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    tamagooisi000

    @tamagooisi000

    当然のように腐ってる ワンクッションなのは特に意味はないです

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    tamagooisi000

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    あまりかです。初小説投稿がパロディってどうなんでしょう。魔界パロです。魔界パロの理由は、理解がバンパイアだったらどエロいな〜と思ったから、天彦がインキュバスだったら納得するな〜と思ったからです。思ったから書きました。推敲なし。途中なので途中で終わります。

    #カリ腐マ
    crsm bl
    #あまりか
    amarika

    ダーリン ここは魔界。魔界では悪魔やモンスターなど魔物が住んでいる。その中でも、特にカリスマ性のあるカリスマ的なモンスターが居た。名前はリカイ・クサナギ。バンパイアである。彼は混沌とした魔界にさえ秩序を見出し、日々モンスターの行動を正している。彼のおかげで襲われる人間は悪者に限られるルールが立ち、魔界の正義は遂行されている。ただし悪人の定義は赤信号を守らない者、電車で席を譲らない者などめちゃくちゃ細かいので、やはり大抵の人間が普通に魔物に襲われている。いや、そんなことは今は関係ない。正しき番人、魔界の正義のリーダーのリカイには、ある悩みがあったのだ。
     リカイはバンパイア長の前に呼び出されていた。無論そのことについてである。

    「リカイ・クサナギ!!」
    「はい」
    「君はいつもパック血液だな。生の血をもっと吸わねばならないのに」
    「なぜパック血液でいけないのですか?パック血液が健康を害するデータなど存在しませんし安定した供給が得られて生活に一切支障は出ませんが何か問題でも?」
    「かなり早口だな」
    「事実ですし別に気にしてないといいますか、」
    「女の血を吸うのが怖いんだろ」
    「違いますけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
    「女とヤった後吸うっていうやり方が童貞のお前にはどうしても敷居が高いんだろ」
    「ち!!!!!?!?違いますけど!!!?!?!?!?!?」
    「他のバンパイアとか普通にそうしてるだろ。今更25になって童貞はそろそろマジでヤバいぞ。性的なことを毛嫌いするのをやめろ」
    「ウッ……うぅ……」

     リカイは童貞であった。本来バンパイアはバンバン女と寝てバンバン血を吸わなければならないのに、それが出来ないでいた。そんなのふしだらではないか、秩序がなっていないではないか、と反論するのは正しいっちゃ正しいが、でもお前バンパイアじゃん。バンパイアならもっと攻めろよ、と同僚から散々言われてきたのだ。
     ちなみに昔、美しさが階級とイコールであるバンパイアの長はテラであった。彼は類い稀なる美貌と頭のイカれ度をもってバンパイアの頂点に君臨していた。いわゆる社長である。しかし、テラは自分自身が最高の最愛の人なので、自分が鏡に映らないバンパイアはもうどうしても無理で、魔王に血と涙と愛(自分への)を使い転職した。本来転職はハチャメチャ大変なことであるが、自愛のカリスマのテラには無問題だった、らしい。
     また話が逸れた。リカイは、その元社長のテラに相談していた。

    「どうしましょう。テラさん、私、もう、転職した方がいいかも……」
    「転職クソ大変だからやめな〜? 完全無欠のテラくんだから出来たことであって、転職って死ぬほど面倒だから」
    「でも、私、せ……せ、ヒトを騙して、せ、せ、せぃ、……なんて、出来る訳が無い!!」
    「めんどくさ……一回ヤっちゃえば楽になるよ?」
    「そんなの!!!そういうことは絶対に駄目だ!!!行為は一つ一つ大切にすべきだし、全てが貴重であるべきだし、それを自分の欲を満たすためだけに?使い捨て?最低だ!!!私はそんな知能の無い愚かな獣のようにはなりたくは無い!!!!!」
    「めんどくさ」

     テラは面倒くさくなった。ひょいとリカイを持ち上げ、魔界の端まで歩くと、驚いたまま固まっているリカイに言った。テラは自分磨きを怠らないので筋肉もあったのだ。

    「リカイ、習うより慣れろ、だ。実践してこい。あとうるさい。ちょっと離れてて」

     そしてテラはいとも簡単にぽいとリカイを人間界に放り投げた。リカイは飛べるのに「なーーーーーー!?!?!?!?」と叫びながら落下していった。テラはうるさいのが居なくなったので、よしと手をぱんぱんと払い、お菓子を買いに出掛けていった。

    ***

     リカイはなんとか翼を広げると、人気のない所に着地した。人間界に来てしまった。前に来たのは秩序が守られているか確認しに来た時で……あじゃあ昨日か……しかし夜に来たことは無い。初めてだ。夜の都会なんで絶対に治安が悪い。別に治安が悪いのを避けていたのではない。リカイはバンパイアのくせに夜9時に寝てしまうので来れなかっただけだ。今日は相談してたから夜更かししただけだ。別に夜の都会が淫らな空気で溢れているから行けないとか、そんな理由ではない。
     どうしよう。もうここまで来てしまったら、戻るのではなくやってみよう、かな。なにもしないで戻ったらテラさんに呆れられるかもしれないし。夜の都会、ガラの悪い人間共、今帰ったらバンパイアの名が立たない。よし、行こう、やってやろう。
     リカイは翼と角と牙は隠して人間の姿に化け、とりあえず人の多いところに移動した。歩いて繁華街に出ると、目が回るほどのいやに艶かしい雰囲気が身を包む。バンパイアは人間より力が強いので悪漢などに襲われても返り討ちくらいには出来るが、しかし夜の独特な雰囲気は萎縮せざるを得ない(実は完全朝型のリカイが珍しいだけで、バンパイアは普通夜に元気になる)。リカイは落ち着かなく人混みをキョロキョロ見回していた。すると、同僚の姿が目に入った。

    (チャンス!)

