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    rani_noab

    @rani_noab
    夢と腐混ざってます

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    rani_noab

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    悪魔とていくんが契約する話。某執事をオマージュしようとして自我が出た感じのアレ……。

    「お前は良くないモノだ」
    声は言った。それは正しいことを正しいと言っている声音だった。実際に正しい。私は良くないモノだ。
    「この世界に留めて置くことは出来ない」
    人間を守る性質を備えるのなら、その結論に至るのは正しいことだ。最初に見つかったのがコレだったことが、私の運の尽きだろうか。
    だが己の生をあきらめるような強欲がどこにいるのだろうか。せっかくここまで逃げ延びてきた。ここで潰えるなど到底許容出来ない。
    僅かな力をかき集めて、コレの前から姿を消そうと機をみる。コレに私を止めることは出来ない。存在への渇望を殺すことも。
    「誇りを捨てられるか?」
    ソレは私に問いかけた来た。
    私がこの場から逃げ去ろうとしていることに気づいたようだった。
    「誇りを捨て、従属し、永劫に近い年月を律されて生きることが出来るか?」
    ああ、なんと慈悲のある問いかけか!声を上げて笑ってしまいそうだ!
    その意図が誰か一人でも私に人間を害されないためだとしても、この私に交渉を持ちかけるなど、きっとコレは私のような存在を知らないのだ。私が私に出会ったら、その瞬間にどんな手段を使っても塵にするだろう。人間の一人くらい犠牲にすればいいのだ。私のようなモノを存在させておく理由を持つ者が居たら、そいつも殺すべきだ。
    快楽を是とする。
    堕落を推奨し、陰謀を助け、悪逆を華とする。
    今殺すべきだった。
    私は頷く。
    誇りを捨て、清廉と服従を誓い、人間の害とならないことを宣言する。
    「ならばお前を迎え入れよう」
    示された契約書は完璧を描いたようなものだった。緻密な条件に尊厳はきちんと許されている。公平であるということは、どちらかに甘いということだ。私は契約書にサインをする。
    「どのような姿がよろしいでしょうか」
    「人間の姿をしているのならば、それ以上の希望はない」
    「ならば貴方に仕えるにふさわしい見目の整った男を」
    髪は黒。瞳も黒く、彼の隣に立つに違和感のない、外見に恵まれた若い青年の姿を取る。その場に跪く。膝を折ることは、屈辱的なものではないという事実をほとんどの人間が知らない。
    「貴方様にお仕えできることを心より光栄に思います」
    頭を下げる。
    しばらくはこの世界のことを理解する必要がある。食事が出来ないのなら、弱り切った力を回復させるのも随分と時間がかかるだろう。
    永劫など存在しない。
    私たちは恩にはきちんと報いるモノだ。命を見逃してきたことをどれほどの価値に換算するかも少しずつ見極めていけば良い。
    「良く働き、良く生きろ。それがお前に望むものだ」
    「かしこまりました。主、貴方様のお名前を頂戴する栄誉をいただければ幸いにございます」
    男の金色の瞳が私を見下ろす。その唇が紡いだ名前は──。




