pagupagu14
DONE熟したリンゴ/日ユウ(パラツー)日向エンド後の日ユウ。ディズニープリンセス的な日ユウです!日向は無意識化にこんなことして照れて謝るのワンセットな気がする……
熟したリンゴ 「日向~?帰ったよ、って…あっ…」
目の前に広がる光景に自分の手で自身の口を塞いだ。木の幹に体を預け眠っている日向。そんな日向にリスやら鳥やら鹿やら…森に潜む動物たちが日向に近づきリラックスしているように見えた。こんな風に動物に好かれているなんてまるで――。
「……物語のお姫様みたい、なんて…ふふっ」
こんな巨体の男に言うことではないがそう思ってしまうほどの光景だった。それに眠っている時の日向の顔はあどけなく、幼く、……かわいいのだから。
そう思い、隠れて頬を染める。そして日向の近くにいる動物たちに声をかける。
「私も一緒にいても、いいかな?」
頷くように小鳥が私の肩に止まり、笑顔を浮かべたまま日向の隣にそっと座る。
1099目の前に広がる光景に自分の手で自身の口を塞いだ。木の幹に体を預け眠っている日向。そんな日向にリスやら鳥やら鹿やら…森に潜む動物たちが日向に近づきリラックスしているように見えた。こんな風に動物に好かれているなんてまるで――。
「……物語のお姫様みたい、なんて…ふふっ」
こんな巨体の男に言うことではないがそう思ってしまうほどの光景だった。それに眠っている時の日向の顔はあどけなく、幼く、……かわいいのだから。
そう思い、隠れて頬を染める。そして日向の近くにいる動物たちに声をかける。
「私も一緒にいても、いいかな?」
頷くように小鳥が私の肩に止まり、笑顔を浮かべたまま日向の隣にそっと座る。
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DONEクリームの味/雪ユウ(パラツー)雪波エンド後、若干ステラ冊子ネタあります。純粋無垢な雪波のおせおせの感じレポートスチルくらいの距離感を想定してます
クリームの味 「うわ!なにこれ、すごい!甘い!」
「慌てなくても誰も取らないよ」
そう言ってユウキは雪波に笑いかける。
Θにやって来ていた二人、そこでクレープのワゴンを見つけ以前一緒にクレープを作ってからクレープが好きになった雪波の目は輝き、生クリームたっぷりのクレープを二人とも注文したのだった。
「ユウキのは?」
「チョコバナナだよ」
「僕のはイチゴ生クリーム!甘くて美味しい、ユウキも食べてみなよ」
ほら、とクレープを傾けられ遠慮がちに一口ユウキは齧る。
「…美味しい」
「でしょでしょ!?」
何故か誇らしげな雪波に笑い、そしてユウキも同じようにクレープを傾ける。
「雪波も食べる?」
「!…いいの?」
「もちろん。それに二人で食べた方がずっと美味しいんだから」
806「慌てなくても誰も取らないよ」
そう言ってユウキは雪波に笑いかける。
Θにやって来ていた二人、そこでクレープのワゴンを見つけ以前一緒にクレープを作ってからクレープが好きになった雪波の目は輝き、生クリームたっぷりのクレープを二人とも注文したのだった。
「ユウキのは?」
「チョコバナナだよ」
「僕のはイチゴ生クリーム!甘くて美味しい、ユウキも食べてみなよ」
ほら、とクレープを傾けられ遠慮がちに一口ユウキは齧る。
「…美味しい」
「でしょでしょ!?」
何故か誇らしげな雪波に笑い、そしてユウキも同じようにクレープを傾ける。
「雪波も食べる?」
「!…いいの?」
「もちろん。それに二人で食べた方がずっと美味しいんだから」
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DONE遠くない未来/伊ユウ(パラツー)伊吹ハピエン後の伊ユウ。時アポしながら思いついたお話です、久々のパラツー二次創作ですね
遠くない未来 「…僕、ユウキが死んだらいやだなぁ」
「えっ!?」
突然物騒なことを口にするものだから思わず驚いて顔を上げていた。
「ど、どうしたの…何かあった?伊吹」
「うん、本を読んでたんだけどね。この話がループ物っていうのかな?大切な子のために時間を戻して、最良の未来を目指すっていうものなんだけど…読みながら、僕だったら目の前でユウキが死んじゃったら世界、滅ぼしちゃうだろうなって」
「さらっと怖いよ!?」
「だってそれくらい僕にとって君は特別だから」
「……」
