義兄妹ヒュンマ 不死騎団長version 不死騎団長と対決するアバンの使徒たち。
ダイの一撃が、不死騎団長の兜を叩き落す。
その面を見て驚愕するマァム。
「・・・ヒュンケル?」
「・・・マァムか。」
顔を抑え、いったん撤退する不死騎団と団長。
ポップが尋ねる。
「マァム、アイツのこと、知っているのか?」
「・・・彼は、私の・・・兄よ。そして、アバン先生の、一番弟子。」
驚愕する、ダイ、ポップ。
マァムは、地底魔城に自分一人で潜入することを提案する。
反対するダイ。
「危険だよ!」
「大丈夫。
それに、ヒュンケルと話をしたいの。お願い、私に任せて。」
しぶしぶ承知する、ダイ、ポップ。
地底魔城に潜入するマァム。
ヒュンケルと再会。
「ヒュンケル!」
「マァム・・・何故来た。」
「貴方こそ!どうして魔王軍に・・・。」
「それ以上、聞くな。」
「ヒュンケル、私と一緒に来て!貴方はアバンの使徒なのよ!」
「それはできない・・・。俺はもう、こちら側の人間だ・・・。パプニカを滅ぼした男が、お前たちと一緒にいることはできない。」
「ヒュンケル・・・!」
「お前がここに潜入したということは、ダイたちももうすぐ来るな。」
「戦うつもりなの?」
「ああ。」
「どうして・・・!」
「マァム、手を出してくれ。」
アバンのしるしをマァムに渡す。
「これはもう、俺にはふさわしくないものだ。お前が代わりに持っていてくれ。」
マァムを抱き寄せるヒュンケル。
「お前を、ずっと、愛していた・・・。魔界での厳しい暮らしの中でも、お前のことを思い出して耐えてきた。
お前にとっては、俺は、兄だったのかもしれないがな・・・。」
「・・・ヒュンっ・・・!」
何も言えないマァムを突き放して、踵を返す。
「もう行け。
お前の仲間たちの元へ。」
マァムが心配でじっとしていられない、ポップ。
「あー、もう!待ってらんねぇ!!
ダイ、行くぞ!」
そして、ふたりも地底魔城へ。
闘技場でヒュンケルと対決することになる。