師匠のいったとおり、回復呪文の契約をすませててよかったぜ」
     回復呪文ができるからそれで問題なしというわけではない。攻撃をうけた際の痛覚までは軽減できない。激痛に耐えながら魔法を使うのは容易ではない。それを幾度も。
     あっけらかんという類ではないとマトリフは思うのだが、言いたいことがありすぎてマトリフはそろそろ口を開くのも億劫になってきた。
    「あとこれも師匠のおかげって言えばいいのかな。みんなが瞳にとじこめられたときとか、奥義の見破るためにアバン先生を捨て石にするときも、変に熱くならずに済んだ」
     だんだんとポップの口調が沈んでいく。戦い当時はその時の流れでのりきれたことを思い出して追体験して足元がぐらついているのだろう。戦いの技量では師を越えていたとしても、まだ15歳の少年だ。
    「怖かったか?」
    「うん……怖かった」
    「怖かったってことは書かなくてもいい。ただ何をどう対処したかは書け。それも記録だ。そんで俺に見せろ。てめぇのことだからまたびびりながらも敵を煽ったりもしたんだろ?挑発行為として重要な戦術だからそれもな」
     ため込むよりも整理して吐き出させたほうがいいとマトリフは考える。
    「なぁ、師匠」
    「うん?」
    「ダイ、生きてるよな?」
     すがるような問いに根拠のない希望的観測をこたえても今の弟子には何も響かないだろう。マトリフはひとまず黒の核晶について知りうる限りの情報を思い出す。
    「ダイの親父は黒の核晶の爆発に巻き込まれて死んだんだったか?」
    「うん。俺たちがたどり着いたときはもう死の際で」
    「即死じゃねぇのか。で、ダイの親父とダイはどちらが強かった」
    「バーンに勝ったから最後はダイか…?あぁ、じゃあもしかして」
    「わかんねぇけどな」
     そっかぁ、そうだよなぁとポップはへらり笑うとベッドに突っ伏した。そしてそのままぶつぶつと呟き始める。生きてるんならどうしてルーラで戻ってこれないんだ、なんかにつかまってんのか?異界の裂け目?
     その声は段々と悲嘆の色を帯びていく。
    「忙しいやつだな、地上を探すだけならてめぇじゃなくてもできるんだ。今のてめぇにできることは?」
    「魔法力の安定のために安静にすること。頭をクールにすること。必要そうな情報を師匠から引き出すこと」
     突っ伏したままのポップは答えつつも低く唸る。ほんとうは今すぐにでも飛び出したいのだろう。しかしマトリフのことを慮って飛び出せずにいる。マトリフは万全でない己の体調に初めて感謝し、突っ伏すポップの頭をくしゃくしゃと撫でてやった。
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    たらpoipiku

    MOURNINGたまきず時空にて、最終決戦の深層神殿へ行く前夜の会話だけ。
    マトリフ師匠とアバン先生とクロコダインを呑ませたいなと思ってたら、ホントに中身のない会話をしはじめて、まとまらず。呑んだくれているのでテンポもあがらず。
    これ以上、どこにも話が行きそうにないので、とりあえずアップしてみました。

    本当は、師匠が寿命で亡くなってもミラドで逢えるかもって話もしようかと思いましたがそぐわない気がしたのでカット。
    絆の旅路-捏造7章5.6話の別の部屋 呑んだくれな大人たち-マトリフとアバンが割り当てられた部屋にて。
    外で寝るなら床で寝てもいいだろうと誘われたクロコダインがかなりの酒瓶を消費している。



    マトリフ
    「ってぇことは、おめぇが凍ったハドラーをかっぱらった張本人か!」

    アバン
    「マトリフ。『かっぱらった』は無いでしょう。当時のクロコダインの立場からすれば『頼まれて、取り返した』ですよ」

    マトリフ
    「うちの弟子が地面を火炎呪文で掘ったことがある。それはおめぇさんに倣ったってハナシだが。それの大元があの時のハドラー強奪たぁね」

    アバン
    「どこで縁が繋がるかわかりませんね」

    マトリフ
    「オレが使うには気持ちのわりぃ言葉だが、これもピラの言葉を借りると絆が繋がったってやつかね」

    クロコダイン
    2122

    たらpoipiku

    DOODLE絆の旅路7章のネタバレあり。
    ダバの里の後、深層神殿まで。
    ポップとレオナと少しダイ。

    ダバの正体を知った後にこんな会話をしてたら楽しいかもな、という想像です。
    レオナも呼ばれるかもしれないねっていう会話をしています。


    実際のシナリオと整合性がとれてない可能性大ですし何でも許せる人向け。
    絆の旅路-捏造7章5.1話 魔法使いと賢者の密約-レオナ
    「わかったから、単独行動しないから。最低でも誰かと2人、基本は3人でしょ。ゴメちゃんとメルルと一緒にいるようにするわ。あたしに何かあったらゴメちゃんについててもらって、メルルがダイ君たちに連絡をいれるようにするから」