思わず黙ってしまう私を見て楽しそうに伊吹は笑った。
「い、伊吹…」
こほん、と咳払いをすると伝えたいことを伝える為に伊吹の両手を握る。
「…もし、もしだよ?そういう危ない目にあったとしても…きっと、伊吹が助けてくれるでしょう?」
734「えっ!?」
突然物騒なことを口にするものだから思わず驚いて顔を上げていた。
「ど、どうしたの…何かあった?伊吹」
「うん、本を読んでたんだけどね。この話がループ物っていうのかな?大切な子のために時間を戻して、最良の未来を目指すっていうものなんだけど…読みながら、僕だったら目の前でユウキが死んじゃったら世界、滅ぼしちゃうだろうなって」
「さらっと怖いよ!?」
「だってそれくらい僕にとって君は特別だから」
「……」
思わず黙ってしまう私を見て楽しそうに伊吹は笑った。
「い、伊吹…」
こほん、と咳払いをすると伝えたいことを伝える為に伊吹の両手を握る。
「…もし、もしだよ?そういう危ない目にあったとしても…きっと、伊吹が助けてくれるでしょう?」
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DONE青春の1コマ/カムユウ(パラツー)大団円エンド後の両片思いのカムユウです。夏休み設定です
青春の1コマ 「あー…涼しい、」
夏も真っ盛り、暑さが耐えきれず宿題に手がつかなかったカムイは冷気を求め近くの公民会の自習室へと向かう。席が空いてることを望んでいき空いてる席を探していると小さく聞き覚えのある声で呼ばれ思わずカムイは振り向いた。
「ゆ、ユウキちゃん…!」
小声で近づけばたまたま空いていたユウキの隣にカムイは腰掛けた。
「ユウキちゃんも来てたんだ?」
「暑いですから涼みついでに宿題をと思って。先輩は?」
「俺もそんな感じ……でも、夏休みにユウキちゃんに会えるとは思わなかったな…」
「え?」
「い、いやいや!なんでも!」
小声でぼそりと聞こえない声で呟いた後カムイはユウキと同じように宿題を広げた。
カリ、カリ、となるシャーペンの音に耳を澄まそして冴えた頭で宿題の問題を解いていく。そして大分時間が経ち伸びをしたところでくすくすとユウキの笑う声が聞こえた。気づけば空は赤く染まり始めており自習室の人ももう少なくなっていた。皆、帰る準備をしている。
1058夏も真っ盛り、暑さが耐えきれず宿題に手がつかなかったカムイは冷気を求め近くの公民会の自習室へと向かう。席が空いてることを望んでいき空いてる席を探していると小さく聞き覚えのある声で呼ばれ思わずカムイは振り向いた。
「ゆ、ユウキちゃん…!」
小声で近づけばたまたま空いていたユウキの隣にカムイは腰掛けた。
「ユウキちゃんも来てたんだ?」
「暑いですから涼みついでに宿題をと思って。先輩は?」
「俺もそんな感じ……でも、夏休みにユウキちゃんに会えるとは思わなかったな…」
「え?」
「い、いやいや!なんでも!」
小声でぼそりと聞こえない声で呟いた後カムイはユウキと同じように宿題を広げた。
カリ、カリ、となるシャーペンの音に耳を澄まそして冴えた頭で宿題の問題を解いていく。そして大分時間が経ち伸びをしたところでくすくすとユウキの笑う声が聞こえた。気づけば空は赤く染まり始めており自習室の人ももう少なくなっていた。皆、帰る準備をしている。
7hikinoyagi
DOODLE完走記念。司令本当に良かった。シナリオ大優勝は生徒会長。パラツー知らない友人に見せるつもりで描いてたやつなので声優さんの名前とか書いてますがあんまり気にしないでください。
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DONE甘え上手な彼/トキユウ(パラツー)この前ツイートしたトキユウのやつ。トキオは甘え上手でかわいくてかっこよくて最強だよな…
甘え上手な彼 トキオが一人暮らしを始めてからというものの、ユウキはずぼらなトキオに変わり料理を作りにきたり、散らかされた部屋を片付けたりと恋人としての甘い時間というよりは母親や家政婦のようなことをして帰るということが日常になりつつあった。そんな時――、トキオはいつにもまして不機嫌だった。
「ねえ、それまだ終わらないの」
「えっ」
トキオが後ろからユウキを抱きしめる。洗い物をしていたユウキはそのまま固まったように動けなくなってしまう。
