ホンア
ホンアァ
ホンギャッ
聴き覚えのなる泣き声がして、鳴瓢は茂みをかきわける。
段ボール箱の中で布にくるまれたソレを寝不足の頭で見下ろして、
「百貴さん、母乳出ます？」
同じく昨夜を徹している百貴が、
「待て。……あっ……。いや、出ないな」
と返す。
赤ん坊が

コンコン。
節くれだった拳で室長室の扉を叩く。
入っていいかという問いかけ、ではなく、入室する際の単なるくせと化していたので、松岡は返答を待たず、ノブを回して押した。
「よぉ。入るぜ」
刑事時代の部下で、現在直属の上司にあたる百貴船太郎が書斎机に向かって座っている。
「お前が寄越した捜査資料なんだが……っと」
松岡は咄嗟に声量を下げた。窓から射す夕陽が、短髪の頭頂部を照らしている。珍しいことに、平素は真面目で精勤に励む百貴が、腕を組んで居眠りをしていた。
松岡は足音をおさえて忍び寄り、スタンドミラー横のブラインドの紐を引いた。室内がうす暗くなり、松岡は彼の寝顔を凝視する。ニ年前と比べて明らかに目元の熊や皺が増えていた。

　ソファに腰かけた富久田が、脚の間に座らせた数田を背後から抱きながら、
「面白いもんやってないなぁ」
とリモコンのボタンをぽちぽち押した。
　眼前のチャンネルが目まぐるしく変わる。数田は興味がわいたので、
「富久田さんの好きな番組ってどんなのですか」
と訊ねてみると、
「一番夢中になれるのは、青い空に白い雲が延々と流れるやつ」
　と返ってきた。
　数田は考えこむ。『やつ』と、さもありふれている風に言ってのけたが数田は視聴したことがない内容だった。ジャンルは自然紀行ものだろうか。それに『夢中になれる』と口にしたが、想像してみて『面白い』とは決して思えなかった。『無心になれる』という意味だろうか。
　たくさんの疑問符がサイダーの泡のように浮かんで、シュワシュワと消える。一秒後、思考をやめた数田は、

　『次のニュースです。二月二十八日、午後ニ時ごろ、東京都△△市にある私立〇〇幼稚園で男性の遺体が発見された事件について、男性は腹部を園内に植えられた木の枝で殺害されており、同様の遺体が見つかるのはこれで四件目です。警察は連続殺人鬼〈活け花〉の犯行とみて、十年前の事件との関連性を──』
　ブツッ
　隣の和室で、かたん、とリモコンをテーブルの上に置く音。続いて襖がひらかれ、真っ暗な部屋に一条の光が射す。浴衣姿の百貴船太郎が枕元に腰を下ろした。そして、
「ん」
　と、氷水の満ちたコップを差しだす。差しだされた相手はコップを受けとって、こくこくと喉を鳴らした。汗ばんだ額を木綿の手拭いがぬぐう。
「シャワー浴びなおすか？……そうか。なら俺の服を着るといい。かなり大きいが、さっぱりするだろう。とってくるよ」

ていうか原稿あと一個小説残ってるのに頭働かない〜
絵にしようかな

今日は生きることだけに徹してた
終始緊張して課題に集中できなかったので
じっとしてた
特に役に立たず深い勉強もせず
有難うございますと伝えるべきなんだろうけれど最低限以下に口を閉ざして
上司達は真綿でくるんで置いておく対応をしてくれた

何か手を動かしてお絵描きしたいけど
くったりして眠い

同僚からLINEで
「部署の人達怒ってなかったよ、ひざしさんが戻ってきたら暖かく迎えてあげようねって話してたよ」
てLINEきて
うわすみません！
生きててすみません！
ご迷惑をお掛けします！

無事社会復帰？職場復帰？できるかなぁ
どきどき
いやするしかないんだけど
ちゃんと働いてる人は偉いなぁ　凄いなぁ

お職場のストレスがたたって
コップから溢れた結果
先週末出勤したものの勤務してられなくなってまったので
有給休暇2週間貰って帰省してます
最近元気になってきた感じです💖
おかげさまです