    ダイ
    「ほんとうにわかってる?」


    レオナ
    「わかってるから!出発までの間、バランに稽古をつけてもらうんでしょ。行ってらっしゃい」

    ダイ
    「うん、行ってくる」

    レオナ

    「……」

    ダイ
    「ほんとうに大丈夫かなぁ」

    レオナ
    「いいから!はやく行きなさい!」

    ダイ
    「行ってきまぁす!!」




    ポップ
    「どうしたんだよ」

    レオナ
    「あたしがポップ君のようにゼバロに呼ばれるんじゃないかって心配みたい」

    ポップ
    「魔法使いのおれが元勇者のゼバロに呼ばれたってこたぁ、賢者の姫さんも呼ばれるかもしんねぇもんな」
    1425

    たらpoipiku

    DOODLE魂の絆のラストのネタバレありまくり。

    最終決戦の深層神殿へ行く前夜。
    それぞれがこんな会話をしてたかもな、という想像です。
    まずはダイとポップとレオナ。

    もどった場合の記憶の有無は完全に想像です。ただ、正式な手続きで呼び出されたわけじゃない(世界の秩序を保つロウィに呼び出されていない)キルは記憶を保持し続ける気がします。

    実際のシナリオと整合性がとれてない可能性大ですし何でも許せる人向け
    絆の旅路-捏造7章5.5話 深層地下神殿近くの街の宿屋にて-決戦前夜レオナ
    「あ、ダイ君、丁度いいところに。今晩の部屋割りなんだけど」

    ポップ
    「今晩の?いつものでいいじゃねぇか」


    【いつもの部屋割り】
    ・ダイ、ポップ、ゴメ
    ・マァム、レオナ、メルル、ピラ
    ・アバン、マトリフ
    ・きずゆう、ノヴァ
    ・ヒュンケル、ラーハルト
    ・バラン


     補足/野宿
    ・ベッドにおさまらないクロコダイン(ときどきノヴァときずゆう)
    ・ハドラー、フレイザード、ヒム


    レオナ
    「ポップ君、明日は深層地下神殿へ行くでしょ。そしてゼバロを倒したら元の世界にそのまま戻るかもしれないわ」

    ポップ
    「ピラの言うまんまなら、おれとダイはロモスに向かう船の上へ戻るんだっけか。ってこたあ、それぞれ最初に呼び出された時間にってことだな」
    2748

    たらpoipiku

    DOODLE姫とポップの会話「破邪の秘法を手に入れたいのよ!」のおまけhttps://poipiku.com/3116479/8484548.html

    上を出力したら、今度は脳内でポップと師匠が会話しだしたので出力しました。
    破邪の秘法を手に入れたいのよ!の後のポップとマトリフ「てことで師匠、姫さんたちも一緒に行くことになったんだ。ちょっとでも洞窟の攻略のリスクを下げてえから。師匠んとこになんか資料あったら貸してくんね?ってなんだよ、その顔。師匠がこうなるように仕組んでたのかよ」
    「いや、姫から事前の連絡はあったがな。洞窟に向かうのにおめぇを巻き込むから、おめぇが1人で行こうとしたら足止めしてくれってな」
    「姫さん…手回しはええよ」
    「オレとしては姫の同行は賛成だ。でなきゃ、おめぇは1人で洞窟に行くつもりだったろ」
    「だって、あの洞窟の攻略は魔法が使えるヤツらのが有利だろ。パワーやスピード自慢の連中を連れてくよりはおれ1人の方が小回りがきくって思ったんだよ」
    「アバンを動かせねえ前提なら、姫の提案したパーティが最適解だろうが。旅慣れて軽い怪我なら自分で治せるレーダーに、回復呪文が使える近接戦闘職、おめぇより頭がキレておめぇより腕力のある賢者姫。前も洞窟内で女4人でミナカトールでリレミトしたんだろ?今度もなんかあったらそれで緊急退避できらあ」
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