Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    たらpoipiku

    同性同士も異性同士も恋情も友情も割となんでも食べる。
    あわないものは次からは食べない。
    左右も気にしないタイプ。
    短い会話しか書けない系。
    今はダイ大。勇者と大魔道士のコンビが好き。
    みんな好き。
    先代勇者と先代大魔道士と占い師と姫さんを贔屓にしがち。
    キャプションに明記なければダイ+ポップです。
    ×要素は殆どないはず。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 66

    たらpoipiku

    ☆quiet follow

    未公開シーンというほどカッコいいものでもないんですが。
    『荼毘に付す』においての「オレはそんな街なんかに興味ねぇな」の前後を書いてて思いついたけど入れる場所がなかったくだり。
    https://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=3116479&TD=5275097

    登場人物は師匠だけ。弟子に甘い師匠。
    っていうか師匠を書きたかったというか。

    ##ダイ大本編終了後

    『荼毘に付す』の後日譚 宙を浮くマトリフの眼下には隕石で穿たれたかのような孔が大地に広がっていた。そこにはかつて街が一つあったが跡形もない。空から堕ちた隕石が何もかもを消し飛ばしたかのようにも見える。だが、これは違う。呪文や例えば何かの魔法具の爆発でもない。隕石が大地をえぐったのならば大量の土砂が舞った筈だ。これほどの量の土砂が空を舞ったのなら近隣の天候にも影響が出ることになるが、そんな報告は何一つない。それに、そういったことが原因で大地が抉れたのならば、こんな描いたように丸い孔とはならない。煤けた様子が、大火の跡もない。こんなことができるのは、それはたった一つの呪文だ。何もかもを等しく消滅させてしまう呪文。マトリフの知る限り、その使い手は自分を含めて世界に二人しかいない。
    「そういうことかよ」
     リンガイアのある街が消えた件について。調査してほしいというレオナからマトリフへの秘密裏の依頼。その秘密裏の依頼の真意をマトリフは理解しはじめる。マトリフの「ポップに調査させないのか?」という問いに、彼女は「ポップ君は『興味がない』そうです。ですから数多の知識を持つマトリフさんに是非」と答えていた。王家に関わりたくはないが、ダイを失って気力がないであろうポップの代わりになればとその時は思っていたのだが。
    「何があった?」
     ここにいない弟子に問う。マトリフの知る弟子ならば「なんにもねぇよ」と返すだろう。そう、きっとポップは何も無かったことにしたかった。ここで何かがあり、それを消そうとした。ここまでのことを彼の弟子が行うとすればその理由は1つしかない。ダイにまつわることだ。あの弟子はダイが絡むと世界を歪めることも躊躇わない。この街の住人を憐れに思う気持ちも無いわけではないが、マトリフとしてはポップの行いを非難できない。マトリフもそんな風に世界よりも仲間や弟子を優先する生き方をしてきた。
     ダイの葬儀に出席した際に、ダイの遺体をよく検分すればよかったと今更ながらマトリフは思う。当時は、ろくに睡眠も食事も採らず、そのくせに目だけは光を失わない弟子のことばかり気にかかり、他の何も目に入らなかったのが実情だ。ダイの遺体に関して覚えていることはただ1つ、氷系呪文で優しく包まれて、しかし霜が覆うわけでもなく朽ちないように処理されていたこと。それがあまりにも丁寧な仕事で、マトリフはポップを褒めてやったものだ。その時のポップの「今にも生き返りそうだろう?」という誇らしげな物言いを思い出すと今でも胸が詰まるが。
    「さて、どうするか」
     幸い、極大消滅呪文の威力は殆ど知られていない。弟子の記載した記録をそのまま信じれば、地上で人目のある状況でも使っていない。魔法の知識があるアバンやレオナの前ではそこまでの破壊力を示していなかったと記憶している。いや、示していないくても、あの2人なら何かを感づくはずだ。感づいて、その上でレオナはマトリフに調査を依頼したのだろう。この街で何があったのかをマトリフに決めてほしい、と。
    「ツメが甘ぇよ馬鹿弟子が」
     焼け跡も、撒きあがった土砂の形跡もない奇麗がすぎる孔。これをみれば、自分を含めて何人かは何があったかとわかる。極大消滅呪文を用いた後に爆裂呪文か閃熱呪文の一つでも重ねて焼けば、隕石か他の呪文と誤魔化すこともできただろうに。告解のようにあえてそのまま残して罪を察してほしかったのか、それともやはりダイを想ってそれ以上のことを考える余裕がなかったのか。どちらでもポップらしいとマトリフは考える。戦闘においてはクールになったようだが、それ以外ではクールになりきれないマトリフの愛弟子らしいと思う。
    「余計な手間ぁ増やすんじゃねぇよ」
     マトリフはマトリフらしく狡さに徹しようと決断する。そう、これは狡い行為だ。弟子のためではない。極大消滅呪文を教えた責任を問われるのを回避するための行為だ。
    「極大閃熱呪文」
     その呪文をもって、大地に穿たれた孔を灼く。目撃者がいたとしても、孔の奥に魔物がいたとでも言えばいい。マトリフの真意を立証できるものは誰もいない。レオナへの報告書には「街が消えた原因は呪文か黒の核晶のような魔法具の暴発、あるいは隕石の落下と思われる。詳細は不明」と記載するつもりだ。
     くらりとマトリフの体が揺れる。肺腑を何かが焼いて血を吐いてしまう。強大な呪文を使ったいつもの代償だ。今の呪文によって寿命が目前に迫ったことをマトリフは実感する。しかし後悔はない。この行為は、残り僅かな人生を己が平穏に暮らすために必要な行為だと信じている。灼かれた孔をポップが見れば誰が何をしたのかと察してしまうだろうが、それでも構わない。何かを為すときは最後までクールでいる必要があるという思いを新たにしてくれればそれでいい。師として弟子に遺せる教えとなってくれとマトリフは祈るだけだった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭🙏👏🙏🙏🙏🙏🙏😭😭😭😭😭🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏😭😭😭😭😭😭💗💗💗💗😭🙏🙏🙏🙏😭🌠🙏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    たらpoipiku