「と、トキオくん!?」
「ねえ、まだ終わらないの?」
「も、もう少しかなあ?」
「ふうん、そう」
そう言いながらもトキオは抱きしめたまま離れる様子がない。
「あ、あの…トキオくん」
「なに」
「もしかして…このまま?」
743「ねえ、それまだ終わらないの」
「えっ」
トキオが後ろからユウキを抱きしめる。洗い物をしていたユウキはそのまま固まったように動けなくなってしまう。
「と、トキオくん!?」
「ねえ、まだ終わらないの?」
「も、もう少しかなあ?」
「ふうん、そう」
そう言いながらもトキオは抱きしめたまま離れる様子がない。
「あ、あの…トキオくん」
「なに」
「もしかして…このまま?」
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DONE不思議な男の子/伊ユウ(パラツー)転生現パロの伊ユウの初対面のお話。多分この伊吹も超能力持ち
不思議な男の子 桜が散る。ひらひらと、踊るように、舞うように散っていく。
桜が見頃だからと友達と一緒にお弁当を作って、精一杯のおしゃれをして桜の名所である公園へと行って、そして見事な桜にスマホを掲げ写真を撮っていた。パシャリパシャリと音を立てて。けれど何枚目だっただろうか、桜だけではない見知らぬ男の子が写った。そう、知らない…知らない人の…はずなのだ。
「上手く撮れた?」
「え、」
いつの間にか近づいていた男の子はそうやって私に笑いかける。…怒った様子はどこにもなかった。
「あ、はい…それはもうくっきりと…」
「僕にも見せてほしいな」
名乗ることもせず私のスマホを覗き込んでくる男の子。けれど不思議と嫌な気持ちはせず、むしろどこかで会ったことがあるような…不思議な感覚に襲われていた。
656桜が見頃だからと友達と一緒にお弁当を作って、精一杯のおしゃれをして桜の名所である公園へと行って、そして見事な桜にスマホを掲げ写真を撮っていた。パシャリパシャリと音を立てて。けれど何枚目だっただろうか、桜だけではない見知らぬ男の子が写った。そう、知らない…知らない人の…はずなのだ。
「上手く撮れた?」
「え、」
いつの間にか近づいていた男の子はそうやって私に笑いかける。…怒った様子はどこにもなかった。
「あ、はい…それはもうくっきりと…」
「僕にも見せてほしいな」
名乗ることもせず私のスマホを覗き込んでくる男の子。けれど不思議と嫌な気持ちはせず、むしろどこかで会ったことがあるような…不思議な感覚に襲われていた。
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DONE心模様は晴れ模様/日ユウ(パラツー)日向ってああなってああなるわけやから(本編)うなされたりしてそうだなとか誰かに自分を害されると勘違いして襲いかけるみたいなの書きたくてこうなった。私も日向もユウキちゃんにひどいことできねえよ…
心模様は晴れ模様 これは夢だ。
俺一人に押し付けて逃げたあいつらも。嬉々として俺をいびるあいつらの姿も、全て全て夢である。そのことを自分自身理解しているはずなのに、頭の中では分かっているはずなのにいつものように、再放送のアニメのように流れ続ける夢に【あいつ】がいてもなお俺はまだこの悪夢にうなされ続けるのかと嫌気がさすものだった。
「ッッッッ??!!」
目を覚ます。飛び起きるのはいつものことだったがいつもと違うのは寝ぼけていたのか、防衛本能からか俺がユウキのことを押し倒してしまっていたこと。
「…ユウキ?」
「お、おはよう…日向…」
あはは、と苦笑いを浮かべつつもユウキは顔を赤く染めていた。鼻さえくっついてしまいそうな距離に思わず飛び退くと少し残念そうな顔をユウキはしていた。身体は離したもののしっかりとユウキから握られていて不思議に思っているとユウキがわけを語った。
644俺一人に押し付けて逃げたあいつらも。嬉々として俺をいびるあいつらの姿も、全て全て夢である。そのことを自分自身理解しているはずなのに、頭の中では分かっているはずなのにいつものように、再放送のアニメのように流れ続ける夢に【あいつ】がいてもなお俺はまだこの悪夢にうなされ続けるのかと嫌気がさすものだった。
「ッッッッ??!!」
目を覚ます。飛び起きるのはいつものことだったがいつもと違うのは寝ぼけていたのか、防衛本能からか俺がユウキのことを押し倒してしまっていたこと。