     同僚とはもちろんバンパイアのことで、彼も例によって人間に化けている。少し前を歩いていて、人混みの中全身を捉えるのは難しいが、一人のようだ。これから“狩る”つもりらしい。彼もキョロキョロしていたかと思うと、ある人間の女性に目を止めた。獲物が見つかったようだ。少し参考にさせてもらおうと、会話に耳をそばだてる。

    「君かわいいね」
    「えっ」

     バンパイアの同僚は女性にそう話しかけたかと思うと、そのまま近くのホテルに入っていった。

    えっ?早くない?

     一ミリも参考にならないクソ参考例を見せられて、リカイはそんなやり方でいいの?とかそんなノリでいけるの?とかそれが正しいやり方なの?とか女性はいいの?この後の予定とかないの?とかわぁっと疑問が頭に浮かび、イラつきなのか不安なのか分からない感情をガン、と電柱に頭でぶつけた。
     確かにバンパイアは顔が良い。一目見たらぼうっとするような美しさ、顔面偏差値75以上の名門学校レベルの美しさを持つ者しかバンパイアにはなれない。リカイは自己の顔面についてはそんなに頓着は無いし、テラさんは綺麗だな〜とは思うけど自分がそんなに顔が良い部類に入るのか?と思っている。そもそも、バンパイアは基本鏡に映らないので自分の姿を見ることはほぼ無いし。魔界のモンスターは最初に見た目や性格からどんなモンスターになるか振り分けられて、本当に合わない、気に入らないと思ったときだけ変えられるのだ。なので基本的にはずっと同じ種類で生きていく。バンパイアはモンスターの中でも結構イイモンスターなのだが、リカイにはイマイチハマっていない。見た目は完全にバンパイアなので、多分振り分け係が見た目だけ見てやったんだと思う。話が逸れた。
     いくら顔が良いって言ったって、一言二言で。リカイは電柱に頭から寄りかかり項垂れながら、こんなん絶対無理だアホかあんな軽々しくやりやがって軽く扱っていいモノじゃないだろふざけんな純愛こそ全てだろ!!と逡巡していた。そして諦めの感情が湧いた。
     無理だ。魔界帰ろ。
     あんな感じで、人間の女性を扱ってはいけない。行為は二人の愛によって成り立つもので、一方が欲を満たすためだけに一方を搾取してはならない。リカイは魔界で婚活でも始めようか、などと一周回ってそんなことを思い始めていた。リカイは踵を返し、人気のない場所を探しに歩き始めようと、した。しかしその歩は遮られた。リカイより大きな影が前に立っていたからである。落ち込んで地面を見ていたリカイにとって、高そうな靴だけがその人の特徴であった。

    「貴方セクシーですね」
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    tamagooisi000

    DOODLE学パロというかなんか風呂入ってたら思いついたやつ 全部嘘 あと分かる人にはあ、この人あの人の作品読んだなって分かるくらい文体影響されてる ウケる
    全部嘘その中(高)学校には、例に漏れず、校舎の隅っこで煙草を吸ったりするヤンキー連中が居た。自称風紀委員・草薙理解くんは一体どうしたかというと、なんと真正面から突撃して真正面から注意したのだ。当然理解くんはボコボコにされ、全治1ヶ月の怪我を負った。1ヶ月後、理解くんは、なんと再びヤンキー連中に真正面から注意しに行った。跡ぐらい残りそうなものを、なぜか怪我をした顔はツルツルピカピカに治っている。またヤンキーは理解くんをボコボコにし、今度は動画を撮ってSNSに上げた。だが、これがマズかった。動画の中に、ヤンキーの一人が理解くんの髪を掴んで無理矢理起き上がらせるシーンがあったのだが、起き上がった理解くんの顔が、ハッとするほど美しかったのだ。殴られたり蹴られたりしたので顔はいい塩梅に汚れ、血が彼の白い肌を彩り、しかし表情は依然として強い。決して痛みや恐怖に負けていないのである。その美しい姿は当の髪を掴んだヤンキーも一瞬固まってしまうほど美麗で、この世の最高傑作の彫刻のような気品が漂っていた。その動画はヤンキー君の友達限定公開だったが、友達の一人が切り取って別のアカウントに載せ、その友達のカノジョが「これ映画撮影?🤣やられてる人超イケメン!」とまたしても切り取ってストーリーに上げたのだ。こうして友達の友達からまたその友達へと、瞬く間に動画は広がっていった。そのくらい、理解くんは美しかったのだ。しかし、最初は「映画撮影」として広まっていたのが、段々「本当の喧嘩」だということが広まり、今度はヤンキーくんたちが不利になった。こんなカッコいい人を殴るなんて人の心あるの?てか学校でタバコ吸う方が悪くない?と。動画はもうすでにヤンキー君たちの手ではどうにもできないくらい広まっており、ヤンキー君たちには無事生活指導がシッカリ入った。ちなみに理解くんも生活指導に呼び出され、「君の顔は風紀を乱すほど美しいのをどうにかしろ」と言われたらしい。後日ヤンキーくんたちから理解くんに謝罪が入り、このことは一件落着した。そして後遺症というべきかは分からないがとにかく残ってしまったものは、「草薙理解はめちゃくちゃ美しい・そしてヤンキーに真正面に突撃するほど頭がおかしい」だったのである。
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