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    あごだし

    @agodashiumashi
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    あごだし

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    ナベリウス家所有のプライベートビーチ付き別荘へ、お泊りデートへ来たシチカル。久しぶりの海にテンションが高まるふたりが、全てを暑さのせいにしてイチャイチャしまくる。そんな真夏の思い出を短歌にしたのは、7月6日が「サラダ記念日」だからである。決して、5・7・5・7・7なら、文字そんなに書かないから時間もかからないんじゃない?という安易な発想で、「こんなに大変なら素直にSS書

    #シチカル
    sitzcal

    シチカル短編集の解説。◇太陽の 眩しさならば 避けられる 防ぎきれない お前の笑顔

    【解説】
     カルエゴからみたシチロウ。太陽の眩しさごときなら、サングラスをかければ防げる。だが、シチロウの笑顔が放つ眩しさは、サングラスなんぞ突き破る。という、そのまんまな短歌。イラストは真面目にサングラスをかけているが、最初は緑色の光でサングラスをパァアンと割る予定だった。が、あまりにもギャグに走りすぎるので、あごだしは自重した。



    ◇どこまでも 似合わない色 空と海 気だるげな君に 健全な青

    【解説】
     シチロウからみたカルエゴ。青い空!青い海!どこまでも爽やかで溌剌とした空気の中、カルエゴだけはアンニュイな色気をまとっている。だから思わずシーツへ押し倒してしまったが、そういえば彼が気だるい原因は昨日の僕かもしれないと、ちょっとだけ思い出したシチロウ。



    ◇海水に濡れし黒髪かきあげる 昨夜のシャワーを思い出しけり


    【解説】
     シチロウからみたカルエゴ。浜辺で恋人らしく、キャッキャと海水の掛け合いをしだしたふたり。濡れた髪をかきあげた仕草が、昨夜シャワーを浴びている最中にしていた仕草と一緒だなと思い出してしまった。ナベリウス家の別荘は、シャワールームも広い。



    ◇両肩に濡れた白銀張り付きて なり替わりたい そのひと房に


    【解説】
     カルエゴからみたシチロウ。浜辺で海水の掛け合いっこをしていたら、濡れた長髪が彼の筋肉質な肩にペトリと張り付いた。どうせなら、自分がその肩にぴっとりと張り付いていたいと思いながら、そのひと房を手に取りキスをする嫉妬深リウス。



    ◇ひ魔わりを抱いて微笑む白い牙 抉れた口を吸ったらどうする


    【解説】
     カルエゴからみたシチロウ。そのまま、大きなひ魔わりを抱いて微笑むシチロウにズッキュンなカルエゴ。夏だしと思い、イラストは短髪シチロウにしたが、他の短歌と矛盾をきたしている。が、長髪も短髪も味わえるシチロウ美味しいね!ということで……ゴニョゴニョ。



    ◇鉤爪で つかめるならば とらえたい 君の心に 満ちし潮汐


    【解説】
     シチロウからみたカルエゴ。君の心には今、僕への愛が最大限に満ちているのがわかる。その愛が潮の満ち引きのように、いずれ引いてしまう前に、この鉤爪でとらえてしまっておきたい。という、自信が少ないちょっぴりダークな束縛ロウ。
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