    朝は主人が目が覚めるより早く起き、部屋を快適な温度になるよう薪を調節して炉に火をくべる。
    お湯を沸かし、朝食の準備を。
    昨日良いレタスが手に入ったので洗って煎餅果子の準備を始める。主の好みの触感と香りになるよう、きび粉や穀物粉の分量を調節し、水を入れてタネを作る。その間に交渉して安く頂いた牛のひき肉と、保存しておいた豆で触感の良い餡を混ぜておく。ソースは少し辛みの刺激で食欲を増すように豆板醤をメインにつかったものを。また温めて置いた油でその中に入れる油条をあげておく。
    油条が入るときは
    豆乳のスープを用意したところで同時に部屋の戸の前に主が立ったのに、ちょうど良い時間だと朝の挨拶に行く。戸を開けた主に胸に手を当てて礼を取った。
    「お早う御座います。鍾離様。ご気分はいかがですか?」
    「何も問題はない」
    「それは喜ばしい。朝食の支度を致します」
    サクサクだが餡や油条を包んでも崩れない絶妙な焼き加減にし、餡などを包んで、あつあつのまま食卓に並べる。スープには葱や野菜がたっぷり入っている。
    傍に控えて食事が終わるのを待つ。
    この方は身支度を自分で整えるので手がかからないが、食にうるさいので毎度手を抜けない。
    静かな朝食が終わり、その間に淹れておいた茶を主が手に取ったところで皿を下げる。
    「ミカ」
    「はい」
    呼ばれてテーブルの向かいに立った。湯呑をテーブルに起き、主は
    「お前に話がある」
    「はい」
    ここしばらく、この方に何かの命令を受けることは無かった。そもそも一人でなんでも出来るお方だ。些細なことや、目立ちたくない時に私が呼ばれる。何かの仕事だろうか。
    「お前は良く俺に仕えてくれた」
    「ありがたきお言葉」
    胸に手を当てて礼を取る。
    「お前の存在意義全てを縛る契約でありながら、お前は背くことなく、この3000年よく尽くしてくれた。だから」
    主は立ち上がると、テーブルを回って私のすぐ隣まで来る。意図が掴めずに内心で首をかしげながらなおも手を胸に当てたままでいると、主は微笑んだ。
    「お前を解雇しようと思う」
    「……はい?」
    何を言われたのか一瞬分からなかった。かいこ。解雇?解雇とは?
    すると主は拳を顎に当てるようにして不思議そうに言う。
    「喜ぶと思ったんだが……」
    「はあ、いえ、その、何の意図が?」
    隠さずに不審なまなざしを向けると、成程、と主は頷いた。
    「嬉しさよりも俺への疑念が強いのか」
    懐から契約書を取り出す。まぎれもなく私のサインが入った契約書だ。その端から契約書が塵になっていくのに目を見開いた。本物だと分かっていても何らかの策略があるのではないかと疑ってしまう。
    「主……!?」
    「もうお前の主ではない。鍾離と呼んでくれ」
    微笑んでいる主、いや彼がどのような心境なのかまったく想像もつかないが、お前の主ではない、じゃない。
    「あの、いえ、解雇ということは……」
    今日から無一文かつ住処なしなのでは……?
    最初に思いつくことがそれなのが我ながら人間染みてて笑えるが、人間の姿を取っているために、人間と同じような作りをしているため、空腹であれば多少動きが鈍くなるし、睡眠をとらなければ思考速度も落ちる。
    彼が凡人となって以降、往生堂からの賃金と、そのほか芸術儀式しきたりへのアドバイスなどでまっとうに得ているモラをやりくりしながら、囁かな給料を頂戴している身だったので、貯金もない。そもそもが破棄出来るような契約ではなかった。私の正体を知るのならば、破棄するなんて愚かな行いと言えるだろう。
    幸いにも金銭感覚を凡人に戻せない彼の代わりに払ってくれる人間はいるものの、これからどうするんでしょう?という疑念を持ちながら、契約書が破棄されたことで我が身を縛る術が解けていくのを感じる。
    「本気でしたか」
    「ああ。だからミカ、」
    何かを言いかけた彼に、私は微笑むと頭を深々と下げる。
    「言い忘れておりましたが、」
    解雇されたというのならもうここにいる理由はない。
    「あの時、命を見逃していただいたことだけ、感謝申し上げます」
    頭をあげてにこりと微笑む。
    「どうぞモラの扱いには気を付けますよう。余計な助言にはなりましょうが、受け入れる度量があると存じておりますので」
    「待てミカ。話はまだ、」
    「それでは」
    余計な条件を付けられる前にその場から退散した。
    ああ、困った。今夜は屋根のあるところで寝られるだろうか。
    それでも口元に浮かぶのは歪んだ微笑だ。ああ、自由だ。自由がこの手にある。
    璃月の街中に歩き出でて、天を見上げる。
    さあ、誰の魂を食らおうか。