「…ユウキ?」
「お、おはよう…日向…」
あはは、と苦笑いを浮かべつつもユウキは顔を赤く染めていた。鼻さえくっついてしまいそうな距離に思わず飛び退くと少し残念そうな顔をユウキはしていた。身体は離したもののしっかりとユウキから握られていて不思議に思っているとユウキがわけを語った。
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DONEセナ様の掌の上/カムユウ+セナ(パラツー)カムユウ前提のセナとユウキとカムイのお話。カムイとセナ双子の姉弟設定のお話です。双子設定時空はお姉ちゃんしてそうでセナ様良い…なんかよくある女子校のあれてきなやつをさせたやつです(蝶々事件であったやつ的なの)
セナ様の掌の上 「ユウキ、ちょっと待って」
「え?」
「はい、そのまましゃんとして」
セナに言われるがまま背筋を伸ばせば目の前のセナはくすくすとおかしそうに笑った。
「いえ、あなたがとても緊張しているみたいだから」
「う…」
だってセナからいい匂いがするから、とも。好きな人にセナがとてもよく似ているから、とも言えず顔を赤くしながら黙れば変わらずセナは笑った。
「タイが曲がっていたわよ、ユウキ」
「あ、ありがとう…!」
そのことがまた恥ずかしく顔を赤くすれば慈しむような目でこちらを見つめ、セナは私の鼻の頭をちょんと押した。不思議に思っていると周りの視線が向けられていることに気づき、そしてタイをなおしてもらうという意味にハッとする。
742「え?」
「はい、そのまましゃんとして」
セナに言われるがまま背筋を伸ばせば目の前のセナはくすくすとおかしそうに笑った。
「いえ、あなたがとても緊張しているみたいだから」
「う…」
だってセナからいい匂いがするから、とも。好きな人にセナがとてもよく似ているから、とも言えず顔を赤くしながら黙れば変わらずセナは笑った。
「タイが曲がっていたわよ、ユウキ」
「あ、ありがとう…!」
そのことがまた恥ずかしく顔を赤くすれば慈しむような目でこちらを見つめ、セナは私の鼻の頭をちょんと押した。不思議に思っていると周りの視線が向けられていることに気づき、そしてタイをなおしてもらうという意味にハッとする。
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DONE素直になること/アユユウ(パラツー)前に話していたバレンタインのアユユウの間宮のお話です。まだ二月なんてバレンタイン。セーフセーフ。
素直になること放課後、目的のものがもらえなかったことに落胆しつつも彼女の元へと向かいそして手を差し出した。
「?何…?間宮くん…」
「何って今日の日付を知っておいて知らないは通らないけど?」
「ああ!…これ、リッちゃんに渡しておいてくれる?」
そう言ってユウキは可愛くラッピングされた小さな袋を僕の手の中に置いた。
「……まだあるだろ」
「え?ないよ?」
そう言われた途端時間が永遠かと思えるほど長く感じられた。
「………………僕のは?」
長い沈黙のあとようやくその言葉を発したがきょとんとただただユウキは首を傾げるだけだった。
「え?ほしいの?」
「…恋人からのバレンタインのプレゼントを欲しくない男なんていないと思うけど?」
「だって前に手作りのもの捨ててたでしょ?だからいらないだろうと思って」
747「?何…?間宮くん…」
「何って今日の日付を知っておいて知らないは通らないけど?」
「ああ!…これ、リッちゃんに渡しておいてくれる?」
そう言ってユウキは可愛くラッピングされた小さな袋を僕の手の中に置いた。
「……まだあるだろ」
「え?ないよ?」
そう言われた途端時間が永遠かと思えるほど長く感じられた。
「………………僕のは?」
長い沈黙のあとようやくその言葉を発したがきょとんとただただユウキは首を傾げるだけだった。
「え?ほしいの?」
「…恋人からのバレンタインのプレゼントを欲しくない男なんていないと思うけど?」
「だって前に手作りのもの捨ててたでしょ?だからいらないだろうと思って」
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DONEHappy Valentine Day!/カムユウ(パラツー)一日遅れのバレンタインカムユウです!背景は実際にわたしが作ったやつ!
