三条陸インタビュー感想「ダイの大冒険展」で映像流されてた三条陸先生のインタビュー。なかなか興味深い内容でした。
まず、稲田先生について。
「稲田先生は表情が抜群にうまい。」
なるほど。微妙な表情とか、多かったですね。
言葉にされない感情の表現も多いですし、背景で表現することもありましたね。
「ネームも神がかり的にうまい。
400字詰め原稿用紙13枚のネームを19ページに納めた。」
これは笑いました。
それは詰め込んだなあ……。
確かにダイは情報量多いですし、展開にも隙間がない。それは稲田先生のネーム力にも支えられてたんですね~。
獄炎も情報量多いですよ詰め込みすぎで、読者はついていくのが大変です。
「印象に残ったシーンは、『月夜の散歩』
ポップはこのためにいた。
弱いやつが歯を食いしばってついてきて、強いやつを励ますという、ポップの一つの到達点。」
ダイ好きTV最終回でも、唐澤監督が話題にしていたこの回。没入シアターにもありました。
三条先生のポップの捉え方がわかって、すごく印象的でした。だから、最後、バーンに啖呵切るのは、弱かったところからスタートしたポップだったんですね。
「『お前を倒して地上を去る』
12歳の子が言うセリフじゃない。
ドラマの中でダイが言っちゃった。
言わせてしまったという罪悪感。」
あれは、予定されてた台詞じゃなく、ダイが自然に喋ったことだったんですね…。
キャラクターが勝手に喋るというのは物語を作っているとときどきありますが、あの台詞もそうだったんですね。
先生、この言葉を拾ってあげてください
そうじゃなくていいんだよって…。
「大化けしたのはハドラー。
バーンの前座のつもりだった。
彼なりの意地を見せ始めた。」
うんうん、わかります。そこが良かった
意地、というのがいいですね。
「獄炎はダイで出てきた情報半分、新しい情報半分」
うん、獄炎は、ダイと繋がってるのが嬉しい。古参がにやりとするシーンも多いですね(笑)。
インタビュー伺ってると、獄炎で魔界を描こうとしているのかなあと思いました。
貴重なお話がたくさん聞けました。
ありがとうございました