    「おーい!ミカー!」
    テイワットで旅人と言えば、今や指すのはただ一人だ。聞き覚えのある声に振り向いて視線をあげれば、日差しにきらめく金色の髪をした人間の少年と、良く分からない原理で浮いている人型のものがこちらにやってくる。
    「ああ。これは空さんとパイモンさん。お元気そうで何よりです」
    にこりと微笑んで丁寧に胸に手を当てる。
    「おう!元気だぞ!ミカも元気か?」
    問いかけられて首をかしげる。元気かと言われると、
    「残念ながら元気ではありません。職を失ってしまったので、今夜はどうしたものかと考えていたところでした」
    まさか適当な人間を引っかけてしばらく過ごそうと考えていたなどはおくびにも出さない。あわよくば搾り取りたいところだった。
    「職?ってまさか鍾離先生と何かあった?」
    目を見張って察し良く問いかけてくる空に、悲しげな表情で首を横に振る。
    空は彼の正体を知っている数少ない人間のうちの一人だ。その際に、彼に仕える従僕として挨拶したことがあった。彼は身の回りの世話を任せているとしか言わなかったので、使用人程度の認識だろうが、彼が解雇するなら相応の理由があるのだろうと考えるのも納得できる。少し突つくのも面白そうだと悲し気な表情を作った。
    「いえ……いつも通りお世話をさせていただいていたはずでしたが、何を不満に思われたのか……。1モラもない状態で放り出されまして」
    「ええ!?1モラも持ってないのか!?」
    びっくりして口元を手のひらで覆うパイモンにはい、とうなだれる。その私にこそこそと二人は会話を始めた。
    「なあなあ空。可哀そうだな……」
    「鍾離先生がそんなことをするなんて……一体何があったんだろう?」
    「でもあいつ、神様だからそういうのに疎いのかもしれないぞ!財布も持って行かないし……」
    こそこそとしているが会話が丸聞こえだった。その気になれば10メートル離れた先で落とされた針の音も聞き取れる。
    そんなことよりも。と私は空をまじまじと眺めた。
    「でも、連れていくのは難しいかもな……そもそも強いのか?こいつ」
    「うーん……」
    「空さん。パイモンさん」
    「うわ?!」
    気配をさせずに近寄り死角から話しかける。途端に驚いたパイモンと、ざっ!と剣を抜く構えを取った空に、おやおやと面白く思った。パイモンはともかく、空は今、私が武器と敵意を持っていたのなら危なかったと認識できている。流石、名を馳せてるだけあり、のうのうと旅をしている訳ではなさそうだ。
    「ひとまずの路銀を稼ぐのに、冒険者協会に登録しようと思うのですが……」
    「って、ミカが冒険者になるってことか?」
    「はい。またどこかで雇われても良いのですが、空さんを見てふと、自分で依頼を選ぶのも楽しそうだなと考えまして。よろしければ、ご教授いただきたいのですが」
    「冒険者の?」
    「はい」
    頷くと空とパイモンは顔を見合わせる。
    「素晴らしい冒険者であり、また尊敬する旅人であるお二人に手伝ってもらえたら、このような状況もなんとかできる気がするのです」
    「尊敬する旅人~~!!」
    興奮した声をあげパイモンは空の顔の傍に行く。
    「聞いたか?空!頼れる先輩であるオイラたちが助けてやろうぜ!」
    小さな両の拳をぐっとにぎるパイモンに、ふむ、と声を漏らす。
    「仕掛けたのは私ですが、パイモンさんはいささか心配ですね」
    「俺がいるから大丈夫だよ」
    多少聞こえる声量で言ったのはわざとだが、そう返事をした空と目が合う。それは失礼いたしました、と微笑むと、疑わしそうな視線を向けられた。
    「手伝うのは良いけど、本当に鍾離先生に解雇される理由思いつかないの?」
    「思いつかないと言いますか……。いくつか想像することは出来ます」
    「例えば?」
    空の問いかけに私は指折り数えるように手のひらを広げる。
    「あの方が凡人になられたことがここ最近の大きな変化です。それに伴い」
    一つ目。
    「支払えるモラがなくなった」
    二つ目。
    「私と契約する利点がなくなった」
    三つ目。
    「そもそも従僕が必要なくなった」
    それと、
    「他には……」
    「まだあるのか!」
    そう口をはさんできたパイモンに頷く。
    「ええ。私にはあの方の心を推し量ることは出来ませんので、それらしい理由をあげればきりがありません」
    「でも……鍾離がミカを雇ったんだろ?それならそんな無責任に放り出すようなこと、鍾離はしないと思うぞ」
    「はい。私もそう思います」
    そう思うから不思議なのだが、理由の追及は自分の生活の目途がついてからになる。空腹や睡眠の問題がなければ、誰かの手を借りて調べたいところだった。それだけ彼は信用できない。人間にとっては──この上なく信用できるものなのだろう。だが、彼の行動は盤上の駒を動かす至上の魂のそれだ。警戒して損はない。
    「う~~~ん」
    腕を組んで難しい顔をしているパイモンに、空も何かを考え込みながら私を見上げてくる。
    「今夜の宿はどうするの?」
    「お気になさらず。なんとでもなります」
    「俺たち、璃月の近くで野宿してるんだけど一緒に来る?」
    「野宿…………」
    璃月には宿もピンキリであるのに、と、いたわし気な視線を向けると、あなたも同じ境遇だけど?という視線を向けられる。この少年の少年らしからぬ強さとこなれが好ましい。それにこの、……おっと、自由になった空と言ってすぐに欲を出してはいけませんね。