Happy Valentine Day 「「できた!!」」
二人の声が借りた家庭科室に響く。日付は2月14日。つまりはバレンタインだ、お互いに作ったものを送り合おうと約束した俺とユウキちゃんは学校の家庭科室を借り、二人して互いに贈るものを作っていた。とはいうが、作るものも一緒だったけれど一緒に作ったという事実が嬉しいのだからそこのあたりは特に問題はない。
「えっと、じゃあ…ユウキちゃん…俺からのバレンタインチョコ、受け取ってくれる?」
試行錯誤の末我ながら割と上手く出来た方のラッピングに包んだチョコを手渡すとにっこりと笑ってユウキちゃんは受け取ってくれた。
「ありがとうございます、嬉しいです」
「はー…一緒に作ったっていうのに緊張した…」
息を吐き出す俺にくすくす笑いながらユウキちゃんは俺よりも可愛らしい、女の子らしいラップで包んだチョコを俺に渡してくれた。
699二人の声が借りた家庭科室に響く。日付は2月14日。つまりはバレンタインだ、お互いに作ったものを送り合おうと約束した俺とユウキちゃんは学校の家庭科室を借り、二人して互いに贈るものを作っていた。とはいうが、作るものも一緒だったけれど一緒に作ったという事実が嬉しいのだからそこのあたりは特に問題はない。
「えっと、じゃあ…ユウキちゃん…俺からのバレンタインチョコ、受け取ってくれる?」
試行錯誤の末我ながら割と上手く出来た方のラッピングに包んだチョコを手渡すとにっこりと笑ってユウキちゃんは受け取ってくれた。
「ありがとうございます、嬉しいです」
「はー…一緒に作ったっていうのに緊張した…」
息を吐き出す俺にくすくす笑いながらユウキちゃんは俺よりも可愛らしい、女の子らしいラップで包んだチョコを俺に渡してくれた。
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DONE【栖原カムイHBSS】ショコラの約束/カムユウ(パラツー)一月中ならセーフってことでカムイ誕生日おめでとう記念のやつですがお祝い的なのはネタ切れしてきたので来月のVDに向けてのお話です。続きはVD当日か二月に上げるかも
【栖原カムイHBSS】ショコラの約束 「ユウキちゃんって男の人から貰うチョコってどう思う?」
「どうって……」
そわそわとした様子で聞かれてユウキはあることに思い付き笑みを浮かべた。
「嬉しいですよ」
「ほ、本当?」
「本当です」
「じゃあ、手作りは?」
「嬉しいですよ。特に好きな人からは」
「す、好きな人……」
沈みそうになる様子を見て思わずユウキは肩を竦めた。
(その【好きな人】が私であることには思い至らないんだなあ、先輩は)
と呆れつつもユウキは隣のカムイの顔を見上げた。
「え、えっとじゃあ…ど、どういうのが好きとか嬉しいとかある?」
「…焼き菓子の方が好きかもです」
「焼き菓子っていうと…」
「ブラウニーとか、ガトーショコラとか?」
「なるほど…お、オレ!頑張るね!」
846「どうって……」
そわそわとした様子で聞かれてユウキはあることに思い付き笑みを浮かべた。
「嬉しいですよ」
「ほ、本当?」
「本当です」
「じゃあ、手作りは?」
「嬉しいですよ。特に好きな人からは」
「す、好きな人……」
沈みそうになる様子を見て思わずユウキは肩を竦めた。
(その【好きな人】が私であることには思い至らないんだなあ、先輩は)
と呆れつつもユウキは隣のカムイの顔を見上げた。
「え、えっとじゃあ…ど、どういうのが好きとか嬉しいとかある?」
「…焼き菓子の方が好きかもです」
「焼き菓子っていうと…」
「ブラウニーとか、ガトーショコラとか?」
「なるほど…お、オレ!頑張るね!」
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DONEsweet dream/伊ユウ(パラツー)ディアラバVCしてて添い寝する伊吹とかありだな…ってなったので。前日向で似たようなの書いたことあるからそれの伊吹版です
sweet dream 「みんなと一緒に見なければよかった…」
リビングで見ていたホラー映画があまりにも怖く、私は中々眠れない夜を過ごしていた。
「はあ…どうしよう…」
そうしているとコンコン、と2回ノックが鳴り思わずびくついてしまう。
「は、はーい…?」
