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    Muayu

    @l7rt0i

    閲覧メインでたまにへたれ文字書きすると思われます。

    なんちゃって文字書きなので、基本超短編でサクッと読めるもの。セリフメインで描写は少なめなので、解釈は読み手様に委ねることが多いです。

    最近のブームはmnc-、tmc-、ECOJ、anykなど🎀💙関連

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    Muayu

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    stgr創作🎲短編
    入院して2ヶ月の❄️の病室に訪れるALLINメンバーを勢いで書き殴っただけ。大したオチなし。
    妄想平気な方のみ。

    何気ない日常コンコン
    『はい』
    ガラガラ
    『久しぶりゆきんこ』
    『いぬー!』


    視線の先に久々に見る白い犬の被り物
    優しいその声に笑みも溢れる


    『どうしたのだ?いつも来る時連絡くれるのに』
    『いや、うん。ちょっと直前でバタバタしててさ』
    『そうなんだ』
    それでもきてくれた事が嬉しくて仕方ない


    『うん、ごめんね突然きて』
    『気にするななのだ。犬ならいつでも大歓迎なのだ』


    『それはありがとう』
    『ところでゆきんこ今日は俺1人じゃないんだけどいいかな』
    『ん?』


    不思議がる雪をよそに扉が再び開く
    ガラガラ










    『『『ゆきんこー!』』』
    『?!』
    現れて人物を見た瞬間涙が浮かぶ








    『なん…なんで…みんな…』
    『ほらー泣いちゃった』
    『だから言ったじゃろう泣くって』
    『賭けは俺らの勝ちですね』


    泣いてる雪を抱きしめるのはナリエル
    それにまほ先輩も上から抱きしめる
    懐かしい匂いを嗅いで口角が上がる


    再び周りを見渡す雪
    まほ、ナリエル、えいむ、CPU、天草、エス
    懐かしい顔ぶれがそこにあった


    『皆、元気にしてましたかなのだ』
    『してたしてた、俺ら早番組でさ、暇だねーって話しててさ』
    『そうそう、そしたら白井さんが飛行機のメンテナンスしててさ』
    『僕が提案したんですよ。この飛行機で雪さんのとこ行きませんかって♪』
    天草、エスに続き、得意気にえいむがしゃべる


    『それで無線で天草が言ったんだ。今から白井さんの飛行機でゆきんこに会いに弾丸ツアー行くけど行ける人ーって』
    『それでまほとわしも参戦したわけじゃ』
    『会いたかったよ雪ちゃん』
    2人はぎゅーっと抱きしめる手を強める
    嬉しくて抱きしめ返す


    『ボクもいるよ雪。』
    そう言って目の前に立つCPU
    抱きしめてた2人が離れて開けた視界


    ふと両手を広げてCPUを見上げる
    『…?抱き上げて欲しいの?』
    そう言って抱き上げる
    わわっと驚きつつも機械の彼は逞しい


    『CPU、雪さんはハグしたかったんだと思うよ。感動の再会のハグ〜』
    そう言ってCPUごと雪を抱きしめるえいむ
    『お前には頼んでないのだっ』
    そう言って嫌がりつつも楽しそうな雪
    周りの先輩たちも自然と笑顔になった

    『ゆきんこちゃん、俺らもしとく?』
    そう言うのは天草
    『なっ、すぐそーやって蒼君はからかうんだから』
    『天草、セクハラすんな』
    まほとエスが止めようとする


    『したいのだ!皆に会えたのを実感したいのだ!』
    そう言われれば拒否できない
    ふざけて言ったつもりの天草も嬉しさを噛み殺す
    『よし、CPUゆきんこちゃんを降ろせ』


    ゆっくり降ろされた雪を天草が抱き上げる
    『天草、無理するな、雪を落とすなよ』
    慌てるナリエル
    他のメンバーより華奢な印象の天草
    それでもしっかりと安定している