    「もしご相伴に与れるのであればぜひ」
    「俺たちはあなたの主人じゃないよ。もっと気楽で大丈夫」
    「そうだぞ!ミカはもう俺たちの後輩だからな!なんでも頼ってくれ!」
    「ありがとうございます」
    ふふ、と笑うとパイモンと空は顔を見合わせてもう一度私を見る。
    「……何か?」
    「ミカ、澄ました顔してる時と結構印象変わるんだな」
    「そうでしょうか」
    笑顔は何らかの意図があるときにしか浮かべないのだが、今のやり取りは興味深かったので笑ってしまった。
    「なるべく気楽であることを心がけましょう」
    「おう!肩の力は抜いた方が、宝物もたくさん見つかると思うぞ」
    「パイモン、宝物好きだもんね」
    「わくわくするからな!」
    宝物。
    「そういえば、私も一つ持っておりました」
    懐から取り出したのは一対のピアスだ。トパーズに装飾と小さなタッセルが下がったピアスはお金に換算すれば価値があるだろう。
    「おお!お宝だ!」
    「元手にするつもり?」
    換金するのか、と問いかけてきた空に私はにこりと微笑む。
    「では、授業料としてこれを差し上げます」
    「「ええっ?」」
    パイモンがくるりと私がピアスを乗せた手のひらの周りを飛んでまじまじと見やる。
    「でも高そうなピアスだけど……」
    「いえいえ、あの栄誉騎士の旅人さん方にご教授いただくのでしょう?投資する価値があるというものです。それに」
    彼の力の残りを感じる。それを弾き飛ばして僅かにピアスに自分の力を込める。すると空の眉が少し寄ったようだった。なるほど敏い。
    「何かあったときに加護のあるピアスという話です。私よりもお二方が持っている方が良いでしょう。丈夫なつくりなので中々壊れないと思いますよ」
    ね。とパイモンの小さな手に乗せてしまう。これで譲渡完了だ。
    これはまだできたばかりの璃月を守る戦いの際に頂いたものだった。功績を称えということなのは分かっているが、ただ契約上の仕事をしただけの私には必要のないものだ。
    手の中のきらきらとしたピアスに目を輝かせているパイモンの素直な反応ににこりとする。邪気がないものは愛らしいものだ。不可思議な体に何が秘められていようとも、それが禍いであったとして私には喜ばしい。
    「ありがとう!ミカ!オイラたち、頑張ってサポートするからな!」
    いいのかなあ、なんて顔をしている空にも問題ないと頷く。
    「そういえばミカは、神の目を持ってないんだな」
    神の目は持っていない。持つ必要もない。属性を扱う力はないが、物理的な攻撃でこれまで何も問題はなかった。
    「ええ。やはり持ってないと駄目でしょうか……」
    「いやいや。神の目を持ってなくても立派な冒険者はたくさんいるぞ!ミカは武器は何を使うんだ?」
    「そうですね……剣にしましょうか?」
    首をかしげて問いかけてしまった。何事にも主人の意思を確認する癖を直さないとならなさそうだ。
    「しましょうか?って、決めてないのか?」
    「いえ、教えていただくということでつい問いかけてしまいましたが、剣を扱います。それに習ったこともあり、また彼の付き人をしていたこともあるので、武術にはそれなりに自信があります。戦闘の足手まといにはなりません」
    「おお!じゃあ空、冒険者協会でちょうど良さそうな依頼を見つけにいこう!手続きはオイラが教えるからな!」
    ふわりと飛んでパイモンが冒険者協会のある方向へ行くのに空が私を見る。
    「良いの?ミカ」
    「ええ。勿論。よろしくお願いします」
    胸に手を当てる。この世界に来てこの仕草をもう何度したか分からない。
    「空ー!ミカー!早くしないと夜になっちゃうぞー!」
    「張り切っておられますね」
    「頼られたのが嬉しいんだよ。だから、」
    空の瞳が私を見る。彼とは違う金色の瞳。甘いはちみつの色。
    ああ、ほんとうに美味しそうだ。
    「ええ。もちろん、貴方達を裏切るような真似は致しません」
    飢えに思考を蝕まれるようだ。
    この3000年、どんな美味しそうな魂を持つ人間を前にしても堪えてきた。存在することと引き換えに、食事は二度と行えないものだと思っていた。それがなんと、こんな自由を手にする日が来ようとは。
    「どこの世界の神も、私には全く理解しがたいものだというのはわかりましたが、」
    聞こえない声量で呟く。
    「この決断には、感謝しますよ。ああ、そうすると貴方に感謝するのは二度目になりますね、モラクス」
    神の死を感じる。この世界で自分を縛っていたものから解き放たれる感覚。
    前を行く金髪の少年の背を眺めながらわらう。
    「楽しみですね」
    「張り切りすぎて、怪我しないようにね」
    依頼のことだと思ったのか、そう言って振り向いた空に目を瞬いてから微笑む。
    「ええ。気を付けます。空さんの前でそのような無様な姿を見せたくはありませんので」
    彼の駒になる気はない。
    例えばじゃれついてチェス盤をひっくり返す愛らしくも憎らしい黒猫のようでいなくては。
    だが、まだしばらくは大人しくしていよう。
    この弱った状態で彼の機嫌を損ね仕留められてしまっては元も子もない。
    他にも美味しそうな人間はたくさんいた。誰をどんな順番でどんな風に食べるのか。

    ああ。本当に楽しみだ。
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