暗い気持ちは暗い気持ちを呼んで最悪道連れにするのでお外というか表に出るの申し訳なくて
あとお外眩しくて
自責とかで
おわーー！？！？
てぐるぐるしたので
ここで壁打ちして引きこもってました

最近はお外に出ても平気になってきましたので
妄想ぶちまけては去ってます
通り魔的犯行
露出狂

見てくださる方、心配してくださった方、いつも有難うございます
表で反応してくださる方も
TLを変わらず賑やかしてくれる方も
有難うございます
RTしないでいいねばかりで申し訳ないです

　午前二時。夜のとばりに覆われた室長室。資料を睨む百貴を見かねた東郷が、
「室長、仮眠を取るべきです」
と言った。
「酷い隈です」
「ああ。これを見直して調書をまとめてから……」
　と上の空で答えると、東郷が、
「私がやっておきます。失礼ですが、室長から汗の匂いがします。顔がやつれています。正直に申し上げて、現場の士気に関わります」
「うっ……わかったよ。シャワーを浴びて、三時間ほど休んでくる」
「いえ、四時間半を目指してください」
「わかった、わかった」
　苦笑する百貴。すると、平素凛と佇み、表情を崩さぬ補佐官が、安堵した様子をみせた。
　よくできた部下だ、と百貴はよぎる。百貴の重い腰を上げるために、百貴の性格を汲んで、辛辣な物言いをした。百貴は立ち上がり、扉を開けて、暗い廊下に出る。

私にはまだ早かったのでまた潜ろうこもろう〜〜〜

久々にいつぶりか
たくさんよく眠れた

実家へ果物送りに市場来たけど
お子供の金切り泣き声聴くと
おぁあ…辛い…てなるから
仕方なかった気がしてきた
環境的にどうしようもないことなら
逃げられるなら逃げた方がいいんだ

一人でいると内省的になって
みんな働いてんのに駄目だなーとか
もっと上手く出来たり耐えられたのかなーとか
復帰してからちゃんと働けるのかなーとか
自責と予期不安

頭では仕方ない結果だったって分かってるんだけど

お絵描きは無心になれるのと生産的なことしてる気持ちになるからいい

東京卍リベンジャーズのアニメ9話まで見たけど面白いね
キャラデザが皆立ってる
有名声優勢揃いってほどじゃないのに皆演技上手い…
私の推しのドラケンくんは死亡フラグが倒れない

「はー……」
　淀んだ溜息を吐いて、デスクチェアの背にもたれる。油の切れたロッキング部がギシッと唸る。時刻は夜11時。机にうず高く堆積した文書。百貴は薄汚れたベージュの天井を仰ぎ、
「セックスしたい」
　と漏らす。隣で作業していた鳴瓢が、上の空で聞いて、
「ですねー。ぺこぺこ……えっ」
　と、一拍遅れて先輩へ瞠目する。そして、
「あー、分かります。頭脳労働に疲れるとむらむらしますよね」
　と笑って、再び文字の羅列に目を落とした。
　百貴は同性愛者だ。それを恥じたり後ろめたく思ったことはないが、特段公言することでもないので、職場で明かしているのは親しい人間だけ。くわえてこんな風に、明け透けな猥談をするのは、同僚数名。後輩のなかでは鳴瓢ただ一人であった。

よわよわでお職場に行けなくなって困ってたら
急遽最上層部で話し合ってくれ
結果急遽二週間お休み（お給与あり！！）して最後一週間同じ部署で働いたあと異動させて貰えることになったので
いっぱい寝れる！！いっぱいお絵描きしよ〜〜〜！！てほっとしてる

もうどうしようかと思った

早百、ふぇらーりさせられて不服な顔した百がちょっとちんこ噛んで血出させて怒られてほしい
でも早は内心さして怒ってない
ドSなので歯向かう百貴も歯向かう百貴を蹂躙するのも好き
でもお仕置きとして手首ベッドの柵に繋がれて
お尻ぺんぺんされる百とか
早のを美しいグラスに注がれて飲まされたり

早は遅漏なので全然イかない