    『これでも色々やってるからね俺。腕力はある方なのよ。』
    『天草先輩格好いいのだ』
    『そうでしょそうでしょ、もっと褒めて』
    ご機嫌の天草と喜ぶ雪はまるで兄妹


    『ほら、エス先輩も抱きしめないんですかー?』
    えいむにちくちく言われるエス
    『こ、こーいうのは慣れてないんだよ!恥ずかしいだろ』
    慌てるエス
    『エス先輩…恥ずかしいのか…』
    しょんぼりしつつ無理強いはしない雪

    『あー!もうっ!』そう叫んで天草ごと雪を抱きしめる
    『あははっ。エス先輩頑張ったね』
    『うるせー!…ゆきんこ、早く元気になれよー』
    『うん、エス先輩ありがとうございますなのだ』

    その様子を写真や動画に収める白井
    穏やかな時間がしばらく流れていたのだった



    ____

    『さて、そろそろ俺らは帰りますかね』
    そう言ったのは天草
    『そうじゃな、雪の身体に触るしな』
    『雪ちゃんまたね』


    『うん…またねなのだ』
    寂しそうな雪


    『ゆきんこ、今外に出られる体力ある?』
    寂しそうな雪に声を掛ける白井


    『ん?平気なのだ?お見送りか?行くのだ』
    そう言ってサンダルを履き
    皆と一緒に入り口まで降りていく


    待合室は相変わらず混み合っている
    それでも1箇所人の少ない場所がある
    異様なオーラに目をやる
    思わぬ人物に目を見開く



    『ボスー!!』



    ここが病院だということも忘れて叫ぶ
    そして自然と走りボスの元へ
    直前でサンダルが脱げかけて転びそうになる
    皆があっと声をあげるも追いつけてない


    ぎゅっと目をつむり衝撃に備えるも痛みは来なかった


    代わりに逞しい腕に抱かれていた
    『ばか』


    ぶっきらぼうな声に顔をあげる
    無愛想な表情がサングラス越しに見える
    それでも支えてくれる腕は優しくて
    久々のボスに思わず匂いを嗅ぐ雪
    『ボスの匂いだー。本物なのだ』
    『…。』
     
    相変わらずなやりとりに微笑ましく見守るALLINメンバー
    一般の人たちは強面の男と少女、そしてその周りの人達に何事かと遠巻きに見ていた


    『ボス、来てくれてありがとうございますなのだ』
    『ん。別に』
    『へへっ』


    そんななごやかな空気が流れるひととき
    久々に会えて嬉しいメンバー達だった




    _____


    ピッ
    _安城起床


    『あれ?誰もいないのか』
    もう21時だというのに誰もいない
    珍しいなと思いつつ無線で遊びだす安城

    ピッ
    _安城きしょぉぉぉぉぉぉぉぉ
    _みんなーいないのかー?


    『なんだ…しばらく寝てたせいで今日起きてこない理由がわかんないや』
    『まあ、クラフト行くかとりあえず』
    そう思い、支度をはじめる


    ピッ
    _安城
    _え?なしまくん?おはよー
    _おはよう、安城残念だったね
    _え?何々?なんかあったの?


    _お前が起きてこない間にALLINは解散したよ
    _!!?


    『…。』
    ピッ
    _嘘だよw
    _なしまくん!!涙
    呆然とする間もなくネタバラシされた


    _早番組は皆暇だからって雪ちゃんに会いに行ってるよ
    _え?ゆきんこんとこ?
    『行きたかったー…』
    ポツリ誰もいないアジトで漏らすつぶやき


    _安城が全然起きてこないのが悪いよ
    _確かに(苦笑
    _反省して働きなよ
    _はーい

    『くそっ、くそっ、俺の馬鹿!タイミング悪すぎ』
    自虐しつつクラフトに向かう


    『あー…もう、今度白井さんに頼んでDHで会いにいくか』


    それぞれの未来に想いをはせる
    今日も日常が過ぎていく
    ロスサントスの開花は近い
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