恐る恐るドアを開けるとそこにいたのは…
「やあ、ユウキ」
なんと伊吹だった。
「伊吹…どうして?」
「ええっと…『さっきの映画が怖くて一人だと夢に見そうだった』から?」
あからさまな嘘を棒読みで言う伊吹の優しさに思わず笑ってしまう。
「ふふ、そうなんだ」
「うん…まあ、本当は君が怖がってそうだったから…なんだけど、やっぱり慣れないことはするものじゃないね、うん」
「…誰かに言われたの?」
「ユウキのところに行こうとは思っていたんだけどリョウがさ…」
836リビングで見ていたホラー映画があまりにも怖く、私は中々眠れない夜を過ごしていた。
「はあ…どうしよう…」
そうしているとコンコン、と2回ノックが鳴り思わずびくついてしまう。
「は、はーい…?」
恐る恐るドアを開けるとそこにいたのは…
「やあ、ユウキ」
なんと伊吹だった。
「伊吹…どうして?」
「ええっと…『さっきの映画が怖くて一人だと夢に見そうだった』から?」
あからさまな嘘を棒読みで言う伊吹の優しさに思わず笑ってしまう。
「ふふ、そうなんだ」
「うん…まあ、本当は君が怖がってそうだったから…なんだけど、やっぱり慣れないことはするものじゃないね、うん」
「…誰かに言われたの?」
「ユウキのところに行こうとは思っていたんだけどリョウがさ…」
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DONE約束/伊ユウ(パラツー)伊吹ハピエン直後の伊吹に助け出されτで目を覚ましたユウキの話。
約束 「う……ん?」
ぱちぱちと瞬きを繰り返し目を覚ます。よく見ればそこはτの私の部屋だった。起き上がろうとすれば近くにいたらしいリーゼが嬉しそうな、泣きそうな顔をして声を上げた。
「ユウキ!目を覚ましたノ!?」
「う、うん…えっと、私…?」
「研究所から伊吹に連れ戻されてτに戻って来たんだヨ」
「伊吹が…」
そう言えば私を抱きかかえながらBloomsと話していた時のことを思い出す。
「それで私はどうして…」
「伊吹から聞いたんだけど、ユウキ…研究者に囚われて研究材料にされてたんだって?すごい超能力を持ってるとかで。それで、散々使い潰されていたからかなり疲労がたまっていたみたいで…皆が言うにはすぐに塞がるみたいだけど注射痕とかすごいんだからネ!?今は包帯で隠してるけど…」
1970ぱちぱちと瞬きを繰り返し目を覚ます。よく見ればそこはτの私の部屋だった。起き上がろうとすれば近くにいたらしいリーゼが嬉しそうな、泣きそうな顔をして声を上げた。
「ユウキ!目を覚ましたノ!?」
「う、うん…えっと、私…?」
「研究所から伊吹に連れ戻されてτに戻って来たんだヨ」
「伊吹が…」
そう言えば私を抱きかかえながらBloomsと話していた時のことを思い出す。
「それで私はどうして…」
「伊吹から聞いたんだけど、ユウキ…研究者に囚われて研究材料にされてたんだって?すごい超能力を持ってるとかで。それで、散々使い潰されていたからかなり疲労がたまっていたみたいで…皆が言うにはすぐに塞がるみたいだけど注射痕とかすごいんだからネ!?今は包帯で隠してるけど…」
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DONE怖くないハロウィンを/カムユウ(パラツー)ホラーが苦手なカムイ。ユウキの提案で幸せなハロウィンを過ごす話。
一日遅れは許しておくれやす……
怖くないハロウィンを 「はぁぁぁぁ~~ああ……」
重たいため息を吐くカムイが気になってユウキはつい声をかけた。
「どうしたんですか?悩み事ですか、カムイ先輩」
「ユウキちゃん!…うーん、悩みっていえば悩みなんだけど…」
「話してみてください!話せば楽になるかもしれませんし…」
そう言われてしまえば渋々カムイは話し出す。
「えっと、オレが…ホラーってかお化けってか怖いものってか苦手なの知ってるよね?」
「…はい」
ゆっくりユウキが頷くとカムイは苦笑いを浮かべる。
「で、そのー…さ。ハロウィンが近いとさテレビのCMとか……番組とか、その…さ」
そう言って段々青くなっていくカムイの顔にユウキは察する。
「遊園地のCMとか、映画もこの時期ですから怖いの多いですもんね…」
1468重たいため息を吐くカムイが気になってユウキはつい声をかけた。
