足ドンは最高であるね※足ドン
少しだけ未来if
モブの影があります
「あ、」
考えるよりも先に身体が動くのは、考えの足りない馬鹿がやることだと思っている。ここで注意したいのはそんな馬鹿が嫌いという訳では無いということ。だが、それはそうとして、自分がそういう人間だとは思っていなかったので、空閑遊真は戸惑っていた。自分を見上げている男、三雲修と見つめ合う。そして、二人とも何とも言えない表情をしていた。冷や汗を浮かべる修の顔の真隣には遊真の足がある。遊真は、帰宅した修の顔横の壁に蹴りを入れた。驚いて尻もちをついた修に釣られるよう、蹴り上げた足を位置を下げていったのだ。
ガツン!ズルズル、という音がした。その音だけがした。
「あーー……」
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