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    ramenhaoishiyo

    @ramenhaoishiyo

    アイコン・ガオmaker 様

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    ramenhaoishiyo

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    これはダメなやつだ!!!!!!!!

    主人公の等身大人形を作ってしまったレムの話「……これは、さすがに……」
     僕は、目の前に立つ156㎝大の人形を前に頭を抱えていた。あぁ、どうしてこんなことをしてしまったんだろう。
     先週、擬知体取扱者の資格取得のために奮闘していたユウさんに、一次試験の合格通知が届いた。喜んだのも束の間、封筒に封入されていた二次試験の案内には「試験会場変更のお知らせ」の文字。擬知体取扱者の試験は一次が筆記、ニ次が実技なのだが、設備の都合もあって二次試験の会場は例年各惑星に二か所前後。しかし、今年は地球会場が大規模な工事中らしく、ユウさんは惑星エクスメテまで出向かなくてはいけなくなった。
     移動時間も含めると、約二週間の旅になる。そんなに長い間彼女と離れることなんて想定していなかった僕が当たり前のように同行しようとしたら「お願いだから家に居てね」と諭されてしまい、一週間前から一人留守番中なのだ。とはいえ。
    「……これは、ない……」
     会えないことが辛すぎて、ユウさんの等身大人形を作ってしまった。
     目の前にある夕焼けのようなガラスの瞳が、まるで本物のようで余計虚しさが募る。
     自分の感情の重さは自覚していたが、いざ形となって表れてしまうとかなり精神ダメージが大きい。材料を調達してから完成まではほとんど無意識であった。自分の技術力がこんなところに利用される日が来るとは思っていなかった。
    「と、とりあえず……クローゼットに……」
     こんなものを万が一ユウさんに見られれば、ドン引きされた末に振られたっておかしくない。彼女に嫌われるのは耐えられない。
     作業部屋と化していたリビングから、僕の服が収納してあるクローゼットに移動させようと人形の腰に手を伸ばした。
    「…………う」
     抱える寸前で腕が止まる。人形を作り終わった後、ユウさんの服を勝手に拝借するのは気が引けて自分の服を着せたのだが、背徳感が凄い。
     しかも僕はいまから、僕の服を着たユウさんを、抱きしめなくてはいけないのだ。人形だけど。
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    ramenhaoishiyo

    PROGRESSまだまだピを模索中なので地の文もセリフも修正するけど、進捗あげることで頑張れる気がするのでとりあえずあげます、完全に2話目なので以前の短編見てないとなんのこっちゃ分かりません。
    ※猫姿なのでぬるいですが、ピにしもの世話される描写あり※生物だから仕方ないのだ※
    主人公が猫になるやつの続き ユウが猫になった翌々日も、俺たち乗客は総動員で彼女を捜索していた。LeViから告げられている「ユウの生体反応はある」という言葉に何とか士気を上げているものの、当然人間の姿で彼女が見つかるはずもない。初めは楽観視していたしげみちやSQも、三日間探してこれは只事ではないと気付き始めたようで、今では船内には重い空気が流れていた。
    「グノーシアの一件で、LeViの生体検知も馬鹿になったンじゃない?」
    「現実的に考えてみなよ。ユウは船から飛び降りたンでしょ」
     なんてラキオの発言に、セツではなく沙明が怒っていたのが何だか印象的であった。
     捜索の半ば、俺は一人で共同寝室に戻る。しげみち達が部屋にいる間は、迂闊にユウに話しかけることはできない。だから、あいつらが確実に出払う捜索時を狙って、俺は部屋に戻ることにしたのだ。
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    MOURNING
    めもメモメモメモ…

    そしてヴ、
    ・ロさんの消息が途絶えた
     →いつまでもここに居る理由も無いもんなと 消えた体温を思いながら飛んでく蒲公英みる感覚 任務も生活もリズムが暫く狂ってそう
    ・誘拐発覚
     →どこ居んだオイ あいつ何してんだ(なに捕まっちゃってんだ)バッカおい!!
    ・討伐
     →“任務”なので配置されなければ行かない…はずだったけど、多分俺が1番わかるから俺が行く方がいいだろ で最終的に指示無視して行っちゃう 彼がいたずらに発案した可愛いパックを持って、胸にトランプ一枚いれて

    ・討伐2
    →ロさん、対誰かを傷つけないように自分で自分の身体負傷させてそう。凄い見た目。
    凶暴よりは微笑みながら致死量を超えた“愛しい”で食い尽くす異形みたになるのかなのイメージ。(過去のリフレインが本人に起きていて悲しみとか怒りはある?も考えたけど、その記憶は一つの大切な、胸に抱いては見返して思い出す…な記憶のイメージがあるから、彼が抱えるものではありながら蝕んでいるものでは無さそうなのでその出力は無いかもしれないのでそれは置いておく。あるとしたらその時の彼達を思い出すように子の名を呼ぶように愛しそうに彼達の名や思い出を呟きながら人間達に手を出すとか…?)
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