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    #鯉月
    Koito/Tsukishima

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    可塑chang

    DOODLE【壮年鯉月】少し不思議なやつ「基、何だか居間が殺風景に思わんか。よう分からんが絵なと買って飾ろうと思うが、好きな柄とかないか」
    「柄って……まあ自分も芸術なんとは疎遠ですから分かりかねます。画廊など見て廻られて、何となしで良いのではないですか」
    「私とお前の家に飾るのだから、それなりのものが良い」
    「二人してそれなりも分からないと言うのに、何を選ぶことがありますか。風景画でも見繕ってみるのがいいんじゃないんですかね。それか気に入った金に困った画家から複数枚、買ったって損はないでしょう」
    「…お前以外のパトロンになる気はないぞ」
    「私はパトロンと添い遂げるつもりなとないですが」
    「ン"ン!それもそうだな!」
    「赤くなってらっしゃいますがね、私に失礼なことを言ったと自覚がないようでしたら…」
    「すすすすまん!言い過ぎた!おいの負けでよか!」
    「謝るのだけはお上手になりましたね」
    「くっ…!ええい、都合をつけて今度街にでも出るぞ!」
    「音之進さん、これがいいです」
    画廊の隅で埃を被った額縁を指差した月島が、鯉登袖を引いた。
    「何じゃ?……海の絵か」
    「大きさも申し分ないでしょう」
    「まあそうだな。おい、これを包んでくれ 1116

    suzumi_cuke

    MEMO20220422 大団円後のモブ視点鯉月if話のプロットです(プロットではないです)。時代考証とか何も考えてません。追記:さすがに佐官は盛りすぎました。
    金塊争奪戦後の鯉月ifサッポロビール工場や五稜郭の戦いはロシア人ゲリラたちの鎮圧のため、列車内の惨劇はヒグマと土方歳三率いる脱獄囚によるものということになった。部下を多数失ったことや権利書を横領しようとした件は行方をくらませた中尉に全ての罪をひっかぶせて、残った部下を守るために少尉は奔走する。親が軍高官であることや、中尉に騙されていたむしろ被害者であること、顔に大怪我を負ってまで戦い抜いたことが評価され、少尉の罪は不問になる。
    だが中尉の腹心の部下で下士官だった軍曹は罪を免れることは出来ず、また本人もそれは望まなかったため、免官となり再び陸軍監獄へ入ることになった。

    何年かが経ち、そんな争奪戦のことも知らない若い兵士が新たに師団へやってきて、進級して大尉になっていた鯉登元少尉の下につく。休暇ともなると、鯉登閣下は誰にも何も言わずに外出しているので、ある時どこへ言っているのか尋ねると「想い人に会いに行っている」のだという。それからも時々休み明けに気力充実している鯉登閣下の顔を見ては、「あ、想い人に会ってきたのだな…」と部下は微笑ましく思っていた。いつも閣下が会いに行くばかりで、一緒に外出やご旅行などもされた様子が無いし、もしやその想い人とはどこぞで囲われている芸者か遊女であるまいか、と心配にもなったが、何より鯉登本人が嬉しそうなのである。「囚われの姫のようですね」と言うと、鯉登閣下はキョトンとした顔になってから大笑いして、姫か、それはいい、あいつはどんな顔をするだろうなと目を細めた。
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    suzumi_cuke

    DONE20230116まだ添い遂げると思ってない鯉月。金塊争奪戦後最初の冬くらい、事後。


    軍曹は軍人であるうちは右腕となって助けようと決めてたけどまさかその後も一生右腕するとは思ってなかったので、この時点では好きになりすぎないように…とセーブしてたんじゃないかという妄想。望んだ春は来なかったがもっとウルトラハッピーな春が来る。書いてる途中で「DEPARTURE○だな…」と思ってしまった。
    望んだ春は来ない 耳を澄ますと、雪の降る音が聞こえた。雨のようにはっきりとではないが、雪にも音がある。さらさらと、屋根を、前栽を、粉雪が払いながら落ちる音だ。月島は足を止めて、音のするほうへ首を巡らせた。
     外はもう夜の帳が下りていて、ガラス障子を隔てて縁側から望む月島には庭の様子が朧げにしかわからない。雪明かりがでこぼこと庭木の不安定な輪郭を形作っている。
    「月島ぁ」
     眠たそうな鯉登の呼び声が、縁側を挟んで庭の反対側、まだ明るい部屋のほうから聞こえてきた。
    「はい」
     つい立ち止まってぼんやりしていた月島は声の方へ足を向けた。ミシ、と雪音を掻き消す無骨な音が響いた。

     寒風が入らないよう、明障子を細く開けて、隙間から月島は身体をさっと滑り込ませた。
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