セツがカランの特記事項を集める話③議論中

レムナン「ラキオさんは……ラキオさんは、グノーシアです！」

セツ「(今回のグノーシアはラキオ、しげみち……あと二人か)」(セツが考えている手前にカラン)

セツ「(バグも居るようだから、先に対処しないと……)」

カラン「ねぇ、今回はラキオ以外に投票するべきじゃないかな？」

セツ「(……カラン？)」

カラン「多分だけど、まだバグも残ってるし、グノーシアを急いで凍らせる必要は無いかなって……」

セツ「……。カランの言う通りだ。
今ここで戦うべき敵は、ラキオじゃない」


(ジョナスがコールドスリープした)

セツ「(カランの様子がおかしいのが気になるな……
彼女は時々、思いもよらない狂気性を見せるから)」

(カランの部屋に行く)

(ベッドに座るカランが出迎える)

カラン「あっ！セツ！どうしたの？」

セツ「いや、特に用は無いんだ。ただ、会いに来ただけ」

カラン「そっか、私に会いに来てくれるなんて嬉しいな」

セツ「(……特に変わった様子は無い、か)」

セツ「(杞憂、だったのかな)」


昨夜、グノーシアの襲撃によりククルシカが消滅しました。

セツ「(……？朝になったはずなのに、妙に静かだ)」(寝起きでﾎﾟﾔﾎﾟﾔしてる)

(ベッドから下りる)

セツ「……ﾋｯ！」

(血だらけのＳＱ、コメットが横たわっている)

セツ「なんだこれは……」

セツ「(あまりにも惨たらしい……)」

セツ「」

セツ「まさか……！」


(他の部屋も見て回った)

セツ「はぁ……はぁっ」

セツ「(やっぱり、皆殺されていた……まだ確認できていないのは、この先のラキオと……カラン)」

ラキオ「騒がしいね、何を騒いでいるンだ」

セツ「ラキオ！！」

セツ「良かった、まだ生きていたんだね」

ラキオ「なンの事だい？それより妙だよ、ＬｅＶｉのアナウンスが一向に流れる気配が無い。それに、君以外は静かだ。
いったい何があったンだい？」

セツ「おそらく……」

カラン「ＬｅＶｉのアナウンスが無いのは私がハッキングしたからだよ」


セツ「……カラン」

カラン「おはよう、セツ、ラキオ」

セツ「君が……君が、皆を殺したのか……」

カラン「……
そうだよ？」(きょとんとした顔)

セツ「どうしてっ……！！」

カラン「だって、今日殺らなきゃ凍るのはラキオじゃない」


ラキオ「何故君の行動理由に僕が出てくるのか、疑問でしかないンだけど？」

(ラキオに含みのある笑みを向ける)

カラン「頑張ったよ。昨日グノーシア確定になったラキオをなんとか生かして、ラキオを勝たせるために皆を殺して回ったの」

セツ「……グノーシアも殺したの？」

カラン「……多分ね、だってわからないじゃない？私が知ってるグノーシアはラキオだけだもの」


カラン「だから確実にラキオが勝てるように
”絶対”にグノーシアのラキオと”絶対”に人間の私で生き残ることにしたの」

カラン「そしたら私、ご褒美に消してもらうんだ」

カラン「だから……」

セツ「まさか、そんな……カラン！！」

カラン「セツは先に逝ってて？
大丈夫、すぐに追いつくよ」

グシャッ



乗員データ更新・カラン

〘ラキオの為なら全員を殺害する事も厭わない〙


※カランは一撃で頭蓋骨を粉砕する腕力の持ち主です。