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    しゃけ

    適当に書いたり描いたりする(と思う)

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    しゃけ

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    まぁ………多方面から怒られる小説、はっじまーるよー

    注意!!!
    これは作者の妄想・幻覚・捏造・性癖が大量に詰まった二次創作小説です!色んなところの方々のシリーズや設定を使い、自分勝手に捏造し、語彙力が無いアホが描いた幼稚な小説です!
    忠告はしましたからね?それではいってらっしゃい。

    シックザール 第一章 第一話「日常」「あ。」
    読んでいるミステリー小説の展開にも飽きてふと窓の方を見ると、毛並みの綺麗な黒目の狼が野うさぎを捕らえていた。急所の首を捕らえられたのか、野うさぎはぴくりとも動かなかった。狼は僕の視線に気が付いたのか此方を見た。目が合うと黒曜石のような瞳を少し見開き、そのまま走り去っていった。良いな。僕にはあんな風に走ってみたい。それが出来ないこの体を何度も恨んで憎んで、、、もう今では諦めた。
    「坊っちゃん。紅茶です。、、、何か見えましたか?」
    「狼が、うさぎを捕まえてた。」
    「左様ですか。」
    僕の執事である爺やはそれ以上何も言わずに退出した。そして僕は窓から視線を離して手元にある本にまた集中を始める。一応僕の事を言っておこう。僕の名前は桃瀬××。父さんが軍の最高位に属する人だから結構凄い家柄の一人息子。そんな凄い父さんを持つ僕だけど僕は父さんどころか母さんの姿すら一度も見た事が無い。一番幼い記憶がある時にはもう既にベッドの上だった。爺やは二人とも忙しいからって言ってるけど本当かどうか確かめる事も出来ない。
    なぜなら僕には生まれつき足に異常があった。足の一部が潰れたミミズみたいな痣があって少しでも触ったり、水に触れただけでも痛い。それに関節にも異常があって立ったり曲げたりすると痛みが走る。さらに皮膚まで弱いらしく、少しでも日に当たると痛くて痒くなる。だから僕は生まれてから一度も草の匂いを嗅いだ事も、太陽の下で遊んだ事も無い。そのせいなのかは分からないけど僕には友人がいない。ずっと相手をしてくれる人がいないからいつも部屋で本ばかり読み散らかしていた。毎日毎日同じ事の繰り返し。
    そんな事を繰り返していたらいつの間にか明日で13を迎えていた。足は先天性で、治療法も確立してないから治る事はないらしい。プレゼントの為にメイドや爺やが頑張ってるみたいだけど、祝ってほしい人がいない誕生日なんて嬉しくなんてなかった。
    プレゼントなんかいらないから両親に会ってみたい。その一心だけだった。でももし両親がこの世にいなかったら?会った事がないのはもうこの世にいないから?考えると怖くなってきた。でもその考えが思いつくとそれしか考えられなくなってきた。両親は生きてる。絶対に。今度こそ会えると信じて僕は本を閉じて布団を被り目を瞑った。
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    しゃけ

    DONE※ここからは呪鬼本編後の話になります。先に呪鬼を閲覧する事を強く推奨します。
    見たと言う方はどうぞ。
    第一章 第五話「終点」あぁ。何で?どうして逃してしまったんだろう?何で妨害出来なかったんだろう?何で、殺せなかったんだろう?
    "館から無条件に解放できるのは50人まで。それ以上解放すると徐々に力が弱まって、果てには何も残さず消滅する。"
    微かに残る爺やの言葉を思い出す。噂を広める為に何十人も解放した。流石にもう無理だった。消滅は免れない。せめて、外に出てみたかったな。彼らは仲間の一人を犠牲にして脱出した。彼らにとってはGame clear。僕にとってはGame Over。何だろう。何だか心が楽になったようだ。これで殺さなくても良い。楽になれる。そんな感情が少しだけある。消えてしまうなら、最後ぐらい我儘言っても許されるよね。生贄になったあの人に外の世界の話をしてもらおう。話してくれなくてもいい。ただそばにいてほしい。あっ!だったら早く治療しないと。せっかくの最後の人間に死なれたら困るんだよ。でも僕はどんな姿だっけ?あの刑事と看守に撃たれた時に、ちょっと身体が邪魔だと感じたから館に同化していた。その時に自分の姿を覚えていれば元に戻れる魔術をかけたんだけど、まぁ良いか。この人の姿を借りよう。そして、この人の服装は来た時に戻そう。
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    しゃけ

    DONE彼らが来ます。ここから先軍パロです。
    シックザール
    第一章 第四話「平常」今日はいつもと違う事をしたいから僕の一日を書いていこうと思う。まず大体日の出と共に起床。そして紅茶を入れる。今日はアールグレイにしよう。そうして朝のルーティーンを終わらせたら来客が来るまで図書室に入り浸る。ここにある本は読みきれない。だってこの館で死んでいった人間の記憶が本としてここに存在しているから。だから読み終えれない。僕が人を殺し続ける限り、本も棚も図書室の面積も増え続ける。だから僕の知識欲はこれだけで満たされる。ここの本を有効活用して色々な事を知った。
    国名、建造物、畜産、農業、漁業、政治、法律。あとは様々な学問、食事、衣料、機械、医療。でもそれは僕には無縁で無価値なもの。僕の興味が惹かれたのは宗教、人身売買、戦争、武器、飢饉、災害、身分格差、強姦及び性行為。そういう汚くて醜くてドロドロしている方が僕の好みだった。その情報を元に二桁程度人間を生かしてデスゲームを開催した。全員殺すけど。男女の割合が非対称だったら館中に人間にしか効果がない媚薬を撒いたりして、欲望に抗えない人間達を観察した。たまに様々な蟲の毒を抽出したり、薬品の化合物を使って遊んだりもした。
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