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    ramenhaoishiyo

    @ramenhaoishiyo

    アイコン・ガオmaker 様

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    ramenhaoishiyo

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    ㍕主⑬完全なるボツ。ただの喧嘩になりそうだったので。

    ボツ とあるループの初日。一回目の会議が終わり、沙明さんの捨て身の土下座によってまだ誰もコールドスリープすらされていない船内は、グノーシアが潜伏しているというのにそれなりに賑やかであった。
    「ん、おうレムナン! ちょっとこっち来いや!」
     食堂で食事をとって部屋に戻ろうとした時、ソファに腰掛けている沙明さんに声を掛けられる。視線をそちらに向ければ、机を囲むようにして沙明さん、しげみちさん、シピさん、ジョナスさんが座っていた。
    「……? 何か、用、ですか?」
     訝しげに沙明さんを見つめてしまったからか、シピさんが彼を庇うように理由を説明してくれる。
    「そんな警戒しなくて大丈夫だ。こんなに男たちが集まってんのも珍しいし、せっかくならみんなで一回話そうぜってなったんだよ」
    「……なる、ほど?」
     少し、珍しい現象だ。初日からこれほど距離を縮めている彼らを見るのは初めてかもしれない。女性と汎性陣は既に食堂から一人としていなくなっており、正真正銘ここにいるのは男性だけだ。
     情報を集めるのに良いだろう。と考えて、しげみちさんの隣に腰掛けると、「そんでよぉ」と沙明さんが話を再開する。どうやら僕に声を掛ける前にも四人で雑談を楽しんでいたようだ。
    「ユウは俺を狙ってると思うんだよな」
    「はっ?」
     あまりにも意味が分からない文字列につい声が漏れる。そんな僕の反応を予想していたかのように、しげみちさんが笑った。
    「はは! そりゃ急に言われたら分からんよなぁ〜」
     しげみちさん、曰く。沙明さんが今日の会議で土下座をした時に、各々がドン引きの表情を見せる中、ユウさんだけが床に這いつくばる沙明さんを優しい眼差しで見ていたらしい。それに気付いた沙明さんが「アイツ俺に惚れてやがるな」と勘違いして騒いでいるのだそうだ。
    「……どうして、そんな……下らない話を……」
    「おいおい下らねえとか言うなよ。いいか? 俺は今日コールドスリープを免れたけど、明日ヤられる可能性は充分あるよな?」
    「はぁ……」
    「つまり、俺にとっちゃ今日が最後の晩餐な訳よ」
    「最後の晩餐、というと……」
    「フフ……命尽きる寸前、一夜限りの逢瀬ということよ。なかなかにロマンがあるではないか」
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    Replies from the creator

    ramenhaoishiyo

    PROGRESSまだまだピを模索中なので地の文もセリフも修正するけど、進捗あげることで頑張れる気がするのでとりあえずあげます、完全に2話目なので以前の短編見てないとなんのこっちゃ分かりません。
    ※猫姿なのでぬるいですが、ピにしもの世話される描写あり※生物だから仕方ないのだ※
    主人公が猫になるやつの続き ユウが猫になった翌々日も、俺たち乗客は総動員で彼女を捜索していた。LeViから告げられている「ユウの生体反応はある」という言葉に何とか士気を上げているものの、当然人間の姿で彼女が見つかるはずもない。初めは楽観視していたしげみちやSQも、三日間探してこれは只事ではないと気付き始めたようで、今では船内には重い空気が流れていた。
    「グノーシアの一件で、LeViの生体検知も馬鹿になったンじゃない?」
    「現実的に考えてみなよ。ユウは船から飛び降りたンでしょ」
     なんてラキオの発言に、セツではなく沙明が怒っていたのが何だか印象的であった。
     捜索の半ば、俺は一人で共同寝室に戻る。しげみち達が部屋にいる間は、迂闊にユウに話しかけることはできない。だから、あいつらが確実に出払う捜索時を狙って、俺は部屋に戻ることにしたのだ。
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