    MOURNINGたまきず時空にて、最終決戦の深層神殿へ行く前夜の会話だけ。
    マトリフ師匠とアバン先生とクロコダインを呑ませたいなと思ってたら、ホントに中身のない会話をしはじめて、まとまらず。呑んだくれているのでテンポもあがらず。
    これ以上、どこにも話が行きそうにないので、とりあえずアップしてみました。

    本当は、師匠が寿命で亡くなってもミラドで逢えるかもって話もしようかと思いましたがそぐわない気がしたのでカット。
    絆の旅路-捏造7章5.6話の別の部屋 呑んだくれな大人たち-マトリフとアバンが割り当てられた部屋にて。
    外で寝るなら床で寝てもいいだろうと誘われたクロコダインがかなりの酒瓶を消費している。



    マトリフ
    「ってぇことは、おめぇが凍ったハドラーをかっぱらった張本人か!」

    アバン
    「マトリフ。『かっぱらった』は無いでしょう。当時のクロコダインの立場からすれば『頼まれて、取り返した』ですよ」

    マトリフ
    「うちの弟子が地面を火炎呪文で掘ったことがある。それはおめぇさんに倣ったってハナシだが。それの大元があの時のハドラー強奪たぁね」

    アバン
    「どこで縁が繋がるかわかりませんね」

    マトリフ
    「オレが使うには気持ちのわりぃ言葉だが、これもピラの言葉を借りると絆が繋がったってやつかね」

    クロコダイン
    2122

    たらpoipiku

    DOODLE絆の旅路7章のネタバレあり。
    ダバの里の後、深層神殿まで。
    ポップとレオナと少しダイ。

    ダバの正体を知った後にこんな会話をしてたら楽しいかもな、という想像です。
    レオナも呼ばれるかもしれないねっていう会話をしています。


    実際のシナリオと整合性がとれてない可能性大ですし何でも許せる人向け。
    絆の旅路-捏造7章5.1話 魔法使いと賢者の密約-レオナ
    「わかったから、単独行動しないから。最低でも誰かと2人、基本は3人でしょ。ゴメちゃんとメルルと一緒にいるようにするわ。あたしに何かあったらゴメちゃんについててもらって、メルルがダイ君たちに連絡をいれるようにするから」

