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    たらpoipiku

    同性同士も異性同士も恋情も友情も割となんでも食べる。
    あわないものは次からは食べない。
    左右も気にしないタイプ。
    短い会話しか書けない系。
    今はダイ大。勇者と大魔道士のコンビが好き。
    みんな好き。
    先代勇者と先代大魔道士と占い師と姫さんを贔屓にしがち。
    キャプションに明記なければダイ+ポップです。
    ×要素は殆どないはず。

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    POIPOI 66

    たらpoipiku

    DOODLEダイ帰還後。
    ありきたりの死にネタ。
    ダイやポップが選択肢を間違えると途端にこうなるのではないかという想像。
    救い無し。

    後日談は此方↓
    https://poipiku.com/3116479/5275097.html
    蹂躙された街にて「来るなッ!これ以上こっちに来れば撃つ」
     街の広場にポップの声が響きが渡る。ポップは引き絞った状態の極大消滅呪文を聖母竜に向ける。ポップの背後ではダイが石畳の上に静かに伏している。静かに伏しているが無残な有様だ。その体にいったい何本の剣や矢が突き刺さっているのか。ポップは自分たちを遠巻きに眺める人々に今すぐ事情を問いただしたくなる。しかしこの場を動くわけにはいかないことだけは分かりきっていた。
     ポップはそれ以外の何も理解できていない。街への帰路にて聖母竜の姿を見かけ、移動呪文を唱えて此処に飛んできたのがまさに今しがた。
     聖母竜の前には痛ましい姿のダイがいた。
     聖母竜は命が尽きた竜の騎士の迎えに来る存在だ。ポップが見かけたのはこれで二度目。以前のダイは還ってきた。が、今度もそうなるとはポップは思うことができない。事情はわからないが、聖母竜にダイを渡してしまえばきっともうどうすることもできない予感がある。だが今ならダイに蘇生呪文をほどこせば間に合うかもしれない。
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    たらpoipiku

    DOODLEダイ大 本編終了後の再会後のダイとポップ。再会までの時間に抱えた傷を共有できたらなって話。
    きっかけがないと辛かったことは隠しそうだな、と。

    ×か+か微妙なラインで営業中です。

    「晴耕雨読」
     https://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=3116479&TD=4860599 

    のちょっと前だけども単体でも問題ない内容。
    モラトリアムな日々―夢じゃ逢えないから 呼ばれたような気がしてダイは目覚める。ベッドから身を起こしてあたりを見回すが月明り一つ差し込んでいない客間には誰もいない。ふと、予感がしてポップの眠る寝室へと向かう。ダイにとっては勝手知ったるポップの家だ。明かりがなく闇に目が慣れていないままでも問題はない。
     寝室に入るとポップのベッドをゆるりと包む魔法の風の幕を感じ取る。寝言がうるさいから防音用にそうしているのだとポップは言っていた。おそらく聞かれたくないのは今の状態なんだろうと考えながらダイは進む。
     ベッドの中でポップは胎児のように体を丸めて眠っている。呼吸は乱れ、意味をなさない音を発し続けている。その音に、自分の名前のかけらを聞き取ったダイは、ポップのベッドに潜り込んで向かい合うように横臥する。そしてダイはそっとポップの頬に触れて囁く。
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    たらpoipiku

    DOODLEダイ大本編終了後
    ダイが大事なポップさんを闇堕ちさせてみようキャンペーン2

    年表の「裏切りの使徒の襲撃によりデルムリン島が消失」あたりです。
    https://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=3116479&TD=4897653

    消失はしてないけども。シリーズが続くかわかんねぇすけど。
    だって年表とこの部分しか思いついてないので。
    楽園で探す希望のかけら-勇気の使徒は世界に抗うシリーズ ポップの眼下にはかつてアバンが貼った結界に覆われた島があった。
     そこはデルムリン島、かつてモンスターたちの楽園だった島。今は人間たちが占拠する島。
     ポップはトベルーラを使いながらふわりと結界を通り抜け、ゆっくりとブラスの家に向かう。なんなく結界を通り抜けることができることにポップは笑いがこみあがってくる。
     何が邪悪なるものを退く結界なのか。オレですら通り抜けることができるというのに。
     かつてのブラスの家は予想どおり見る影もなくなっていた。壊され、踏みにじられ、単なる瓦礫の山と化している。その周りに幾人かの武装した兵士が倒れこみ眠っていた。ポップが島全体にかけたラリホーの影響だ。
     そう、こいつらだって入り込めたんだ。島に侵入したコンキスタドールですら。邪悪なものが入り込めず、誰にも荒らされず、資源の豊富なこの島はさぞや魅力的だったのだろう。住んでいたモンスターたちも至って平和的な気性で、仕事がやりやすかったに違いない。
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    たらpoipiku

    DOODLEポプメルって言ったらポプメルの人に怒られそうだし、ダイレオ要素もなくもなく。私はこんなダイ+ポップが好きなので別角度からも怒られそう。あと”竜”という概念も好きだけどこれも怒られそう。
    死にネタっちゃあ死にネタですし。

    魔法力や諸々の力が灼くのは本人だけか、本人だけだとしてもマトリフさん長命だから、色んな影響があるかもね。などと思いながら。
    そして旅立ちの朝 静かな静かな時間だった。雪の降る音すら聞こえてきそうな。けれどベッドに横たわる壮年の女性は寒さも苦痛も感じない。そう、苦痛も感じない。まもなく生を終えようとしていることは自覚できる。占いを生業にできるほどに鋭敏な己の感覚ゆえに。彼女が感じているのは己の生命力の減衰だけではなく、まもなく訪れるであろう”迎え”。
    「起きていたのか。いや、起き上がらなくていいから」
     彼女の連れ合いである青年にしか見えない壮年の大魔道士が部屋に入ってくる。彼が彼女に施す術のおかげで彼女は苦痛を感じずにすんでいる。少しずつ眠る時間が長くなっていくのは感じてはいるのだけれど。
     彼女は連れあいの制止を聞かずに上半身を起こす。彼は苦笑を浮かべながら少し助けてやる。きみはやはりなんだかんだで頑固だ、と零しながら。
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    たらpoipiku

    DOODLE師匠+ポップ

    本編最終回わりとすぐにこんな一幕があるかもなと。
    マトリフ師匠とポップの会話。
    獄炎のマトリフ師匠のノリもスッキです(感想)
    大魔道士は追いかけたい ポップが目覚めると己の師匠が覗き込んでいた。
     少し視線をめぐらせると見知った光景であると認識できる。此処はマトリフの住処で、自分が横たわっているのはおそらくマトリフのベッドだ。
     しかし自分が此処に居る理由がわからない。
    「し」
     声も思うように出せない。
    「目ぇ覚めたか、そっから動くな」
     マトリフは盛大に溜息をつきながら、ベッドの近くの椅子に腰を掛ける。師であるマトリフの体がいつも以上に重そうだ。
     あぁ、弟子であるおれがベッドを占拠しているわけにはいかない。起き上がらねば。
     しかしポップ自身の体も重い。体の中を何かが暴れていて内腑を焼いているような感覚に苛まれる。体力が尽きたとか怪我をしているとかそういうわけではなさそうだが。そうだったとしてもおそらく目の前の師匠が回復呪文をかけてくれているであろうし。動けない理由は判然としないが、ひとまず起き上がってベッドを代わることをポップは強く意識する。そう、起き上がって、それからダイを。
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