「どうしたんですか?悩み事ですか、カムイ先輩」
「ユウキちゃん!…うーん、悩みっていえば悩みなんだけど…」
「話してみてください!話せば楽になるかもしれませんし…」
そう言われてしまえば渋々カムイは話し出す。
「えっと、オレが…ホラーってかお化けってか怖いものってか苦手なの知ってるよね?」
「…はい」
ゆっくりユウキが頷くとカムイは苦笑いを浮かべる。
「で、そのー…さ。ハロウィンが近いとさテレビのCMとか……番組とか、その…さ」
そう言って段々青くなっていくカムイの顔にユウキは察する。
「遊園地のCMとか、映画もこの時期ですから怖いの多いですもんね…」
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DONE七夕の日に秘めた願いを/カムユウ(パラツー)大団円エンド後の両片思いカムユウの七夕です。両片思いがほんと似合うねカムユウは…
七夕の日に秘めた願いを 「僕、七夕なんて初めてしたよ!願い事を書いて括るなんです変なお祭り」
「変なって…そういう風習だからなぁ…」
「ふふ、でも楽しいよね?雪波」
「うん!」
Θにて、伊吹、雪波、日向そしてリョウまでも加えてユウキたちは七夕パーティーをしていた。こんな大勢で七夕パーティーをするなんて初めてで昨日から浮き足立ってしまっていたユウキはにこにこと笑って皆の様子を眺めていた。
「楽しそうだね、ユウキちゃん」
「わっ…栖原先輩…!」
「あはは、ごめんごめん。驚かせちゃった?」
「あ、いえ…私が考え事してただけなので…」
「考え事?」
「はい。まあ、考え事っていうか…楽しいなって、そう…思ってたんです」
恥ずかしそうに笑うユウキにカムイは笑みを返す。
758「変なって…そういう風習だからなぁ…」
「ふふ、でも楽しいよね?雪波」
「うん!」
Θにて、伊吹、雪波、日向そしてリョウまでも加えてユウキたちは七夕パーティーをしていた。こんな大勢で七夕パーティーをするなんて初めてで昨日から浮き足立ってしまっていたユウキはにこにこと笑って皆の様子を眺めていた。
「楽しそうだね、ユウキちゃん」
「わっ…栖原先輩…!」
「あはは、ごめんごめん。驚かせちゃった?」
「あ、いえ…私が考え事してただけなので…」
「考え事?」
「はい。まあ、考え事っていうか…楽しいなって、そう…思ってたんです」
恥ずかしそうに笑うユウキにカムイは笑みを返す。
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DONEくっついてるリョウユウ。名前呼びを強請るリョウさんのお話!よろ!呼び方が違うだけで 「富司さん!」
そう言って駆け寄ってくるユウキを見て思わずリョウは眉間に皺を寄せた。
「えっ…どうしたんですか、」
「…そろそろ、いいんじゃないのか」
そう言ってくっとリョウはユウキを引き寄せる。そしてそのままユウキの身体を自分の腕の中へと閉じ込めるがその突然のリョウの行動に驚いたユウキはじたばたとみじろぎをする。
「富司さん!?ひ、人前ですよ!」
「別に気にしない」
「でもっ…」
「それよりも俺が気になるのはお前の呼び方だ」
「呼び方だ。もう付き合ってるってのに、『富司さん』はないんじゃないか?」
「あ…」
「というわけで名前呼びを所望する」
そんなことをまさかリョウの方から提案してくるとは思わず、何故だかリョウのことを子供のようだと思ってしまったユウキはくすくすと笑う。
757そう言って駆け寄ってくるユウキを見て思わずリョウは眉間に皺を寄せた。
「えっ…どうしたんですか、」
「…そろそろ、いいんじゃないのか」
そう言ってくっとリョウはユウキを引き寄せる。そしてそのままユウキの身体を自分の腕の中へと閉じ込めるがその突然のリョウの行動に驚いたユウキはじたばたとみじろぎをする。
「富司さん!?ひ、人前ですよ!」
「別に気にしない」
「でもっ…」
「それよりも俺が気になるのはお前の呼び方だ」
「呼び方だ。もう付き合ってるってのに、『富司さん』はないんじゃないか?」
「あ…」
「というわけで名前呼びを所望する」
そんなことをまさかリョウの方から提案してくるとは思わず、何故だかリョウのことを子供のようだと思ってしまったユウキはくすくすと笑う。