バレンタインデーは、女の子が想いを寄せる男の子にチョコレートを贈る日……なんて定義付けされとったんは、今は昔の話やね。
　義理チョコ、友チョコ、自分用……もはや男も女も関係あらへん。一月半ばあたりからチョコレート売場が活気づいて、なんやかんや雰囲気に乗せられてチョコレートを食べたくなってまう。そんな期間が当日の二月十四日まで続く。
お菓子メーカーと、その消費者達が総力を挙げて挑む、ある種の祭やね。
　俺達アイドルも、バレンタインに絡めた曲をリリースしたり、お菓子メーカーのCMに出演したりと、世間を盛り上げるため、ひいては自分達を売り込むため、ありとあらゆる手法で便乗しやる。
『チョコレートを貰ったことはありますか？』『まぁ、そこそこですね(笑)』なんてやりとりは、何べんしたか数えきらん。ほんまはそない大した経験はあらへんくせに、若干盛って答えとるんは内緒やで。

「見てみぃ竜次。ま～た毛利がツッキーにべったりくっついとるわ」
「もう見飽きたっての。お前もいちいち報告してくんなし」
「だってオモロいやん？　あのツッキーがあそこまで絆されるとは……まさかあの二人、デキとったりして☆」
「おいおい、勘弁しろし……」
　二人がデキていようがいまいが俺には関係ねぇ。そういう話題を嗅ぎ付けては首を突っ込む修二と違って、チームメイト同士の恋愛事情なんざ聞きたかねぇし。普通に気まずいだろうが。
　あの二人の距離感が異様に近いのは、今に始まったことじゃねぇ。てっきり知り合い同士なのかと思いきや、別にそうではないらしい。なんなら毛利は、公式試合で越知に大敗した過去まであるそうだ。いよいよ意味が分からない。一度負けた相手にあそこまで懐くかよ。どんなメンタルしてやがんだ。

我们理应合为一体【熔流】熔流
（含轻微dirty talk和碎裂，轻微人物ooc）

对于熔火来说，流纹是他的一段过去。他赋予流纹特殊的地位，享受与自己同等的待遇，但一国不容二王，熔火依旧是所有信徒的主，威严不可侵犯的魔神。
对于流纹来说，熔火是他无时无刻不想回到的过去，也是他的未来。封印曾让流动的熔岩熄灭，也同样停驻了他身上的时间。回过神来时他们便已共存于世。

流纹对此并无所谓，他倒是乐得清闲，三五不时地去人间闲逛，听听八卦游山玩水。不用再去聆听信徒们杂七杂八地祈愿后，他将目光更多地放在了熔火身上，完美的另一个自己。
看啊，底下俯首的人们，只有他有资格站在熔火的身旁一并被朝拜。也只有他，才能……