    ダイ
    「ほんとうにわかってる?」


    レオナ
    「わかってるから!出発までの間、バランに稽古をつけてもらうんでしょ。行ってらっしゃい」

    ダイ
    「うん、行ってくる」

    レオナ

    「……」

    ダイ
    「ほんとうに大丈夫かなぁ」

    レオナ
    「いいから!はやく行きなさい!」

    ダイ
    「行ってきまぁす!!」




    ポップ
    「どうしたんだよ」

    レオナ
    「あたしがポップ君のようにゼバロに呼ばれるんじゃないかって心配みたい」

    ポップ
    「魔法使いのおれが元勇者のゼバロに呼ばれたってこたぁ、賢者の姫さんも呼ばれるかもしんねぇもんな」
    1425

    たらpoipiku

    DOODLE魂の絆のラストのネタバレありまくり。

    最終決戦の深層神殿へ行く前夜。
    それぞれがこんな会話をしてたかもな、という想像です。
    まずはダイとポップとレオナ。

    もどった場合の記憶の有無は完全に想像です。ただ、正式な手続きで呼び出されたわけじゃない(世界の秩序を保つロウィに呼び出されていない)キルは記憶を保持し続ける気がします。

    実際のシナリオと整合性がとれてない可能性大ですし何でも許せる人向け
    絆の旅路-捏造7章5.5話 深層地下神殿近くの街の宿屋にて-決戦前夜レオナ
    「あ、ダイ君、丁度いいところに。今晩の部屋割りなんだけど」

    ポップ
    「今晩の?いつものでいいじゃねぇか」


    【いつもの部屋割り】
    ・ダイ、ポップ、ゴメ
    ・マァム、レオナ、メルル、ピラ
    ・アバン、マトリフ
    ・きずゆう、ノヴァ
    ・ヒュンケル、ラーハルト
    ・バラン


     補足/野宿
    ・ベッドにおさまらないクロコダイン(ときどきノヴァときずゆう)
    ・ハドラー、フレイザード、ヒム


    レオナ
    「ポップ君、明日は深層地下神殿へ行くでしょ。そしてゼバロを倒したら元の世界にそのまま戻るかもしれないわ」

    ポップ
    「ピラの言うまんまなら、おれとダイはロモスに向かう船の上へ戻るんだっけか。ってこたあ、それぞれ最初に呼び出された時間にってことだな」
    2748

    たらpoipiku

    DOODLE姫とポップの会話「破邪の秘法を手に入れたいのよ!」のおまけhttps://poipiku.com/3116479/8484548.html

    上を出力したら、今度は脳内でポップと師匠が会話しだしたので出力しました。
    破邪の秘法を手に入れたいのよ!の後のポップとマトリフ「てことで師匠、姫さんたちも一緒に行くことになったんだ。ちょっとでも洞窟の攻略のリスクを下げてえから。師匠んとこになんか資料あったら貸してくんね?ってなんだよ、その顔。師匠がこうなるように仕組んでたのかよ」
    「いや、姫から事前の連絡はあったがな。洞窟に向かうのにおめぇを巻き込むから、おめぇが1人で行こうとしたら足止めしてくれってな」
    「姫さん…手回しはええよ」
    「オレとしては姫の同行は賛成だ。でなきゃ、おめぇは1人で洞窟に行くつもりだったろ」
    「だって、あの洞窟の攻略は魔法が使えるヤツらのが有利だろ。パワーやスピード自慢の連中を連れてくよりはおれ1人の方が小回りがきくって思ったんだよ」
    「アバンを動かせねえ前提なら、姫の提案したパーティが最適解だろうが。旅慣れて軽い怪我なら自分で治せるレーダーに、回復呪文が使える近接戦闘職、おめぇより頭がキレておめぇより腕力のある賢者姫。前も洞窟内で女4人でミナカトールでリレミトしたんだろ?今度もなんかあったらそれで緊急退避できらあ」
    1025

    recommended works