バンダナ目隠しプレイのジョセシー下書きが出てきた「なっ……?!どういうつもりだっ、JOJO!」
「シーザーちゃんが言ってたコト、本当か見せてくれる?」
「なんだと?……うぁっ」
兄弟子シーザーは額に巻いているバンダナを目元に下げられ、視界を奪われた隙に両手もバンダナの先で縛られ、自由の効かない状態で自室のベッドに横たわっていた。
視界が遮られた中、見えない所で弟弟子ジョセフに身体中を撫でられる。憎たらしいくらい、優しい手つきで。かと思えば、急に悪戯に敏感な所に触れてきたり。
どうしてこうなったのか。それは、この日の日中まで遡る──
「うっ…苦し…!ゲホッゲホッ」
「落ち着いて呼吸を整えるんだ、JOJO!」
遠泳の修行中、呼吸を乱し溺れそうになっていたジョセフに気付いたシーザーが慌てて手を貸す。シーザーの肩を借りたジョセフは、何とか呼吸を整え再び息が出来るようになった。それと同時に、不平を言いながら口元のマスクを剥がそうとする。
「……はぁ、助かったぜシーザー!しかしよぉ、やんなっちゃうぜー!このマスク早く壊れてくんねぇかな」
「こら、先生に怒られるぞ。それにだ、これくらいの事で呼吸が乱れるようでは、柱の男達など到底倒せんぞ」
「じゃあシーザーは、何が起こっても呼吸を乱さないワケ?」
「ああ、勿論だ。お前とは違うからな」
シーザーがフッと鼻で笑うと、ジョセフは頭に来たようでヤイヤイ不平不満をぶつけてくる。
「にゃにぃ〜?!俺だって本気出したらこんなマスク平気だもんねーだ!シーザーの意地悪ー!イモー!」
「ふん、どうだかな」
不満をぶつけるジョセフの言葉の数々をシーザーは軽く受け流しつつ、二人は海岸を目指した。
……と、どうやらこの時の会話が根に持たれたらしい。夜になり、ジョセフのマスクをつけてやろうと声を掛けた、その時に事件は起こった。
「JOJO、歯磨きは終わったのか?早くマスクをつけないと先生に怒られるぞ」
「そんな事よりさ、シーザーちゃん。確認したい事があるの」
「なんだ……?」
背後に迫ったジョセフが、シーザーのバンダナに手を掛ける。額にあったはずのそれが目元で止められた事で視界を遮られ、咄嗟にそれを取り除こうと思い伸ばそうとした両手はというと、後頭部から伸びたバンダナの先で締めあげられた。
「なっ……?!どういうつもりだっ、JOJO!」
「シーザーちゃんが言ってたコト、本当か見せてくれる?」
「なんだと?……うぁっ」
足を賭けられ、ポスッと自分の身体が弾力のある何かの上に沈み込む。急に目と手の自由を奪われ、何も見えないが恐らくはベッドの上にでも転がされたのだろう。
ジョセフはそのままの勢いでシーザーに覆いかぶさり、その身体に触れる。
「あっ……んん……っ!」
上唇を噛まれ、そのまま乱暴な口付けが始まる。ジョセフの分厚い舌がシーザーの咥内で暴れ回る。歯列をなぞられ、上顎や舌の付け根まで確かめるように組まなく這い回り、捕らえた舌を吸われる。息苦しくて顔を逸らしたくても、両頬を手で固定されているようで動けないし、シーザーの手はバンダナに縛られて自由が効かない。
やっと解放された頃には、シーザーははくはくと口を開けて酸素を求めた。
「あれぇ、シーザーちゃん、呼吸が乱れてるわよん?」
「んあっ……やめ…………っ」
「何が起こっても呼吸を乱さないんじゃあ無かったっけ……?」
「そ、それは……っ」
「シーザーが素直に謝ってくれたら、目元のバンダナ戻してあげる」
「くそっ、誰が言うかこのスカタン!……あぁっ!くっ」
「そろそろ限界なんじゃないのー?」
そう言いながら、ジョセフはシーザーの胸の先端を指先で不意にギュッと弄った。二人は何時からかそういう関係を持っていて、気付けば毎日のように抱き合っていた。最初は何も感じなかったシーザーの胸は、ジョセフによって開発され、感度が上がっていた。
ジョセフの愛撫にシーザーの身体がビクビクと震えて、止まらない。シーザーは触れられる度に腰をくねらせ、首を横に振る。
その手が離れたかと思いきや、今度は下半身に熱い刺激を感じる。ズボンの中に手を突っ込まれ、先端をぐりぐりと弄られる…これ以上されたら、止まれなくなる。めちゃくちゃになる。
……もう、限界だ。
「JOJO……俺が悪かった……から……っ!頼む、手を止めてくれ……っ」
「んー?なんだってー?」
「お願いだ、JOJO!俺が……俺が悪かった!」
マウントを取ってくるジョセフに対してシーザーは苛立ちを覚えたものの、兎に角余裕が無くて相手に懇願した。
ジョセフがバンダナに触れ、シーザーの視界が回復した。と思ったのだが、涙で滲んでぼやけていた。そのエメラルドグリーンの瞳と目が合った途端、かぁぁっと火を噴くように顔が真っ赤になった。
しまった、こんな顔を見られるなら目隠しされていた方が良かった…!咄嗟に手で顔を隠そうとするも、依然バンダナで縛られたままで叶わない。
「ごめんシーザー、固く結びすぎてそれ取れねぇわ」
「なんだと…」
「でもこういうプレイも良いんでない?シーザーちゃんすぐ口塞いだり顔隠したりするしさ〜」
「当たり前だ!こんな恥ずかしい姿見せられん」
「その割にはいつも良さそうだけどー?さ、そろそろ続きねン」
「待っ……あぁっ」
ジョセフがキスをする度に、長い前髪が肌を擽る。その2つの感触が、恥ずかしくて、でもどこか嬉しくて。
恋愛経験が豊富と言えど、思えばいつも、シニョリーナ達を口説くのは自分の方で。相手のペースで言い寄られる事には慣れていない。更に相手がジョセフと来た。こちらの考えが全て見透かされているようで、調子が狂う。
目が見えるようになったせいなのか、関係ないのか分からないが、ジョセフの触れる手つきが急に優しなったような気がする。触れられるところがいちいち熱くて、クラクラする。
「シーザーちゃんはいつもいい匂いするねン」
「……」
「シーザー、お前耳まで真っ赤…」
「いちいち言うなこのスカタンが!……あぁっ、あっ、JOJO…ッ!じょ…うあァッ」
「シーザー、気持ちいい?」
「い……良いに決まってるだろ、聞くなスカタンッ」
(終わってないけど終わる!!😂🙏)