登場人物花鶏の一族(あとりのいちぞく)
花鶏(あとり)一族とは華やかな鳥の一族であり、山神サクヤ姫の加護が施されている花を模した装飾品を身につけている。
より多くの一族を残すため、一人の主を持たず各国にちらばっている。
花鶏まつめは雷鷄公と呼ばれる雪国を治める君主に仕えているが前は大欅主に仕えていた。
花鶏の一族は特定の主を持たないので同じ花鶏の者でも敵対することが多い。
花鶏の一族を臣下として持つの者は現在、雷鷄公、大欅主、梅鶯姫、赤楝大蛇と確認されている。
山神サクヤ姫の加護は花の装飾品によって効力が違い、過酷な環境でも生きられる呪いがかけてある。
赤楝大蛇(やまおおかがち)は山神サクヤ姫を激しく毛嫌いしているが花鶏は利用できるとして臣下として側に置いているようだ。
雷鷄公(らいけいこう)
年中雪に覆われた樹氷とカラマツ林の国を治めている龍神オガミの血を引くとされる者でかなり謎の多い少年君主。
本来は青年の姿をしていたが、とある大化生との戦いで少年の姿になっており、育てた弟子とその臣下と共に世の情勢を見守りつつ、いつ現れるかもしれない大化生に備えている。
青年君主の時代にはかなり冷酷で外から攻めてくる者達を排除したとされる。
大化生との戦いの影響か、年々魔性の穢れに侵されつつあり、時々発作が起きては臣下に抑えられたりする一面もあるがそれは機密情報であり、知られてはいけない。
白鷺御前と呼ばれる男性を自身の番とし、生涯彼のみを愛すると誓っている。
白鷺御前(はくしゅうごぜん)
嫋やかな微笑みを絶やすことない麗しの美人で雷鷄公の番。とても穏やかな雰囲気を持ち、雷鷄公の家来たちからシラサギ御前様と呼ばれている。
家来たち以外で凍てついた雷鷄公の心を溶かした人物であり、彼との仲はとても良好。
穢れによる発作で暴れる雷鷄公を宥めるのも彼であり、見た目に反して力はそれなりにある。
雷鷄公の弟子たちからは母のような扱いを受けており、白鷺御前もそれを受けていれている。(2023年2/19更新)
花鶏まつめ
花鶏の一族の者で雷鷄公に仕えている、極寒の地で活動できているのは山神サクヤ姫から加護を受けている雪ノ下の花飾りをつけているおかげである。(12/15更新)
梅鶯姫(うめうぐいすひめ)
梅の木と千本の桜を祀っており、山神サクヤ姫が住まうとされるうぐいすの国の姫君、嫋やかで笑顔を絶やさない女性だが強かな一面を持つ。
乱世の三大美女の一人と呼ばれ、国が攻められたときは自身も武器をふるう等、度胸も持っている。
和歌を歌うのが趣味(2023年2/19更新)
大欅主(おおけやきぬし)
けやき林と三つの山からなる国にある巨大な大欅を居城としている豪胆な男。
酒を好み、女を愛し、趣味を嗜んでいる臣下泣かせであり、従者によく怒られている。(12/13更新)
赤楝大蛇(やまおおかがち)
乱世を楽しむ魔王、他者に影響するほどの魔性の力を生まれながらにして宿しており、無理矢理臣下にした者を恐怖や洗脳で支配する悪蛇。かつて雷鷄公の国へ進行し、何度も煮え湯を飲まされている。獲物が向こうから隙を見せたとき、彼はその好機を逃さない。梅花という嫁がいる(12/27更新)
天弓
赤楝大蛇の側に侍る蟒蛇、光によって目の色が変わる瞳をしている。魔性の存在を穿つ剣が自我を持ち姿を変えているらしい。(12/15更新)
山神サクヤ姫
絶世の美女と呼ばれている山と花の女神様、花鶏の一族に加護を与えている神でもある。魔性の穢れが現世に蔓延っている事に嘆いている。
大化生に絶賛攫われているので雷鷄公は赤楝大蛇を牽制しつつ、彼女の行方を捜している。(12/27更新)