その日息子たちは、共同で夜狩へと赴いた姑蘇の仙師を伴って蓮花塢へ戻ってきた。
今は息子の江澄と魏無羨、姑蘇の藍曦臣と藍忘機が、雲夢の宗主である江楓眠を前に夜狩の報告を行っている。
蓮花塢のもう一人の主であり、宗主夫人である私も同席していた。
そのさなか、ぽんという音と共に、縮んだ。
なにが?息子たちがである。
「はあ?」思わず声が漏れてしまった。はしたない。
三歳だった頃だろうか。小さくて可愛い姿の二人がそこにはいた。
胸がきゅうっとなる。
なっっんて可愛らしいのかしら?
ふくふくほっぺに、紅葉のようなおてて。
零れそうなよっつのおめめがこちらを見ている。
眩暈がする。
「ど、どういうことなの」
「なっななな何故二人が可愛くなってるんだい」
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