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    Sei_Kurage

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    Sei_Kurage

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    診断メーカーで出た結果(コピー忘れました)で、壁ドンする怜サクです。

    https://shindanmaker.com/831289

    怜くん→@reia_akiDK24

    《ラブユー テルミー》怜×サク「……これは」
    「良くないね」

     二人で苦笑する。お互いに見つめ合うこの光景は、あまりにもよくない。

    「怜くん、ちゃんと男の子なんだよね」
    「それはひどくない?」
    「僕、好きだよ」

     事の始まりは、怜とサクが二人で見たドラマだった。同い年くらいの男女が青春を謳歌している、そんなドラマ。壁ドンをするあまりにも初々しくかわいらしい二人に、本当にそんなにドキドキするものなのかと、二人で壁ドンをしてみようという話になったのだ。

    「あのね、実はね、僕、なんとなく分かってたんだよね」
    「あぁ……そう、なんだ……おれ、はさ……余裕だと思ってたんだよね。実は」

     怜はそういいながら、サクから目線を外す。しかし、怜の腕は壁につけられたままで、サクは依然としてその場から身動きが取れない。

    「でも、さ……サクくんの顔見てたらさ、おれの事好きなんだなぁって思って」
    「ちょ、ちょ、ちょっとまって……うそ、僕そんな顔してた? うわ……」
    「その顔だって……」

     怜が思わずサクの顔に触れると、その顔が見る間にどんどん赤くなっていく。怜の顔を見ようにもうまく焦点が合わず、視線が定まらない。

    「な……むり……怜くん、手、どけてくれる……?」
    「……いやだ」
    「あ、ぇ……?」

     怜が上目遣いでサクを見上げる。

    「おれだってたまにはさ、サクくんの彼氏っぽいことしたいよ」
    「……それ、反則だとおもう。だって、僕は怜くんの事が好きなんだよ? だって、そうじゃなきゃあんなに抱かれたりしないもん」
    「抱……ッ!?」
    「ね、怜くん」
    「……なに」
    「大好き」
    「……おれも、すき、だよ」

     今度は怜の方が顔を赤くして視線をさまよわせている。サクはその隙をついて怜の腕を掴み自分の方へ引き寄せると、自分と入れ替わりに怜を壁際に追い詰めた。

    「ふふ……怜くん、油断したでしょ。僕だってね、愛したいんだよ」
    「は、あ……ッ」

     サクは悪戯が成功した子供のように、楽しそうに笑った。

    「キス、してもいい?」
    「そ、れは……、おれに拒否権はないんだよね」
    「もちろん」

     サクは身動きの取れない怜に目線を合わせ、そのまま吸い込まれるように唇を合わせた。はじめはついばむような触れるだけのキス、徐々に唇の触れる時間が長くなっていく。

    「ん……ふ……ッ」
    「ぅんッ……は、ァ……」

     舌を絡ませ、お互いにもっと、とねだる。自然と呼吸が荒くなり、お互いの身体が密着する。怜はサクの肩を抱き、サクは怜の腰に手を回した。
     やがてどちらともなく熱を抱えたまま唇を離した。名残惜しいというように、糸を引くがそれもすぐにプツと切れる。

    「はぁっ……はぁ……ッ」
    「ん……ぁ……はぁ、ッ」
    「れ、くん……すき」
    「……反則」
    「ふふ、さっきの仕返し?」

     サクは揶揄うように、それでいて慈しむように笑った。

    「ねぇ、愛してるよ。怜くん」
    「……おれも」
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